日本マスコミュニケーション学会60周年記念シンポ「震災・原発報道の検証 「3.11」と戦後日本社会」 基調講演 浜田純一(学会会長)「極限における「表現」」
2012-03-03 13:50:02効率のよい情報吟味の手段としては、吟味のコストを情報のハブとなる人物に向け、それぞれの分野ごとに信頼できる人をリストにしておく、というものがあるだろう。不信ベースで情報のハブを吟味し、信頼できると判断したハブ経由の情報は信頼ベースで受け取る。
2012-03-03 13:50:10浜田:さらに極限での民主主義のあり方も問われている。 次に流言について、今は法的規制はない。しかし、今回は総務省、警察から通信事業者に規制を要請した。避難所で留学生の暴動という書き込みの公開を停止されたと報道された。 #jishin #genpatsu
2012-03-03 13:51:26浜田:表現の自由のありようは、社会のありようで、規制されるというのは、受け入れ難い。影響力があれば、規制するのでは、自由の本来の趣旨からはリスキーである。極限を例外としない社会の強さが必用。レジリエントな社会を作る。 #jishin #genpatsu
2012-03-03 13:55:08信頼できる情報源を判断する際には、様々な指標が動員される。通常、もっとも頼りにされる指標は社会的地位だろう。社会的地位の高い人がでたらめな情報を流す蓋然性は低いと判断する。
2012-03-03 13:55:18しかし原発事故後の「原子力ムラ」や「御用学者」言説によって、指標としての社会的地位がいっぺんに動揺した。そこでさまざまな形で信頼できる情報源を選別するための指標探しが活発化する。こう考えると、例の「~話法」論的なものが出てくるのは必然。
2012-03-03 13:57:39浜田:緊急時でも、自由な発言が守られ、誤った言説にも耐えられることが大切である。表現やコミュニケーションの重要性は日常から重要である。 #jishin #genpatsu
2012-03-03 13:57:45東大本郷キャンパスで日本マス・コミュニケーション学会シンポジウム「震災・原発報道の検証」。浜田会長(東大学長)が「極限」を考えることの大切さを説明。メディアや専門家が原発事故を過小評価し、表現を抑制したとの見方を示す。
2012-03-03 14:05:08震災後の報道を考える場合には、事実ベースの報道という軸とは別に、「ケアのジャーナリズム」(林香里)がどのように行われたか/行われなかったか、という観点からも検証する必要がある。つまり、被災者たちに(物理的・心理的に)働きかけるという観点からどうであったか、という視点。
2012-03-03 14:15:21午前中に学会の会議して、そのまま同じ場所のシンポジウム「震災・原発報道の検証」 http://t.co/Mm4nssBP に出る。朝日、日テレ、NYTなどの記者などの話も聞けるチャンスもあるんだが、観衆はどうもシニアの人が大部分だな。
2012-03-03 14:16:07「そしてジャーナリズムを検証するジャーナリズム論も、こういった「ケア」の軸を考慮していく必要があるのでは。」(藤田真文)
2012-03-03 14:16:12藤田真文:「これまでは、平時の権力を監視するジャーナリズムというモデルだったが、危機時におけるジャーナリズムという問題はこれまであまり考えられてきてはおらず、この問題に向き合うと、「ケアのジャーナリズム」という問題が浮かび上がる。」(意訳)
2012-03-03 14:18:29パネルディスカッション 1部 司会: 藤田真文 法政大学 ジャーナリズム論はただの観察者で良いのか。従来は危機管理に踏み出す政府を批判的に監視して来た傾向があった。むしろ、忌避していた。ケアの倫理、視点が必用。 #jishin #genpatsu
2012-03-03 14:18:45藤田真文:「また、危機時において現場にアクセスできない、クリティカルな情報がそもそも入ってこないという場面でのジャーナリズムについて、ジャーナリズム論はちゃんと考えることはしてこなかった。」(意訳)
2012-03-03 14:19:48藤田:メディアも被災した。民放はネット支援や訓練もやって来たが、論じられることも少なかった。 #jishin #genpatsu
2012-03-03 14:20:04日本マスコミュニケーション学会60周年記念シンポ「震災・原発報道の検証 「3.11」と戦後日本社会」パネルディスカッション(第一部)「東日本大震災報道の検証」問題提起者 谷原和憲(日本テレビ)
2012-03-03 14:22:32学会シンポジウムに来て話す「現場の人」がかもし出す、「どことない居心地の悪さ」には共通点がある気がする。
2012-03-03 14:22:52日本テレビ 谷原和憲:26年前入社。ニュースステーションが出来た時で民放のニュースが増えていった時期。テレビと災害報道。「生命を守る」リアルタイムメディアであり緊急地震速報や津波警報。多くの人が見るから「生活を守る」情報。地震国だから、知識の共有化。防災へ。 #jishin
2012-03-03 14:26:03谷原和憲:「被災地があまりに広く、震災後一ヶ月後に訪れた場所でも初めて来た取材陣だったというケースが多かった。」
2012-03-03 14:28:24日本マス・コミュニケーション学会「震災・原発報道の検証」@東京大学なう
2012-03-03 14:28:40谷原:想定通りの特番。人も多い時間帯。前例なしの長さノーCM61時間。 阪神では40時間以下。何日たってもfirst hand 初めてと言われる。津波警報は出しっぱなしはルール。停電していても、やるしかない。車でワンセグテレビを見たという学校の先生もいた。 #jishin
2012-03-03 14:31:19マスコミ学会ってのに来てみた (@ 東京大学 本郷キャンパス (The University of Tokyo Hongo campus) w/ 2 others) http://t.co/51fnTnx1
2012-03-03 14:34:07