夏木陽太郎(GIANT KILLING)考察

夏木というストライカーについて。
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ばにゃん @aconitine_NEO

夏木もストライカーとして常人が踏みとどまる一線を踏み越えたタイプだと思う。「チームのボールだと解った上で」「自分のボールだと思い込める」というのは、単にジーノのように囮役を担うだけではない、囮であり、且つ真打ちの得点源でもある。

2012-03-05 19:45:55
ばにゃん @aconitine_NEO

沢山シュートを打つ人は狙われやすい。これ定石。なぜなら発射源を潰せば打たれるシュートの本数は減る。プレスでしっかり打てるシュートを減らせばミスが増える。結果として本人だけじゃなくチーム全体へのプレッシャーになる。

2012-03-05 19:47:07
ばにゃん @aconitine_NEO

だから真打ちの得点源はシュートを打つ本数を絞ってしっかり決めていくべき。これもまた定石。コイツが打ったら決まるっていうのは相手チームへのプレッシャーになる。例えばジーノのような選手はこういうタイプ。

2012-03-05 19:48:09
ばにゃん @aconitine_NEO

【以後前承】でも夏木は違う。そもそも夏木は本能的に「ゴールを狙えたら狙ってしまう」タイプで、本数などおかまいなしに決まれば嬉しい、決まらないと悔しい今度こそっていうタイプ(11巻12巻参照)

2012-03-05 21:05:25
ばにゃん @aconitine_NEO

こういうタイプのストライカーに、マークやプレスそのものは効果がない。「本能的に狙えたら狙ってしまう」のだから、たとえ一瞬マークが外れただけでも、たとえプレスでシュートコースが狭められていても「打てる」と思ったら打ってしまうから。

2012-03-05 21:06:28
ばにゃん @aconitine_NEO

そしてマークしてもプレスかけても打ってくるストライカーは、逆に相手チームにとって「潰しても潰しても勢いの衰えないストライカー」として脅威的。どんなに潰して打つ本数を減らしても、それでも打てると思ったら狙う。

2012-03-05 21:07:50
ばにゃん @aconitine_NEO

「決めれる」「決める」と思ってシュートを打っていないから、マークが、DFが「潰した」と思った瞬間に空いたコースに「打てる」とさえ思えれば、それがどんなに堅実に運ばれた貴重なボールでも「俺のボール」だと思い込んで打てる。

2012-03-05 21:09:00
ばにゃん @aconitine_NEO

そのことは、勝てない時は「無駄打ち」「体力のロス」にしか見えない。打っても決まらないだろうとしか思えない。でも、打つから打たせないように守らないといけない。それが夏木というタイプのストライカーの「囮」の役割。

2012-03-05 21:09:55
ばにゃん @aconitine_NEO

そして、「潰した」「防いだ」ようにしか見えない競り合いの中でも打てると思ったら打ってしまう度胸のようなもの、自分のボールだと思い込めるシュートへの執着は、時として決まらない筈の際どいシュートを決める。それが夏木というタイプのストライカーの「真打ち」の役割。

2012-03-05 21:11:30
ばにゃん @aconitine_NEO

ジーノのような「打ったら決める」タイプ、赤崎のような「コースが空いたらチームのボールとして捩じ込める」タイプ、そういう「決める時は決める」選手がいるからこそ真価を発揮するタイプの貪欲なストライカー。

2012-03-05 21:13:27
ばにゃん @aconitine_NEO

それがジャイキリという作品の中での夏木の立ち位置で描かれ方だと思う。

2012-03-05 21:13:41
ばにゃん @aconitine_NEO

夏木は「優秀なストライカー」ではないけど「良い選手」だよなぁ。チームメイトに恵まれている点もあるかもしれないけど(ジーノや赤崎がいなかったら無駄打ちでしかない場面は多い)、ジーノや赤崎といったスター選手がいるからこそ輝くタイプの選手。かわいい。

2012-03-05 21:16:13
ばにゃん @aconitine_NEO

@lie_sg__ 作中で「気が乗らないと自分から交代を申し出る」と言われてるので、多分ジーノは総試合時間が凄く短かったのではないかと。そして村越主導の堅守サッカー。カウンターでしか点のとれないサッカーはシュート打つ本数が少ないので9割夏木頼みだったのではないかなぁ、と。

2012-03-05 22:40:47
ばにゃん @aconitine_NEO

針の穴のような際どいコースでも打てそうな気がしたらシュート打たないと気がすまない夏木かわいい。

2012-03-05 22:58:41