クイック・ジャパン記念100号とフィーチャー記事「AKB0048 いまを肯定したい君へ」について、ライター・さやわか氏のツイート
QJのAKB0048特集は大月俊倫さんの「AKB48は資本主義のリアリズム」発言とか岡田麿里さんの爆乳三国志好き発言などすごくいいお話を聞けたのがよかった。あとやっぱ歌舞伎からのインスパイアなど http://t.co/FveUmBQZ
2012-02-17 00:04:09あーあとQJは、秋元康さんがインタビューで岡田麿里さんを絶賛していたのもかなりすげえうれしかった http://t.co/FveUmBQZ
2012-02-17 00:09:25普段あんまり書かない話だけどAKB0048の特集がクイックジャパンの100号目で、そのライターをやらせていただいたのはさすがに個人的な感慨がある。僕はQJを0号から読んでいて、この本がどういう始まりで、時代とともにどう移り変わったのかいちおう知っているつもりなので。(続く
2012-02-17 03:25:29QJはいろんな意味でサブカル誌の代表格とされる。いろんな意味ってのは、サブカルぶってスカしてるだの、「俺の好きなサブカル」の本だったのにそうじゃなくなっただの、サブカル中年を慰撫してるだの言われる事もあるって話で、要するに人によって全く正反対の評価がされるんで、わりと笑える(続く
2012-02-17 03:26:58なぜ面白いかというと、そうやって異なる評価がされてしまうのは、サブカルチャーということに対して抱かれるイメージは実は時代ごとにバラバラで、しかもそのイメージで「今の」QJが語られるからだ。いわばこの雑誌がサブカルチャーという言葉の意味が拡散していく時代を過ごしたせいなのだ(続く
2012-02-17 03:28:22分散するうちに、サブカルチャーが安易にカウンターカルチャーと同一視される時代も、おしゃれとして扱われる時代も、オタクの仮想敵にされる時代も終わって、今や単にポップカルチャー全体がサブカルチャーになっているように思う。それって「サブ」が消失して「普通」になったってことだけど(続く
2012-02-17 03:29:57だから前号99号のアニメ特集は「アニメはリアルだ、アニメは普通だ」というテーマだった。「アニメが今キてます」「カウンター的にすごいです」というのは絶対ダメだった。「別にアニメって普通に見てるよね」とQJに書いてあるのが「サブカルチャー」の変化の象徴としてありえるかなと思った(続く
2012-02-17 03:31:09「全部すごいし全部普通だ」って言ってしまうのは超コンサバティブぽくもあるけど、それがサブカル誌に書いてあることによって逆説的にラディカルになっている。しかしそれは言い換えるとやっぱポストモダン的な横並び感まで来ているというか、つまりそれってもう、最後の一言なのだ(続く
2012-02-17 03:33:31だからその99号のアニメ特集が僕には100号の前段として読めた。で100号目でQJはアニメとアイドルの融合されたものをやって、それを臨界点に一つ時代を閉じ、101号でがらっとリニューアルするようだ。それは個人的に納得できる流れがあって、そこに立ち会えたのは感慨深いというわけ(続く
2012-02-17 03:36:15まあ個人的な考えだけど。ついでに書くとAKB0048特集の冒頭にある「2.5次元の戦場」というのは、もちろん大月さんが言ったから書いたし、2.5次元という言葉は近年よく聞かれるものだが、タイトルとしては岡崎京子の「平坦な戦場」より後という時代性も意識したつもり(まじおわり
2012-02-17 03:41:57@someru QJ100号読みましたー。実はあまり期待してなかったんですが、AKB0048の特集読んで楽しみになりました!空想少女学論考もももクロインタビューもしっかりきっちり終わってしまったのは寂しいですが、次はどんなのあるのかなーとリニューアルを楽しみに待ってます!
2012-02-17 03:53:18@yagi_pon どうもありがとうございます!アニメはみんなが予想しているのよりずっと面白そうに思いましたし、少なくとも間違いなく本気の熱意で作っていると思いました。リニューアル後も書かせてもらうことがあればがんばります……!
2012-02-17 11:52:53@yakisobadorobou 良くも悪くもあの本はかつて存在した自意識の肥大した「サブカル」像を読み込まれて語られ続けているんですよね。それがもう成り立っていないからこそAKBとかアニメを特集するのでしょうが、それに気づいていない人たちはたぶん既に読者ではないのでしょうね
2012-02-17 15:16:06