経済が危機に瀕する基本構造
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[1]基軸通貨は世界各国が入手しようとするため、恒常的に需要が逼迫し価値が上がる(今でいえばドル高基調)となる。そのため基軸通貨国の輸出競争力は弱り国内市場ですら安価な輸入品に勝てなくなる。だから、米国は貿易赤字が増え続けるのである。
2012-01-28 23:06:40[2]これまで米国が貿易赤字を抱えてもやってこれたのは対米輸出国が多額のドルを手に入れる→米国債を買う→米国は米国債売却分だけ、新たにFRBに依頼しドルを刷れる…つまり、幾ら貿易赤字が拡大しても輸入を続けられる構造といえる。
2012-01-28 23:07:25[3]対米輸出国側もドル安になると米国の購買力(輸入額)が減り、更に自国で抱えている米国債などドル建て資産が目減りするのでドルを買い支えねばならない。結局、ドルと米国債を諸外国が買い支えることでのみドル基軸通貨体制は維持されているということ。
2012-01-28 23:08:34[4]この諸外国を人質にとったようなドル支配に反発が強まり、中東産油国では決済通貨をドルからユーロに切り替えようという動きがある。イラク戦争の原因もこのドル離れに対する米国の制裁という側面が強いといわれている。現在進められてるイラン経済制裁も然り。
2012-01-28 23:09:09[5]ドルは金(きん)との関係を切り離された不換紙幣だが、石油決済がドル(ドルペッグ)だったため国際決済通貨として地位を保てた。だが、石油産油国の相次ぐドル離れによって基軸通貨体制の崩壊に大きな影響を及ぼすことは避けられない。
2012-01-28 23:09:55[1]貿易赤字と財政赤字を抱える米国は1985年にプラザ合意で先進諸国に圧力を掛けドル安に誘導し、米国の輸出拡大と輸入減少を企む。その一方で国内外の余剰資金が日本の土地や株、債権に流入し異常なバブルとその崩壊で日本買占めが進行した。
2012-01-28 23:10:50[2]更には1997年には北米統一通貨構想が公表され、2004年以降は石油や食糧買占めを行っている。この動きから推測されるのはドル暴落が必然とみた国際金融資本家が資金を現物にスイッチし暴落に備え、更に日本の預貯金など略取した富を背景にした新通貨発行である。
2012-01-28 23:11:45[1]さて、これまでみてきたように、http://t.co/sxePmhPx市場それ自体が身分固定社会下で富を騙し取る手段として発達してきたことを考えれば市場主義の欺瞞性にも納得されるでしょう。また中央銀行制度をベースにした金貸し(国際金融資本家)支配構造が強固なことも確かです。
2012-01-28 23:17:00[2]しかし、市場や金貸し支配が広まった背景にあったのは、数千年前に勃発した人類同士の殺戮に始まる本源性の喪失であり、自我を肯定し他者を脅し或いは騙してでも富を奪わねば生きていけない厳しい生存圧力下にあったからだと思われます。
2012-01-28 23:17:29[3]20世紀に入り、我々は史上初めて飢えを脱し物的欠乏を満たしお金よりも他者の期待に応えることを喜びとするような充足性を求め始めています。こうした意識の転換が進むことでやがてロックフェラーやロスチャイルドなどの金貸し支配を脱することができると期待しています。
2012-01-28 23:18:12