2012年1月29日ツイッター漫画語り『ホーリーランド』

@nowfes 狩られたくないから狩る。自分は街に居ても良い。自分の場所は自分で守る。それがユウの場合は暴力であり物語当初は自分に屈服する街の不良達に言い知れぬ優越感を感じていたみたいな描写ありますけど、あれ共感出きるんですよね #mangagatari

2012-01-29 21:31:59

#mangagatari 格闘技解説で「私」（＝作者自身）語りが入るのも、（結果的に）「リアリティー」の補強に一役買っていましたね。反論などへんｐ予防線だったのでしょうが、「（事実として）○○である」と書くより生々しさを感じたのでした。

2012-01-29 21:32:06

≪「リアル」ではなく「リアリティー」≫。まさにそうですね！ RT @utarou: 「リアル」ではなく「リアリティー」にこだわった所がこの作品の成功の鍵だと思う。… #mangagatari

2012-01-29 21:33:41

ヤンキーの世界「街」は「暴力」「知力」「人望」で地位の決まる世界。そこが彼らのリアル。しかし、表の世界では暴力は犯罪であって力ではない。だから彼らにとっては表の世界はアンリアルなのである。この作品は現代社会の歪にも疑問を投げかけている。 #mangagatari

2012-01-29 21:33:51

@nowfes 単行本の最初に必ず｢甘やかな法と暴力のリアルが混在する場所ホーリーランド｣ってのが正にって感じですね。不良の癖に警察は怖がるｗ退学もｗ #mangagatari

2012-01-29 21:36:28

ただ、「学校」という閉じた空間の中では暴力はその力を今だに誇示している。ユウはその被害者だった。裏の世界で暴力を鍛える事でユウは自信と優越感を得たが、表の世界へ帰るためにはその力を超えるものが必要だった。そこまでちゃんと描いてくれていてホッとしたｗ #mangagatari

2012-01-29 21:38:40

#mangagatari この作品における「街」の位置づけを、「ヤンキー・不良の世界」と見るか、「特殊な居場所」と見るかでも、感じ方・とらえ方が変わってくるのでしょうね。森さんは、この両者のバランスを巧みにとったのだろうと予想しています。

2012-01-29 21:38:48

@nowfes 街には楽しい事もあるけど、辛い事嫌な事もあるよ。って感じでしょうか？それこそユウがシンイチ達と過ごす街には楽しさしかないけれど、ヤンキー狩りとしてのユウに取っては不良達との暴力の場というか #mangagatari

2012-01-29 21:41:34

子供の目から見ると大人の世界には歪があるように感じる。その歪に対する対抗策が「街」なのではないかな。そこへ行かないで「二次元」へいく僕らのような者もいるんだろうけどｗ #mangagatari

2012-01-29 21:41:57

#mangagatari 家庭にも学校にも「居場所」のない（所在ない）ユウが、他人から干渉されない「街」に繰り出すくだり。この「他人に干渉されない居場所」の「心地よさ」の描写がまた「リアル」で、なんともいえない怖さを覚えました。

2012-01-29 21:42:44

よこちゃん @yokoyokotyan

かなり昔に読んだからうろ覚えだけど、結末はもっとハッピーエンドでも良かったんじゃないかと。居場所を求め続けたユウがやっと手に入れたと思ったらまた失くしてしまうというのは悲しい気がしました。 #mangagatari

2012-01-29 21:43:23

ただ、いずれは皆「大人」として表の世界か裏の世界で生きて行かなければいけない。この作品には表立っては出て来なかったけれど、「街」から卒業してヤクザの世界へ行く者もいるだろう。この作品は円満に表の世界へ帰ってゆく人々のみを描いていたのも事実。 #mangagatari

2012-01-29 21:44:21

@nowfes 男は喧嘩すれば仲良くなるをいったという見方も出来ますｗ緑川ショウゴやレスリングの土屋、ユウが最初に戦った本格的な格闘技を修めた柔道の人など仲良くなってますしね。拳を交えて仲良くなるというか #mangagatari

2012-01-29 21:45:15

喧嘩した相手が仲間になるという展開はいかにもジャンプのバトルマンガを読んでいる様で笑ってしまったｗ #mangagatari

2012-01-29 21:46:53

#mangagatari そこに存在しても疎まれない心地よさ→居場所を守るために力（暴力）を手に入れる→存在を認識される→また疎まれるかもしれないという恐怖→感謝されることの心地よさ→存在するだけでありがたがられる

2012-01-29 21:47:42

ユウはどこまで逃げ続け、負け続けの人生だった。「街」の中で立ち向かうことを覚え、自分と向き合い、他者と向き合う力を養った。暴力を通してではあるが、かなり理想的な成長物語が展開されている。このパラドックスがこの作品の魅力なんだろうなぁｗ #mangagatari

2012-01-29 21:50:10

この辺の「突っ込んではいけないポイントを隠そうとしない理屈」ってのが堪らなく好きなんだよなぁ。真理ではないんですよ。この作品の世界でしか通用しない理屈ではあるんだけど、魅力的な物語に乗っかってそれが現れると好きになっちゃうんだよなぁ。 #mangagatari

2012-01-29 21:52:06

#mangagatari 家庭や学校に「居場所」がなく、己の拳という手段でしか「居場所」を守れなかった初期のユウ。それが人に頼られ、頼ることで、「居場所」を守り、自ら「居場所」となりえたユウ。こういう成長物語もあるものなのだなあと感心しました。

2012-01-29 21:53:58

@nowfes とにかく神代ユウに尽きますねホーリーランドは。主人公の作り方としてはかなり上手くいった部類ではないかと。あとはシンイチが初期の山場で不良に襲われ入院しますがここ作者の森さんは当初シンイチ殺すつもりだったらしいです。編集がストップしたと #mangagatari

2012-01-29 21:56:09

これは僕も思いました。もう1つ連想したのは『ロックマン』。ボス戦を終えると、相手の技を学習するあたりからの連想です(笑)。 RT @utarou: 喧嘩した相手が仲間になるという展開はいかにもジャンプのバトルマンガを読んでいる様で笑ってしまったｗ #mangagatari

2012-01-29 21:56:50

「居場所」というのはある程度我を通して勝ち取るものであるのに、ユウは始め勝ち取ることを放棄していた。ユウは暴力という荒療治によって「自分の居場所を勝ち取る」という社会で生きるための基本的な力をなんとか手に入れたが、この力が弱い若者はリアルに多いと思う。 #mangagatari

2012-01-29 21:57:04

@nowfes あそこでシンイチが死んでいたらどう物語が展開していたか考えると怖いんですよね。良い意味でユウの癒やし担当やストッパーになっていきましたからシンイチは #mangagatari

2012-01-29 22:00:59

#mangagatari 『ホーリーダンド』をアクションゲームにしたら面白いだろうなと夢想しました。『熱血硬派くにおくん』か『ファイナルファイト』に「格闘ゲーム」の要素を入れたような感じで。技が多彩すぎて、コマンドを覚えるのが大変そうでうが(笑)。

2012-01-29 22:01:20

作者は「ヤンキーの暴力」というショッキングなテーマを使って、この作品を読む読者達に「自分の居場所は自分の力で勝ち取れ」と教えたかったんじゃないだろうか？これくらいオーバーに表現しないとユウの様に戦いを放棄してしまう人が多いと作者は感じているのかも。 #mangagatari

2012-01-29 22:01:36