「大風呂敷」箴言集

山田耕司 @kojikojiyamada

指紋でその人を特定できるそうですが、私は私の指紋が見分けられません。

山田耕司 @kojikojiyamada

手触りが高齢な猫の毛並みのようになっている頭髪。

山田耕司 @kojikojiyamada

蝶は一頭二頭。

山田耕司 @kojikojiyamada

蟹に耳が不要である理由を考えていたら恐くなつてきた。

山田耕司 @kojikojiyamada

＜楽典＞について語ることで＜演奏＞について語ったことにしてしまうのがダメな教師。楽典は楽典として整理し、それで演奏がより面白く感じられるようにするのが頼もしい教師。楽典を語られると眠くなるのがほとんどの生徒。

山田耕司 @kojikojiyamada

ペンギンが飛べないことにいらだつのもやはりペンギン。ゾウアザラシの想うところではない。

山田耕司 @kojikojiyamada

トガリネズミをたべてみたいと演説してみせるオオヤマネコには無くて、「お前を食べたい」とトガリネズミに直接ささやくオオヤマネコに有るもの。

山田耕司 @kojikojiyamada

共感はしなくても、共振することがある。共振は、地続きではないことで、むしろ行為として際立つ。愛憎は地続きを招き、様式は地続きを切断する。

山田耕司 @kojikojiyamada

｢どうしてそれを天秤に乗せるのか。価値を他のものに置き換えなければならないのか。｣｢私の台秤が信用できないからです。｣

山田耕司 @kojikojiyamada

｢どうしてウニにはトゲがあるんだい？｣｢裏返されたくないからだろう｣

山田耕司 @kojikojiyamada

｢ナメクジって気持ち悪いですよね｣｢お前の舌ほどではない｣

山田耕司 @kojikojiyamada

傘をのみ込んだ蛇に穴の話をしてはならない。

山田耕司 @kojikojiyamada

「だから傘は開いておいてくれと頼んだのに。」蛇

山田耕司 @kojikojiyamada

「あればのむ。問題は消化できなかったことだ。」蛇

山田耕司 @kojikojiyamada

傘をのみ込んだ蛇にたいやきのアンコを見せる無慈悲さ。

山田耕司 @kojikojiyamada

ワニが赤くない理由をワニに教えたところでワニが赤くなるわけではない。

山田耕司 @kojikojiyamada

「タニシに似てきましたね」「それを言うために全裸になったのか？俺たち」

山田耕司 @kojikojiyamada

ミミズのシワはミシン目ではない。

山田耕司 @kojikojiyamada

誰かが外で我が家の説明をしているが、聞いたことがない話だ。

山田耕司 @kojikojiyamada

眼球は常に全裸。

山田耕司 @kojikojiyamada

「人間の奥底には何があるんですか？」「血と糞だ」「え、そんな、なんかこうもっとちがうものなんじゃ・・・」「心当たりがあるなら人に聞くな」

山田耕司 @kojikojiyamada

脱皮の達成感をまた味わいたくて脚を一本ずつ切り落としてしまうほどにはカニは愚かではないということだ。

山田耕司 @kojikojiyamada

瓦は泳げない。鱗も泳げるわけではないが。

山田耕司 @kojikojiyamada

ニワトリに乳房は無い。

山田耕司 @kojikojiyamada

どの植木鉢に球根がかくされているかわからないからこそ、すべての鉢に水が注がれる。