ガンダムは学園モノでゼノグラはアイドルモノ(当たり前だが)という話
@kaolu4s @miruna そしてそのようなガンダム理解が徹頭徹尾、刹那の個人的な神秘的体験に由来するものであるかぎり、理屈では把握できないモノです。私とは違って声オタであるmirunaさんがこう→表明したように。 https://t.co/S4DQLa4e
2012-02-17 07:18:56ついでに言うと、ダブルオーライザーがガンダムでないのは、刹那自身が既にガンダムなので刹那の乗るモビルスーツがガンダムである必要はないからです。そして逆説的に、それによって「刹那のダブルオーライザー」は真実、ガンダムで有り得ます。
2012-02-17 07:24:42逆襲のシャアで、アムロ・レイがいったいなぜそこまであの腐りきった宇宙世紀の地球を守りたかったのか。そしてそのアムロの声を引き継いたリボンズ・アルマークが、「アムロ・レイ」という個人の性質を失ったことでどのようなモノになったのか。ここに純粋種とガンダムの違いが現れているはずです。
2012-02-17 07:30:27mirunaさんの言いたかったこととは違うかもしれませんが(勝手に引き合いに出して申し訳ありません)、これがOOガンダムという作品に対する俺の考えです。「ガンダムとは何か」を徹底的に追求するという。
2012-02-17 07:35:41あと以前にも言いましたが、劇場版の、昏睡している刹那が地球圏に遍在して人々の苦しみを見つめるシーンはlainみたいだな、と思いました。普通に作中の論理だけで導き出せる構図なのではっきりオマージュとまでは言い切れませんが。
2012-02-17 07:49:05@endlessfamine @miruna 刹那の立場からはそれでいいんだけど、じゃあ作品全体としてはどうなん、てことよ。イオリアの理想であるイノベイターと刹那の理想であるガンダムの二つの観念はどのように関係するのか。
2012-02-17 11:52:15@endlessfamine @miruna 純粋種であることとガンダムであることは干渉しあわなかったような気がどうもするんだよね。ガンダムであろうがなかろうが純粋種だし純粋種であろうがなかろうがガンダム。ガンダムになる、という主人公の情熱が黒幕の敷いた絵図面を超えてねえなと。
2012-02-17 11:57:47@kaolu4s @miruna おさまりのよすぎる話なのは同意です。ですがその黒幕はとうに死んでるんです。ララァ・スンを引くまでもなく、死者は超えようがない(超える超えないという問題圏にない)。ガンダムという遺産、古谷徹という亡霊とどう向き合うかという話だと捉えています。
2012-02-17 12:31:59@kaolu4s @miruna あの西暦世界において、黒幕の敷いた絵図面はもう完全な前提なんです。超える超えないではない。疑うことすら意味がない。なぜならそれは単なる空虚で純粋なマクガフィンだから。そしてマクガフィンであるというまさにその点において、ガンダムと純粋種は一致する。
2012-02-17 12:34:15@kaolu4s @miruna おさまりがよくならなければならないのです。∀に埋葬される黒歴史でしかないことをとうに内面化しきった、ガンダムに帰依する者たちにとっては。すこしは白に近い黒歴史もあったんだ、ということを、ガンダムの、西暦の歴史のなかに残さなければならない。
2012-02-17 12:36:37@kaolu4s @miruna 現代においてガンダムであるということは何を意味するのか。その命題を真摯に追求したスタッフの出した結論が、刹那という争いを止めるガンダムであるのならば、俺はそれを肯定したいです。たとえそれがいかに平板な物語であろうとも、真摯であるかぎりにおいて。
2012-02-17 12:39:59@endlessfamine @miruna 真摯なのはそうだろうがもうちょっと退屈でなくできなかったのかよ、と俺は思ってしまうけどね。
2012-02-17 13:14:29@kaolu4s @miruna 劇場版のラストにおけるイオリアと古谷徹の対話に何がしかの意味を見出すとすれば、おそらくこういうことになるはずです。あれは作中の物語に意味を回収できない、いってみれば余計なシーンです。それでもスタッフはあの場面を入れた。意味があるはずなのです。
2012-02-17 12:50:05@kaolu4s @miruna ガンダムXにおいて、D.O.M.E.の声に古谷徹を採用することがスタッフのあいだで検討されていたといいます。でもそれは結局実現しなかった。誰かが、古谷徹との、ニュータイプという幻想との決着をつけなければならなかった。OOはそれを成せたと考えます。
2012-02-17 12:54:14@endlessfamine @miruna んー、そこでララァというのはどうなのか。絵図面を書いた奴が生きてようが死んでようが計画ってのは生き続けるし、提唱者の生死とは別に破棄されうる。ララァはその死そのものがひとつの謎であり、であることでアムロとシャアを縛ったわけで。
2012-02-17 13:09:09@kaolu4s @miruna ララァが謎であるように、ガンダムも謎です。アムロとシャアがララァに呪われているように、あの世界は、あの作品はガンダムに呪われているのです。それを否定しようとしたアレハンドロ・コーナーは古谷徹の亡霊に嘲笑され、刹那に斬られて終わった。
2012-02-17 13:20:28@endlessfamine @miruna やっぱりそこでガンダムとイオリアの関係に話は戻ってくるわけだよ。刹那の言うガンダムにイオリアは必要ないはずなのに、イオリアの計画通りだからオーケイです、とされる。
2012-02-17 13:27:25@kaolu4s @miruna あの世界の内部ではイオリアは単なる超天才の善人ですから、実際オーケイでしょう。実装としての純粋さが要求されたので、理念としての純粋さで応えた、というだけの話ですから。くりかえしますが、物語だけのレベルでは平板なのはぜんぜん否定しません。
2012-02-17 13:35:16@kaolu4s @miruna イノベイターすべてが対話できるわけではないのは劇場版のデカルトさんが身をもって証明しています。ダブルオークアンタは、技術はイオリア由来とはいえ、刹那と同じ時間を生きるイアンが建造し、ティエリアが補助するモビルスーツです。これでは不足でしょうか。
2012-02-17 13:43:35@endlessfamine @miruna 単なる超天才の善人て安くね? という。まあ、物語だけのレベルで平板ってことなんだが。作中の諸々の静的な枠組みをぶっ壊す動態として「ガンダム」が立ち現れるような構成はできんかったもんかなーと。
2012-02-17 14:03:10@kaolu4s @miruna それやったら「ガンダム」がOO内部で独自の意味を持ちすぎてしまうので無理、とは言わないまでも相当無理ゲーな気がします。スローネやGN-Xの時点で結構ギリギリですし。
2012-02-17 14:04:40