@moonight0430 プロデューサーとアイドルの関係はおそらくそれがアイドルマスターという軸だからいいと思うんですよ。そこが765偏重に感じる所以かも
2012-02-15 13:25:15@chekisora 765内ユニットだったけど竜宮小町は自分がプロデュースできないから駄目だったわけですし。逆にその関係性がアイマスの限界なのかな。バンナムはそこを切り崩して発展させたかったけど一番大事だったので信用を喪う一方だったみたいな。
2012-02-15 13:30:36@moonight0430 東方やボカロは本質を捨ててないように見えるけど、アイマスはプロデューサーの扱いに苦労してそうですよね
2012-02-15 13:33:25@chekisora 東方は幻想郷が765プロみたいな場なのかな? 月とか色々ありそうだけど基本は幻想郷に組み入れないと駄目っぽい気がするからアイマスと似てる気も。ボカロだけじゃないかな本質を捨てるとか気にしないで済むのって。
2012-02-15 13:36:23ここからcyaan19sさんのアイマス論
@chekisora ここ数日、とても興味深い考察を拝読させていただきました。私はいわゆるアイマスの内にいる人間ですが、色々勉強になりました。私としてもこの件に関しては考えるところがあるため、自分のついーとで論じさせていただきます。一応論じる前に断りをと思い返信させて頂きました。
2012-02-15 15:59:38確かにアイマスは、765プロを中心に描いています。中心ではないDSでも、765プロメンバーが関わってくることは否定しがたく、765プロ以外のキャラがコンテンツ内で周縁に位置しているという指摘も、鋭い洞察だと思います。しかし、765プロの「偏重」の本質はけだし以下にあります。>RT
2012-02-15 16:05:12アイマスにおいては、事務所ごとにカラーがあります。これは企業理念やお国柄とも似ていて、各事務所に固有のものです。何とでも言えますが、765プロの場合は「きずな」、「関係性」、961プロの場合は「勝利」、「孤高」、876プロの場合は「夢」、「主体性」であると言えます。#imas
2012-02-15 16:08:10現にアケや無印は、Pとアイドルの関係性を描いており、ここに「きずな」が顕現しています。他方、SPや2をやれば分かりますが、961はむしろそれを否定し、「孤高」の「王者」であることに拘ります。Pはいません。この対立図式を特に描いたのがSPでしたね。#imas
2012-02-15 16:15:10また876もPがいません。代わりに、アイドル自身の主体性や夢が前面に押し出されています。これは765アイドルにはありませんでした。そもそも、彼女たちの目的はアイドルランクを上げるごとに達成されるとは限りません。例えば真が象徴的です。夢よりもPとの関係性です。#imas
2012-02-15 16:17:25しかしDSは「夢」を掴んでいく主体的アイドル像をきっちり描いています。Pの指導を受けず、ほぼ自分でマネジメントを行わなければなりません。そして各々、トップアイドルになると同時に、大きな「夢」を掴みます。それがDSであり876です。無印などの路線とは明らかに違います。#imas
2012-02-15 16:19:53今の言葉に対して、絵理にはPがいたとの反論が可能でしょう。しかし、絵理は尾崎さんがトラウマ発症することで、Pされる立場から、尾崎さんにコミットする、尾崎さんをPする立場に実質上変わるためために、やはり「主体性」が重視されています。明確な差異を見出せましょう。#imas
2012-02-15 16:22:06しかし、それでいて876に765的な「きずな」が欠けているかというと、そんなことはありません。何故でしょうか。ここで765プロの妹的立場が生きてくるわけです。876は765との関わりにおいて、「きずな」も標榜する事務所となるのです。Pの代わりの関係が作中で補完されます。#imas
2012-02-15 16:24:45ゆえに、ここまでで分かるように、765プロ偏重があるとすれば、それは本質的には「きずな」、「関係性」偏重です。しかし、765の象徴する「きずな」、「関係性」も一義的に捉えることは誤謬の元となります。それは作品ごとに、根本を変えずに大きく変化してきたからです。#imas
2012-02-15 16:28:04アケ、無印の時点で、それはPとアイドルとの関係性でした。しかし、『団結』が出て、L4Uが出て、次第に変化します。アイドル同士の関係やファンとの関係も、「きずな」や「関係性」の中に含まれていくのです。「関係性」は拡大し、後の作品に繋がっていきます。まずは、2です。#imas
2012-02-15 16:30:452は、他に目立つところが多すぎて見過ごされがちですが、SPやDSの経験を踏まえて、アイドル同士、それも765プロのアイドル同士の関係を描こうとした、ほとんど初の作品です。ゲームの制度上の変化や、心苦しいですが、竜宮小町の独立はその方向へのシフトと考えられます。#imas
2012-02-15 16:34:55しかし、ゲームではPとアイドルの関係があくまで主体であり、2で幾分かシフトしたと言えども、やはりPとアイドルの関係が中心でした。しかし、アイドル同士の関係性をより重視し、さらに関係性を拡大したアニマスが後に続きます。そこでは、もはやPとアイドルは関係の一要素でしかない。#imas
2012-02-15 16:37:49@cyaan19s 関係性から離れた作品で別方向へ踏み出せたかも知れないDSはリアルタイムでは大々不評でしたよね…… あそこで新たな可能性の芽の粗方が摘み取られた感あり。
2012-02-15 16:38:01以上のように公式のシフトの方向は、765プロの中でも、とりわけいわゆる「団結」の方向だったわけです。「きずな」や「関係性」の拡大へと進んでいきました。ここが一つの改革の軸だったわけです。しかしモバマスはよく指摘されているように、原理的なPとアイドルの関係に絞っています。#imas
2012-02-15 16:40:26これはアケ、無印、L4U、SP、DS、2、アニメの流れからは確かに一線を画します。Pとアイドルの関係に絞り、他方でアイドルの幅を広げているからです。しかし、依然「関係性」を描いていく方針は不変であるため、当然そこに765プロアイドルは入ってきます。#imas
2012-02-15 16:43:36しかし、アニメという広範な「関係性」の極致があった以上、それをゲームで超えるのはなかなかに難しいかもしれません。その場合は、モバマスのように「多様性」へと走る場合があります。この場合、765プロは維持されません。全く新しいアイドル、事務所へと移行するでしょう。#imas
2012-02-15 16:51:39しかし、以上の二つは極端な例です。最も現実的なのは、「関係性」と「多様性」の折衷案。すなわち、DSやモバマスのように、765プロのアイドルも内に含みながら、新しいアイドルを提示していくやり方です。これまでの変革を鑑みる限り、よほどの壊し屋がいなければ一新は難しいかと。#imas
2012-02-15 16:54:35結論として、確かに765プロ重視はアニメまであったと見ることが出来ます。しかし、その本質はアイマスの「関係性」重視にあります。「多様性」の方向へ一先ず舵を切ったモバマスから、どちらへ進むかは分かりませんが、DSやモバマスのような二軸の折衷的作品が生まれるかも。#imas
2012-02-15 16:59:07