ユーリ・ペトロフの視線について

ユーリについてあっちこっち考えています
20
K. @K256tb

ユーリちゃんの目は、感情を隠すための伏し目か、相手を見極める為にじっと見据える目で、自分の感情を発露させるための視線は、お母さんにしか向けていない。母以外に(ルナティックの仮面をつけてはいても)感情をもらしたのはワイルドタイガーだけで、それがとても切ない。

2012-01-28 21:58:07
K. @K256tb

ユーリが病院を訪れたT&Bに「協力は惜しみませんよ」と言ったシーン。バニーの言葉に“視線を上げて”返事したけれど、比較的近い位置にいるバニーと会話するなら視線を下げる場面なのに上目遣い(睨む格好)になっていたのは、必要以上に顎を引いていたことになって、その動作に感情が見える。

2012-01-28 22:03:29
K. @K256tb

顎を「思い切り引いて」睨みつける動作には、強烈な「拒絶」が含まれていて、ルナティックとしての言葉とユーリの感情にちょっとした差異が見受けられます。月先生の言葉は見下したような物言いが多く、偽善は嘲る対象だが「悪」でないのならあえて対立する気はないってスタンスだけれど、

2012-01-28 22:04:27
K. @K256tb

その場合、自分の優位を確信しているなら顎が上がって視線が下がるかと思うのですが、身長差を埋めてまだ視線を上げる必要があるほど顎を引いている。=無意識に急所(首)をカバーしている=自分の内には決して入れない決意のようなものが溢れていて、純粋な対抗心だけではない「恐怖」が垣間見える。

2012-01-28 22:04:54
K. @K256tb

肉体的な危険(戦闘)直後の警戒心や昂ぶりだけでなく、ヒーローの掲げる「正義」を自分の心に入れてはいけない、という潜在的な恐怖があったんじゃないのかと。身長が低ければ、睨みつけていることになるので、純粋な敵対心や対抗心なのかなと思ったのです。

2012-01-28 22:05:38
K. @K256tb

会議中も身長分座高が高くなるはずのユーリの視線が上がっていることが多いのは、感情を隠す為に口元を引き締めているってこともあるかと思いますが、相手を嘲る気持ち以上にそこに見えるのは、自分の現状に対する憤りと、未来に起こる「可能性」を睨みつけているのでは。=マーベリックへの疑惑。

2012-01-28 22:06:02
K. @K256tb

人は未来に起こる可能性事象を想像する時視線は上を向き、過去に起こった事象を分析する時視線は下を向きます。会議中、視線が上を向きがちなユーリの感情としては、実際に起こっている(リアルタイムで過去になっていっている)ヒーロー達の状況やシュテルンビルト市民のことを考えているのではなく、

2012-01-28 22:06:31
K. @K256tb

直接的な事件はヒーローに任せ、状況が完全に有利になった時こそ見せるだろうウロボロスの尻尾を探していたんじゃないかと。ジェイク事件の時もヒーローの心配(と信頼)はしているようでしたが、管理官として本来考えるべきだろう対応策の提案はせず、じっとマベさんを見てた。

2012-01-28 22:06:57
K. @K256tb

市民の安全を守りたいという意識よりも、ウロボロスの炙り出しが重要だった。例えヒーローが敗れて都市が壊滅的な状況になっても、ルナティックが貫くべき正義は何一つ損なわれない。(人の命を守る=正義ではなく、悪を裁く=正義なので)むしろ混沌の中でこそ見つけやすいと感じたのかも。

2012-01-28 22:07:12
K. @K256tb

ルナティックとしては一度カオスになった方が良かった(平時は善人でも環境によって悪人になる、心に悪の種を含む人間が見える)のかもしれなくても、ユーリの人間的な部分で人の命が失われていくことに抵抗があったからこそ、ヒーローを挑発し応援するような感情を持ったのかもしれない。

2012-01-28 22:07:27
K. @K256tb

最終的にはマベさん以上のものを引きずり出し、本体を焼き殺してしまうつもりだったのに、25話でマベさんを焼いたのは最悪な逃げ方を見せたことに感情的になった以外に、尻尾切りにしかならなかった怒りや、本体への宣戦布告の気持ちもあったんじゃないのかと。

2012-01-28 22:07:54
K. @K256tb

バニーとユーリは良く似ているので、ヒーローとダークヒーローのコントラストを出す為、ウロボロスへの憎しみも同等かそれ以上のものを持たせているんじゃないかと思っています。マベさんのことはずっと前から怪しんでいるような視線を送っていたので、もともとそれ以上の目的があったのかもしれない。

2012-01-28 22:09:04