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金子郁容氏の著書「日本で一番いい学校」と「学校評価」を読んで

新しい公共円卓会議座長の金子郁容さんの講演をお聞きする機会があった。これに関連して、金子さんの著書「日本で一番いい学校―地域連携のイノベーション (http://t.co/yAU8yFqI )と学校評価(http://t.co/qD1UfTkT )を読んだ。
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shinya @shinya_t4

(1)先日、新しい公共円卓会議座長の金子郁容さんの講演をお聞きする機会があった。これに関連して、金子さんの著書「日本で一番いい学校―地域連携のイノベーション (http://t.co/yAU8yFqI )と学校評価(http://t.co/qD1UfTkT )を読んだ。

2012-02-12 23:52:44
shinya @shinya_t4

(2)どちらの著書も現在の教育行政、教育制度における問題点をわかりやすく指摘している。そしてそれらを解決する一つの解として、コミュニティスクールと学校評価という取り組みを紹介していた。どちらも精読した訳ではないが備忘録のためにも感じたことをシェアしておこうと思う。

2012-02-12 23:57:29
shinya @shinya_t4

(3) まず印象に残ったのは、当事者達が形成するコミュニティで問題解決をはかるというコミュニティ・ソリューションを教育行政に取り入れている点。学校運営に地域住民や保護者(コミュニティ)が関わってくコミュニティスクールがそうだが、これによって地域力向上も図るという視点が斬新だった。

2012-02-13 00:05:36
shinya @shinya_t4

(4)金子さんは色々な言葉でもって学校システム、学校教育の問題点を指摘している。自分ではまだまだ整理しきれていないがそれらの問題点をまとめると、①学校現場に十分な権限がないため、学校運営の責任が曖昧。②学校現場に緊張感がない。③閉鎖的で地域や保護者との連携が不十分。ということだ。

2012-02-13 00:16:00
shinya @shinya_t4

(5)特に①について。金子さんは日本の公立学校には学校運営するための権限が不十分なことから、責任をとれない無責任な体制になっていると指摘している。日本の公立小中学校は市町村が設置し管理し管理責任を有するが、校長を含めた教員人事については、都道府県がすべての権限をもっているという。

2012-02-13 00:18:55
shinya @shinya_t4

(6)つまり学校や自治体はその地域の学校で教える教員を選べない。都道府県教育委員会が一方的に配属してきた教員でやるしかない。金子さんはこれが学校設置者や学校長が学校運営の責任をとれない仕組みにし、日本の公立学校システムが無責任体制になっている元凶だと考えていると述べている。

2012-02-13 00:25:40
shinya @shinya_t4

(7)この点についてこんなエピソードが紹介されていた。杉並区で一学期の間に一言も英語を喋らなかった中一の英語教員を当時の山田区長が「二学期中に 交代させるように」と指示した。その時の担当者の反応が「そうですね。やってみます」と曖昧だった事に山田は内心「おかしいな」と思ったという。

2012-02-13 00:26:48
shinya @shinya_t4

(8)当時の山田区長は、区の教育委員会は教員人事について権限を持っていない事を知らなかった。このようにあきらかに不適切な教員がいたとき、その教員を区が交代させる事ができないのである。※この件については杉並区と東京都の間で色々とやりとりした結果、三学期にようやく代用教員がされた。

2012-02-13 00:28:47
shinya @shinya_t4

(9)このように都道府県教育委員会が教員の配置し、学校側は主体的に必要な人材の採用ができない。当たらえられた条件(教員)で学校を運営しなければならない。そのため学校運営の主体性が損なわれてしまっている。つまり権限がないのと同時にその責任もなく無責任な体制となっているのである。

2012-02-13 00:31:50
shinya @shinya_t4

(10)これが日本の公立学校システムの最大の構造的問題である。と金子さんは非常に強く強調しているように感じた。これは「日本で一番いい学校 (http://t.co/hIQB3w0u )」と「学校評価(http://t.co/ldNA3Hzf )」どちらにも共通する印象だった。

2012-02-13 00:32:53
shinya @shinya_t4

(11)②学校現場に緊張感がない。という点について、金子さんはある種の緊張感が生まれる環境を意識的に作り出すことが必要であると述指摘している。そのために全国学力テストの結果を当事者と保護者と共有するためのデータとして利用することや学校評価の必要性を述べている。

2012-02-13 00:42:58
shinya @shinya_t4

(12)この点は非常に同意。指標をつくりデータを取得し公表、共有する。問題があればどのように改善すべきかを検討し、改善策を実施しその結果を見る。そのプロセスの中で、よりより学校にする努力が行われて欲しいと思う。

2012-02-13 00:52:31
shinya @shinya_t4

(13)最後に③閉鎖的で地域や保護者との連携が不十分。という点については、対応するキーワードとして「開かれた学校」を挙げている。これは学校を保護者・地域に「開く」ことと、保護者・地域が学校の活動や運営に参加することの二つの方向があり。前者は情報開示や学校評価などである。

2012-02-13 00:58:13
shinya @shinya_t4

(14)後者がコミュニティ・スクールにて設置される学校運営協議会がそれに当たるだろう。これについては、「日本で一番いい学校」で紹介されていた。この学校協議会の仕組みこそが、学校現場の権限不足、緊張感がない、閉鎖的であることへの解決策であると感じた。

2012-02-13 01:04:48
shinya @shinya_t4

(15)具体的なことをいうと、保護者や地域住民が参加する学校運営協議会は、校長がつくる学校の基本方針を承認する権限がある。そして教員採用について任命権者(人事権をもつ機関-杉並区なら東京都教育委員会)に対して正式に意見を表明することができるのである。

2012-02-13 01:09:49
shinya @shinya_t4

(16)学校運営協議会は校長を含む教員採用に対して意見表明でき、その意見を任命権者が採用しない場合、任命権者はそれについて説明責任があるのである。この仕組みは非常に強力です。とまあここまで書いてあまりに冗長になりすぎました。もう終わります。興味ある方は「日本で一番いい学校」を。

2012-02-13 01:17:39

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