第5回九州社協職員合同研究会議『災害と社協』第1部「支援に行ったスタッフと現地スタッフの振り返り」
- alpinepirozhki
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田島さん:1週間は本当にあっという間。これをやってよかったのかな、というよりもっとやりたい、やり残した感が大きかった。1つの班を1週間かけてやっと覚えるが、ほかの班のことも知りたかった。九州から行っているだけに、吸収したかった。(しばらくして拍手!) #5thkyushakyo
2012-02-04 14:26:16田島さん:できれば2週間行きたかった。最初の1週間はボランティアと現場に一緒に入って地域の状況を知ったりボランティアと顔なじみになったりしてからVC運営ができたらよかったのではと思った。どうしてもお客さん的になってしまたことがあった気がする。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:27:19田島さん:新上五島町、地震も津波も経験がない。石油備蓄基地があるが、例えばそれが爆発してしまったら五島のきれいな海が汚れてしまう。それも災害だが、災害といえば地震と津波、というのが刷り込まれてしまった気がする。自分の町の災害も考えたい。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:29:35新上五島町社協田島さん「(『笑い』の話を受けて)むしろ「何かの役に立ちたい」と思っていた。やり残した気持ちのほうが強い。九州からきたので吸収したかった(笑)。2週間くらい居たかった。お客様的な部分がなかったか」 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:29:44新上五島町社協田島さん「地元は地震や津波のない所だけど台風はあるし石油基地から石油が流出したら。地元の災害を考えなくては。住民の災害に対する意識の差を考えていきたい」 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:31:02阿部さん:阪神のときと比べて2つの大きな違いがある。2つのまだら。1つは被害の状況。地震があり、津波がきて、原子力災害があった。これまでのようにレスキュー、復興、と進んでいかない。同じいわき市の中でもばらばら。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:36:14中央共募阿部さん「これまでの災害との違い。被害の規模。地震と津波。緊急支援→生活支援→復興支援という流れが地域によって「まだら」に。公助と共助の間の明確な線引きがなかった。行政の手が回らないとい混乱。公助と共助の線をもう一度検証を」 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:39:07阿部さん:もう1つは関係者、家族の犠牲が本当に大きかった。公助、共助、自助ということがあるが、公助と共助の間がなくなった。避難所の中にはライフラインが戻り始めてからも行政から3食届かなかったところがたくさんあった。行政も手が回らなかった。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:37:42阿部さん:海外に本部があるNGOが豊富な資金力で支援を行った。本来行政がやらなくてはならない部分をかなり肩代わりした。こうなると次の災害のときに公助と共助の一線をどう戻すか。これを検証しなくてはならない。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:39:01阿部さん:例えばボラサポにも「仮設住宅に網戸をつけたいので助成金がほしい」という申請があった。でも仮設住宅の設置者は誰か?行政。そうしたことがかなりゆらいだ。もう一つ、ブロック派遣でみなさんが行ったときの交通費が今回税金で出たと思う。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:40:33阿部さん:しかしなぜ社協だけだったのか?次に大きな災害があったときにも税金から出すのか?企業からの寄付を充てることはできないのか?そうした見方も生まれていると思う。そのことも考えていきたいと思う。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:41:20竹田市社協水野さん「社協はそれぞれ担当の部署のことしか見えていない?社協の中ですること、行政と一緒にすること、地域と一緒にすること。災害VCも一緒。それぞれのセクションがあるが、向いているところは一緒」 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:46:35竹田市社協水野さん「社協「だけ」でやってないか。受け入れる側も送り出す側も。今関わっている業務も大事。知っていただきたい情報もある。被災地社協ではお金がどんどん出ていく。本当に出していいか心配になる。災害の時のお金の出し方等ルールの必要性」 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:51:28竹田市社協水野さん「一番大切なことは「情報」と思っている。まず情報を取る。そして送り出すこと。地域の人からお金をもらうにしても、自分たちのやっていることを説明できなくては」 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:52:24水野さん:社協の組織にはいろいろな部署がある。自分の組織だけしか見ていないところもある。本来は社協という組織がいろいろな団体との連合体として話をしながら自分の町を作っていくということが必要。災害VCも実はそう。総務班、マッチング班、いろいろある。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:44:12水野さん:でもみんな被災した人たちの生活をよくする、というところで同じ目的を持っているはず。でもそこが見えなくなっているところもあったかもしれない。周りのことにも目を配らなくてはならない。国、行政、地域の人。すべてを見ること。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:45:21水野さん:なぜこの会場にボランティアやNPOの人がいないのかという阿部さんの指摘。社協はなんでも自分たちでやろうとしてしまうことがあると思う。草野さんは300日働いた、と。でも休んでほしいという思いで外部から支援に行っていた。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:46:20水野さん:派遣する側も「あなたがいない2週間は大変だけど、それは自分たちでカバーするから」という認識があることがすごく大切だと思う。今関わっている仕事以外のことでも知っておいたらいいことはたくさんある。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:48:19水野さん:新地町に入ったとき局長さんが一番頭を悩ませていたのはお金のこと。災害の現場では20万、30万がぽんと出ていく。それを出してもいいのだろうか、という悩み。その社協のルールで「○万円以上の場合は会長決済が必要」となっていたらそれを飛ばせない。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:49:45水野さん:災害時だからいいじゃん、とはならない。準備金で300万円が入ってくるとなっても、その決済をどうしよう、というところで止まることもある。日常から災害時の決済のしくみを考えてルール化しておくことも大事。通常の業務からできることがある。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:51:11草野さん:準備金の話があったが、地震が起きてどうしようもないというときに電話1本、FAX1本で300万円がひとまず振りこまれるしくみ。今必要なことに使ってよい、というものだが麻痺してしまうこともあった。あれは必要なくて、あれは必要だったのでは→ #5thkyushakyo
2012-02-04 14:54:33草野さん:ということが後から考えるとあった。それを客観的な視点でアドバイスしてくれる人がいてくれたらよかった。それがわからなくて何度も申請して、今事務が大変になっているというところもある。 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:55:25いわき市社協草野さん「災害準備金300万円。災害に関するものなら何でもいい。感覚が麻痺する。当事者としてはどう使っていいかわからない部分も。今思えば客観的な目線で助言があれば」→共募阿部さん「ニーズは日々変わる。その時必要なものであれば買って良い」 #5thkyushakyo
2012-02-04 14:56:38