セレンディピティな感じ

kazukazu721 @kazukazu721

昨日、利き酒会の会場で、数十年振りに幼稚園から中学までの幼馴染みに会った。何年経っても、古い友人というのはすぐに打ち解けるもので、結構、久しぶりの邂逅に酒も手伝い話込んだ、その折に面白い話が出た。それはテレビゲームに関しての話だ。続く

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当時僕は父親の仕事の関係で最新の電子機器を手に入れられる環境にあった。なので、まだ一般にはあまりなじみのないゲーム機も多く所有していた。何の機種かは正直僕は分からないのだが、多分エポック社のテレビテニスかスーパーカセットビジョン辺りだと思う。その旧友はその思い出を語りだした。

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当時、その旧友は僕のそのゲームをやりたくて頻繁に僕に家に遊びに来て、更にそのゲームをその旧友の家に持ち込んで遊んでいたらしい。正直僕はその後もゲームを沢山所有していたので（そういうやつはクラスに１人か２人ぐらい必ずいた）いつも僕の家はそんな状態だったので余りよく覚えていない。続く

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しかし、旧友にとってはそのゲームの思い出は非常に印象深いものであったらしく、その思い出の残滓が彼の胸に残り、大学院まで進み現在はシステム開発の仕事に就いているという。僕は非常にセレンディピティを感じた。日本酒の利き酒会に向かい、いつもの利き酒師の仲間と呑むだけが目的だった…続く

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はずなのに、思いがけない邂逅と発見があった。それは当たり前の事だが、僕が認知していない事柄でも、他者にとってはものすごく影響のある事もあるという事だ。僕にとっては日常のワンシーンでも友人にとっては人生の幼い頃の大切な思い出の一つであると共に彼の職業の出発点でもあったという事…続く

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である。きっとこのツイッターでの一言も僕の何気ない一言が、その人には励みになったり、むかついたり、楽しんだり、悲しんだりして頂く可能性があるという事である。まさにセレンディピティな感じを味わい、僕はその友人と非常に旨い酒が呑めた。いい日になったなぁ。