大井浩明・ピアノリサイタル2011 in 芦屋【第2回公演】
-
- いいね！0
山村雅治
@masa_yamr
8月に曲が演奏される塩見さんも、今夜のシュトックハウゼンを聴いてくださった。終了後に「シュトックハウゼン、面白かったわ。大井さんは、いいピアニスト！」と。
2011-07-17 02:05:11
北野辰一 Kitano Shinichi
@takayukitaka
昨夜のシュトックハウゼンを聴いて、日本の戦後詩が思い出された。彼にとっての戦争とはどんなものであり、どう内在化したのであろうか？ いずれにしても、時間について考える哲学者の顔した詩人、シュトックハウゼンでした。
2011-07-17 10:08:44
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
昨日、芦屋の山村サロンで大井浩明さんによる、シュトックハウゼン ｢自然の持続時間 "Naturliche Dauern"」 を聴いた。現代音楽という枠をこえて、創造芸術ならではの世界を体現した、素晴らしいコンサートでした。
2011-07-17 10:17:53
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
シュトックハウゼンの音楽といえば、神秘主義だったりヒッピーみたいだったりとかの雰囲気を垂れ流す、少しいかさまっぽいようなイメージを勝手に持っていましたが、あそこまで懐の深い音楽を書く人だったのか、と。これまで知らずにいたことを恥じるともに、知らせてくれた大井さんには感謝するのみ。
2011-07-17 10:22:16
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
シュトックハウゼン。自らの表現のためにはいつでも自らをすてる用意があった人。あくまで音 Klang によって音楽作品をつくり続けた職人。というのが昨日の作曲家晩年の作品演奏に触れて感じたこと。
2011-07-17 10:28:12
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
題名からして、まず退屈な音楽に違いないから、文庫本を忘れずに、眠たくなったら寝よう。と、はなから決め込んで臨んだ昨日の午後6時。一日24時間、午前0時からはじまって、ときどきはやまったり逆に進んだりという音楽。「そんなものかと思えば、そんなものに聴こえなくもない」と大井さん。
2011-07-17 10:37:38
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
演奏が始まる。現代音楽入門、的な和音がポーンと鳴らされて、題名どおりに自然に持続する。その繰り返し。ほら、思ったとおりだ、退屈だ。文庫本を開けて読む。すぐに眠くなる。寝る。 というところまで5分ほどだったかと。
2011-07-17 10:40:36
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
午前0時からはじまる、といっていたので、ここはもう寝ていいのだろう。という安心感。20分くらいじつによく寝ました。起きたのは4曲目の終わり、｢時計が巻き戻る｣と大井さんが演奏前に言っていたようなところ。少しドキッとさせられた。あとでねじまき鳥を思い出した。読んでいたのかな..
2011-07-17 10:44:45
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
｢次が5曲目です｣と大井さんが言葉を発したのは、楽譜にそういうように書いてあったのかどうか。ピアノの単調な響きから、耳の焦点が引き剥がされて、音を聴こうという姿勢に自然と切り替わった。
2011-07-17 10:48:13
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
5曲目。ピアノで適当にメロディっぽいものを弾くとこんな感じになる、といったものが途切れ途切れに奏される。...これは、夢のことなのかな、と思って、夢のように軽く受け止めた。
2011-07-17 10:49:59
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
6曲目、外は明るいのだけれど、意識は朦朧としている。そんなまどろみ音響が淡々と流れる。ありふれたトレモロなのだけれど、どこが特別なのだか、物凄く心地よく仕上がっている不思議。この時間において、聴いている自分の中にシュトックハウゼンという作曲家の姿が現れ始めた。もう起きる時間だ。
2011-07-17 10:55:02
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
7曲目、鳥が鳴き始める、というでもないけれど、さっきまでとは違って時計が普通に動き始めたことがわかる。もう7時だよ、と目覚まし時計の音が鳴り響く。
2011-07-17 10:56:50
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
8曲目、憂鬱な低音のトレモロ。僕にはよくわからない一日の始まり。でも、とにかく一日は始まった。という、ここからはシュトックハウゼンがありとあらゆる手を使って、といってもごくシンプルに仕上げた音の芸を聴くことになる。
2011-07-17 11:00:00
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
8曲目（8時?）以降は、もう自分が所有している時間の感覚とは違う、全く別の音世界。時々、キース･ジャレットの「ステアケイス」を思い起こす。あのアルバムにも時間に関係ある音楽が入っていた。他にもムソルグスキーや新ウィーン学派、音楽と名のつくものならなんでも入ってきていいという感覚。
2011-07-17 11:02:57
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
懐が深い、というのはつまり、シュトックハウゼンは現代音楽というものにこだわっていないのみならず、自分の音楽、というものにもこだわっていないかに思えるから。現代音楽マニアではない自分でもノーのやクセナキス、武満などの名前から連想できる音がある。シュトックハウゼンにはそれが全く...
2011-07-17 11:07:24
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
書かれた楽譜を元に音を鳴らす。そこにたち上がるものがすなわち自分の音楽であるという、とてつもない自負。それを聴いたひとがそれぞれに想起するものも、ある程度まではあちらの手の内にあるのではないか、とさえ思われる。音楽とは時間の流れであり、時間の流れとはつまりそれぞれの記憶の感覚。
2011-07-17 11:12:04
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
「あなたが聴いたとおりで間違いない｣と、シュトックハウゼンはそれぞれの人の耳元でささやくのだ。すべて音において表現されたものが、いくらほどの体験を内包しているのかという、そら恐ろしい感じにつつまれた3時間のコンサートでした。シュトックハウゼン、恐るべしです。
2011-07-17 11:15:33
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
昔にポリーニがテレビでシュトックハウゼンのピアノ曲の断片を弾いて、「高温部分のここが美しいんだ。伝わりにくいことだけれど。」ということを言っていたけれど、昨日の音楽はそういう刹那的なものとはまた違ったみたい。今後、機会があれば積極的に触れたい作曲家になりました。大井さんに感謝。
2011-07-17 11:22:01
高田伸也 / shinya takada
@pankomedia
書きもらしたこと。後半はドビュッシーをたくさん思い起こしました。自分の記憶の中のドビュッシー。
2011-07-17 11:25:38
XupoakuOu
@XupoakuOu
昨晩打ち上げで某氏からの質問、「ピアノ曲第１番から第１７番までと自然の持続時間の初演までコンプリートしている、ということは、大井さんもシュトックハウゼン『信者』なんですか？」。『信者』というのは、シュトックハウゼンやブーレーズ周りの腰巾着の演奏を、無批判に有難がる節穴連中の事です
2011-07-17 16:16:58
@polyobaqua
世のシュトックハウゼン・フリークの方は昨日芦屋の「自然の持続時間」に引き続いて、今夜東京での「夜の現代音楽講習会 今夜はまるごとシュトックハウゼン」＠三軒茶屋Hell's Bar にいらっしゃるのだろうか。 http://t.co/FqsTRus
2011-07-17 16:41:04