丸山天寿先生の「そんな事を言って良いのか・漫画編2」

前回はこちら 丸山天寿先生の「そんな事を言って良いのか・漫画編」 http://togetter.com/li/252631
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丸山天寿 @tenjumaruyama

さて日曜日のお遊び。前回、漫画のセリフについて書き切れなかったので本日はその続き「そんな事を言って良いのか・漫画編2」。どのくらい続くのか分からない(笑)。重ねてお願い、ファンの方は広い心で笑って許されたい。全ての異論や追加を認めます。→

2012-02-12 08:35:59
丸山天寿 @tenjumaruyama

「決して貴方に同情しませんよ」-「ママのバイオリン」より。ちばてつや先生の初期の名作。大金をめぐって母と生き別れになる女の子には、バイオリンの才能があった。それを見出した音楽家が彼女に宣言する。音楽の才能と私生活が関係ないのは分かるが、同情くらいしてやっても良いと思う。ケチ。→

2012-02-12 08:37:37
丸山天寿 @tenjumaruyama

「いうことを聞かない子はかまってあげられなくてよ。それでいいならかかって来なさい」-「エースをねらえ」より。とうてい学生には見えないお蝶夫人のセリフ(何しろ夫人である)。戦う前から相手を恫喝している。スポーツウーマンにあるまじき行為。彼女以外の人間が言ったら捕まってしまう。→

2012-02-12 08:39:24
丸山天寿 @tenjumaruyama

心優しい正義のロボット「鉄腕アトム」も時により、心ない言葉を吐いている。捕まえろ、と命じられて「でも、こんな奴半死半生のめにあわせなきゃ改心しませんよ」。ロボツトの友達に翼が生えると「寄って来るなよ。気持ちが悪いや」。これらを探して見るのも、手塚先生の漫画観賞の楽しみの一つ。→

2012-02-12 08:42:06
丸山天寿 @tenjumaruyama

「食事は人間の理性的判断を狂わせる事があるのです」-「包丁人味平」より。格闘料理漫画の草分け。とにかく登場人物は常に戦っている。このセリフは一流ホテルの団コック長。何と三百の空室を作るために宿泊客に妙な物を食わせて追い出す荒技。成功するが、本末転倒。料理人が言ってはなるまい。→

2012-02-12 08:43:31
丸山天寿 @tenjumaruyama

「賠償金を払え」-「編集王」より。もう連載を続けたくないと訴える新人マンガ家に冷たく宣言する編集長。酷い、本当なのか。これは物語の中だけの言葉と信じたい。それに対して部下の編集員が言うセリフが素敵。「俺は編集長と仕事してるんじゃない。マンガと、、作家さん達と仕事してるんです」→

2012-02-12 08:44:59
丸山天寿 @tenjumaruyama

「こやつをぶじに日本につれて帰りたいものだ」-「ジャイアントロボ」より。世界征服を狙う(らしい)組織と国連の争いに巻き込まれた草間少年。事故で壊滅した秘密基地の中でロボットを見つける。そしてこのセリフ。待て。それはあんたの物じゃない。昔は納得していたが、これは窃盗ではあるまいか→

2012-02-12 08:46:24
丸山天寿 @tenjumaruyama

「革命というのは野球を通じてもできるんじゃねぇのか」-「アストロ球団」より。死にかけたバロン森のセリフ。知らなかったなぁ。確かに彼らのは野球というより格闘技に近かったが革命を起こそうとしていたのか。もしそうだとするとホークスは革命に敗れたに違いない。投手(党首)がいなくなったぞ→

2012-02-12 08:48:39
丸山天寿 @tenjumaruyama

「もう青春なんかいらん。終われ!」-「巨人の星」より。御存じ飛雄馬のセリフ。最愛の人、美奈が死の宣告を受けている事を知って叫ぶ。彼にしか言えない言葉だ。感動する。彼は青春に命令を出せる程偉いのだ。そうすると、世の中で一番偉いのは星一徹と言う事になるな。日本を何とかしてくれ。了

2012-02-12 08:50:45