「フランス身障者認定」審査過程での「障害者雇用ガイダンス」に参加

身障者認定の申請書を郵送して7ヶ月、初めての召喚がかかったのがこのガイダンス。私自身、個人が申請できるのは「県立障害者の家」だけと聞かされていたので、国の障害者認定の存在を知りませんでした。紛らわしい書き方がありましたらすみません。
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マルヌ河畔緑のリス @24juillet

県立障害者の家(直訳)の「障害者雇用ガイダンス」に参加。新しくて大きな施設ですが、建設途中で表示も少なくまず駅から直行のEVが工事中で階段しかアクセスが無し。施設のトイレは全て車椅子対応でしたが、非常階段で参加者を会場へ誘導。後でEVを見つけましたがトイレの個室のほうが広かった。

2012-03-06 02:21:22
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

①フランスの身障者認定、申請書類を提出してから7ヶ月目に「障害者雇用ガイダンス」に参加した。これは認定の目的のひとつを「障害者枠で就職希望」としていた人にのみ召喚状が来るというもの。40人召喚されて実際に出席したのは20人未満とのこと。欠席すると認定申請は破棄されるというのに。

2012-03-06 06:49:32
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

②障害者雇用ガイダンス、午前は「県立障害者の家」の機能、障害者認定の審査がどのように進むかを説明。審査の過程の一環としてこのガイダンスが存在し、出席者には「障害のある労働者、そのクオリテイの再認識」なるステイタスを認定するとのこと。これはいわゆる「障害者」のカテゴリーとは異なる。

2012-03-06 06:55:31
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

③「障害のある労働者、そのクオリテイの再認識(以下、障害のある労働者)」とは、原因が身体的障害でも内部疾患でも、労働をするのに障害がある人をそのように分類して認定するステイタスである。これに認定されると障害者専用職安の利用が可能になり、同時に職業訓練校等の軽費を援助される。

2012-03-06 07:00:19
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

④「障害のある労働者」認定には仕事上の障害だけでなく日常生活の労作や移動の困難なども考慮される。認定審査を行うコミッションは職安職員、医師、保健省職員など。

2012-03-06 07:05:23
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

⑤そもそも「障害のある労働者」はいわゆる「障害者認定」と異なる。フランスでは国民健康保険の利用履歴から障害者であるとの判断(基準は不明)を受ければ自動的に障害者援助が開始されるとのこと。つまり患者側から申請しなくても明らかに障害がある人には国から種々の制度の利用を薦められるのだ。

2012-03-06 07:11:04
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

⑥国による障害者認定(国保利用歴で判断される)にはならないが、経済的援助を必要とする人がこの「県立障害者の家」に障害者認定を申請するというものらしい。症状や状況の回復と悪化は常に同施設に報告せねばならない。「障害のある労働者」のステイタスの期限は1年で更新可能。

2012-03-06 07:16:52
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

⑦障害者雇用ガイダンスでは個人面談を行い、その結果を先述したコミッションが再審査した上で「障害のある労働者」のみか「県立障害者の家認定障害者」の認定をするか判断する。国の認定は無くとも当団体の認定を受けるだけでかなりの経済的援助が得られるようになる。

2012-03-06 07:23:40
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

⑧「県立障害者の家」で障害者認定された場合の経済的援助は、補助器具購入、家や車の改造、職業訓練校の学費など様々である。

2012-03-06 07:26:41
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

⑨障害者雇用ガイダンスの個人面談は目的別。●職種未決定者対象(障害者専用職安職員)●職業訓練の必要な人対象(心理学者)●特定の職種希望者+障害により職を失いそうな人対象(障害者専用職安職員)●定職があり長期欠勤中の人対象(企業に労働環境の改善を求める法的機関)●その他(職安職員)

2012-03-06 19:03:46
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

⑩障害者雇用ガイダンス個人面談で、つぶしの利かない学歴の私は職種未決定者対象の係官を選択。私が障害者認定に賭けた「障害者専用職安」の事を少しでも知りたかった。医療関係の証明書は全て提出してあるのに疾患を尋ねられたのには唖然としたが、運よく診断書と処方箋は常に身に着けていた。

2012-03-06 19:09:36
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

⑪個人例になるが心疾患(未手術)と難病(日本の特定疾患ではない)、つまり内部疾患でも「障害のある労働者」のステイタスは確実に、そして「県立障害者の家認定の障害者カード」も取得可能だろうとの推測。日常生活に障りのある症状や1日に就労可能な時間数、座位での就労希望についての質問。

2012-03-06 19:20:12
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

⑫個人面談では、現在までの職歴のブラッシュアップに職業訓練校も考えたが、この就職難と年齢的な事を考慮して、今あるスキルで1日も早い就職を希望。しかし係官は職業訓練校を薦めた。噂に聞いていた「障害者は優先入学」は否定。しかし県が学費を負担するとのこと。

2012-03-06 19:28:48
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

⑬企業に労働環境の改善を求める法的機関の係官曰く、就労者は障害を企業に自己申告する義務は無い。障害を理由に辞職を強制されても、欠勤で減給し失業手当が早く欲しくても、絶対に辞職してはいけない。法的に介入して労働環境の改善を求め無理なら解雇扱いで他企業を探す。解雇は法的に守られる。

2012-03-06 19:39:34
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

⑭今回の「障害者雇用ガイダンス」で行われた個人面談の結果をコミッションで最終審査、3週間後に「県立障害者の家認定障害者」に認定されるか否かの最終決定が書面で郵送されるとのこと。乞う、ご期待。

2012-03-06 19:49:59
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

フランスの障害者認定制度。その判断基準が知りたいが、たぶん特定の疾患や重度の障害についてはフランスでは国保利用履歴を通して国が患者の存在を確認し障害者認定を行うという事実。認定医はおろか申請も必要ない。その上、軽度の障害者には自己申請式の自治体(県)単位の認定という受け皿がある。

2012-03-06 20:00:04
マルヌ河畔緑のリス @24juillet

こちら、以前まとめました「フランス障害者認定申請 本人用申請用紙(和訳)」 http://t.co/bZTWaew4

2012-03-06 20:37:23