食料安全保障を考える(食料自給率の問題点等)

ブログの更新時の大雑把なまとめの呟きをまとめたもの。 時間軸の通りだと、いきなり定義の話がでてきて面白くないので、 世間的に関心の高い自給率の問題点を冒頭にもってきた。 時間が歪んでいるのはそういう理由です。 更新の都度、こちらにも反映させたい。
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Archer.K @Archer_K

2.米国はFood Securityの文脈の中で日常の食品安全やバイオテロなどへの懸念を示していることから、「食料安全保障」という概念は単純に「飢餓の解消」を意味しているのではなく、主体によってQuantityとQualityとの比重の置き方が異なるだけである。

2012-01-03 21:49:32
Archer.K @Archer_K

3.その意味では、FAOの定義する「Food Security」がまさに「食料安全保障」の概念を説明しているため、以下に引用する(なお、国際機関の認識については次回掲載)。この定義は、一見かけ離れている日本・米国・EUいずれの認識にも当てはまる。

2012-01-03 21:49:43
Archer.K @Archer_K

FAOの定義は長くて呟けないので参照して下さい⇒http://t.co/clmgpw1I World Food Summit Plan of Action の中に定義があります。 [Food security exists when all people・・・]と続く一文です。

2012-01-03 21:52:00
Archer.K @Archer_K

4.つまり、日本だけが「食料安全保障」に異なる定義付けをしているように指摘されることが多いが、定義は共通で、「主体の置かれている状況によって Concernの比重が違う」というごく当たり前の状況の中で、国家としてより影響力を行使できる方法を向いている、というだけなのである。

2012-01-03 21:53:50
Archer.K @Archer_K

最後は少しはしょりすぎた感があるけど、自給・輸入という大きな2つの手段があった時に、この割合が国によって違う。その理由は経済的・地理的な色んな要因がある。国家は主権の及ぶ範囲が限定されているという前提に立つと、自給を志向する、ということ。

2012-01-03 22:00:33