@nhk_HORIJUNさんによる福島原発事故独立検証委員会の報告書まとめ

堀 潤　Jun Hori @nhk_HORIJUN

【19:20 民間事故調が報告書を公表】原発事故の検証を進めてきた民間の事故調査委員会がきょう政府関係者などからの聞き取りをもとにした報告書を公表。政府の危機管理の課題のほか適切な対応を行えなかった官僚機構や東京電力の問題について指摘。 　http://t.co/v0X6UnHc

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【報告書から①】事故翌日早朝原子力安全委員会の斑目委員長は菅前総理とともにヘリで東電福島第一原発に向かう途中総理から「原発の炉心が溶けたらどうなるのか」という問いに対し「反応で水素がでます。しかし格納容器の中は窒素が充填されていて酸素がないので水素は爆発しません」と答えたという。

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【報告書から②】しかしその8時間後1号機で水素爆発が起きた。菅前総理は斑目委員長に「爆発しないって言ったじゃないですか」と質したが斑目委員長は「あー」と頭を抱えるばかりだったという。総理大臣の斑目委員長への不信感はピークに達し外部の専門家を次々と内閣官房参与として任命していった。

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【報告書から③】斑目委員長は「爆発の映像を見てすぐに水素爆発だと思ったが、その日の朝、総理大臣に水素爆発はないと答えていたこともあり、茫然自失の状態で誰にも言えなかった」と証言している。※現在、報告書の内容について総合テレビ「ニュースウォッチ９」で放送中。

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【報告書④】公表された報告書は「場当たり的、泥縄的だった」という表現で官邸の対応のまずさを厳しく指摘している。これまでの調査委員会のヒアリングで菅前総理大臣ら複数の政治家は「原子力災害対策のマニュアルは頭に入っておらず当初、事務方からの説明もなかった」などと証言したという。

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【報告書から⑤】報告書によると事故が起きてから4日後に対策統合本部が設置されるまで原子力災害時のマニュアルについて菅前総理に対する事務方からの説明は一度もなく官邸ではスタッフが六法全書を持ち出して慌ただしくページをめくりながら基本的な法律を一から確認しているありさまだったという。