為末大氏の【やめる事のすすめ】についての連続ツイートまとめ
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僕は陸上を続けるという事以外は結構やめまくっている。そういつも言うのだけれど、どうしてもメディアに出るときは”苦しい時を耐え抜いたからこそ出た結果”になってしまう。ハードル転向もハードルに適正を見いだしたと今なら言えるけど、当時は100mに限界を感じての撤退だった。
2012-02-26 00:30:13成功者が語れば、続けるのが大事、やればできる、になるけれど実際には成功するよりたくさんの人が耐えようとして崩れていたりする。そしてメディアでも多く取り上げられるのは成功者の言葉。ほらあの人も言っていると言われて、また限界迄耐える人が出てくる。
2012-02-26 00:31:50日本社会の苦しさは、やめる事がそもそも前提に置かれていない社会の仕組みにあると思う。みんな同じだから、一人やめるのは怖い。逃げるな耐えろと教育されて、いざ社会に出てからさあ自己責任でどうぞと言われても無理だと思う。耐え方は習ってもやめ方を習わない。
2012-02-26 00:33:40継続は力なりは常に撤退を頭に入れている時に効力を発揮する。只ひたすらに継続を信じ過ぎると、大体積み重ね以外の発想も出てこないし、周囲にも継続を信望するように迫ってしまう。大きなイノベーションは大体何かの思い込みをやめる事が側面にある。
2012-02-26 00:46:10長い距離なんて走らねえよというジャマイカ人を見て、はじめて長い距離を走らないとだめだという思い込みから放たれた。やめてもいいと言われても、怖いものは怖い。だから少しずつ自分がいる世界の常識とちょっと違う常識を覗いていく事で思い込みから放たれるんだと思う。
2012-02-26 00:37:09本当はもっとたくさんの人がやめるという選択をしていて、トップ選手を見てもやめ上手が多いんだと思う。僕はやめ方についての本を作ってみたくて、実はやめると言う事に関してもっと参考になるロールモデルや、事例があるんじゃないかと思っている。
2012-02-26 00:48:26【まとめ】実際にはやめる事が簡単じゃなくても、でもいざとなったら全部捨ててやめてしまおうという選択肢が頭にあるだけで随分世界が違う。逆説的だけど、本当に大事なものを無くさない為に、やめるという選択肢を常に置いておくべきだと、僕は思う。
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