教員採用試験の受験者と面接官の意識の違い
教採受験者と教採面接官の意識の違いをよく考えておく必要がある。教採受験者はもちろん自分が合格したいために頑張っているのだが、教採面接官はよりよい人材を採用するために目を凝らしている。その意識の違いを押さえた上で自分を表現し理解してもらうことが肝要。今日はその辺りをツイートしよう、
2012-03-02 12:11:41違いその1.受験者:自分が頑張ればなんとか合格するだろう。 面接官:多くの受験者の中から優秀な人材だけを採用したい。
2012-03-02 12:14:09違いその4. 受験者:子どもに寄り添うような教師になりたい。 面接官:具体的にどのような取り組みや指導を念頭に置いていますか?
2012-03-02 12:20:02違いその5. 受験者:「ありがとう」や「笑顔」を大切にしたい。 面接官:その言葉は毎年何百人から聞くなあ。
2012-03-02 12:21:56違いその6. 受験者:話下手だけど教育への想いは強い。 面接官:コミュニケーション能力がなければそもそも子どもと向き合えないし、授業も生徒指導もできない。
2012-03-02 12:23:57違いその7. 受験者:話は下手でも自分にはコミュニケーション能力があるはずだ。 面接官:話し方だけがコミュニケーション能力の全てではないが、話し方が魅力的なのは教師の基本。これなしでは子どもはついてこない。
2012-03-02 12:26:05違いその8. 受験者:家庭教師のアルバイトで身に付けたことを教師になってから活かしたい。 面接官:家庭教師と学校教育は大きく違う。家庭教師感覚で学校教育をやってもらっては困る。家庭教師と学校教育の相違点を分かっていないのであれば教師に向かない。
2012-03-02 12:29:08違いその9. 受験者:こんなに想いが強いのだから、もう何年も講師をしているのだから、採用してくれるかもしれない。 面接官:採用システムだから少しでも優秀な人の方を採りたい。今年の教採で一番優れている人から順番に採りたい。
2012-03-02 12:31:47違いその10. 受験者:子どもの教育は能力や適性が全てではないから、教採も能力や適性だけでなく、私の個性や想いで採用してもらえるはずだ。 面接官:教員採用はあくまでも社会人の就職選考。まずは適性と能力、そして、教師にふさわしい人間性。単なる個性に給料を払って採用できない。
2012-03-02 12:36:36違いその11. 受験者:こんなに頑張った、頑張っているのだから採用されたい。 面接官:能力、適性、人間性の豊かさの高い人から採用したい。
2012-03-02 12:38:17違いその12. 受験者:自分は学生だから授業力などはまだないが、それは意欲と情熱でカバーする。 面接官:意欲と情熱を具体的に、そして、人間味あふれる話し方で伝えてほしい。意欲と情熱があるというだけでなく、意欲と情熱をなんらかのカタチとして話してほしい。言葉ではなく人を雇うのだから
2012-03-02 12:46:2712の違いを列挙してみた。これらを見るだけで、受験者と面接官の意識の違いが浮き彫りになるだろう。もちろん、どちらが正しいとか間違っているということではない。受験者には受験者の立場と想いがあり、面接官も面接官の立場と想いがある。だが、採用を事実上決める面接官の思考を知ることは重要だ
2012-03-02 12:52:17面接官も受験者の意識を知らないではない。しかし、面接官たちの任務は優秀な人材を採用することなので、任務に忠実な人選を行う。これも当たり前。採用試験では採用側と志望者の心が一致したときに合格となる。心を一致させるためにも面接官の立場や想いを理解し、面接官の心に響く語りを心掛けよう。
2012-03-02 12:56:22