dumbinc1の『ヤング≒アダルト』についてのつぶやき

5
@dumbinc1

映画『ヤング≒アダルト』、オープニングその他で流れるTFCやエンディングで流れるダイアナ・ロスの曲は映画の内容に対してある程度の距離を置いてるんだけど、リプレイスメンツ(ミネアポリス出身)の「Achin’ To Be」だけは完全にストーリーまでなぞってるんすよねー。

2012-03-04 23:04:39
@dumbinc1

リプレイスメンツの「Achin’ To Be」、「彼女はアーテイストで/でも作品を完成させることができなくて」とか「作品に心をさらけだすこともない」とか、歌詞がまあイチイチ『ヤング≒アダルト』なんですわ(だから『ヤング≒アダルト』がああいう終わり方なのはすごく納得できた)。

2012-03-04 23:08:32
@dumbinc1

映画『ヤング≒アダルト』が「痛い話」だなんて全く思わなかったな。本当にシンプルかつ普遍的な「愛」についての物語だったから。それが分からない人は本作の隠れテーマ・ソングであるリプレイスメンツの「Achin' To Be」を聴いてください。http://t.co/z8H184yk

2012-03-05 08:00:28
@dumbinc1

リプレイスメンツの「Achin' To Be」を聴けば、どうして『ヤング≒アダルト』がミネアポリスから始まるのかも全て理解できます。http://t.co/z8H184yk

2012-03-05 08:02:57
@dumbinc1

だから『ヤング≒アダルト』での「主人公が成長する/しない」問題は全くどうでもいいと思ってる。だって彼女は誰かに愛されたくて、37年間頑張って生きてきたわけでしょ。だからラストの2人の会話は彼女が初めて愛のかけらを掴んだ/掴めたってことだと思ってて。

2012-03-05 08:10:53
@dumbinc1

それまでは、彼女の周りに「愛」はあったのかもしれないけど、彼女には掴むことのできない「愛」だったんじゃないかと思ってて。愛を掴むのにも上手い下手はあるんすよ。そういう不器用な人の話>『ヤング≒アダルト』。

2012-03-05 08:14:52
@dumbinc1

だからパーティでの騒動の後は本当に切なかったなあ。「愛はあった/あるのかもしれないけど、私には掴めないんだよ!」という>『ヤング≒アダルト』。

2012-03-05 08:18:13
@dumbinc1

『ヤング≒アダルト』、だから主人公が何度もネイルサロンに行くのは、あれは金さえ払えば「Careしてくれる(≒愛してくれる)」からでしょ。

2012-03-05 11:35:26
@dumbinc1

『ヤング≒アダルト』、思い出すたびにジワジワ来る。あのクライマックスは「がんばろう日本!」とか「絆!」じゃなくて、「みんな死ねばいいのにね!」で励まされる人もいるって話ですよ。そこに愛を感じる人もいるって話ですよ。そこまで彼女に言ってくれた人はこれまで1人もいなかったわけで。

2012-03-05 21:00:49
@dumbinc1

『ヤング≒アダルト』が「過去(の栄光)に囚われた女の話」とか「大人になりきれない大人の話」という風にしか語られてないのはやっぱり違和感あるなー。それって本当に表明的な「掴み」でしかないと思うし。

2012-03-07 12:28:18
@dumbinc1

そもそも主人公は学生時代から一度だって満たされた想いを抱けなかったんじゃないかと(回想シーンが一切ないのはそういう事だと思う)。大人だって子供だって「誰かに愛されたい」という想いに変わりはないんだよ、という極めてシンプルな話だと個人的には思うんですよ>『ヤング≒アダルト』。

2012-03-07 12:30:41
@dumbinc1

「成長する/しないなんてどーでもよくね?」と以前に書いたのはそれ故。ネイルサロンに行く描写が何度も出てくるのはだからだと思うんだけどなー。ネイルサロンに行くのは過去に囚われてるからでも、大人になりきれないからでもないでしょ。「Careしてもらいたくて」行くんでしょ。

2012-03-07 12:33:41
@dumbinc1

あ、でも「幸福だった過去」という「存在しない過去」に囚われている考えなら全然アリかもしれない(だから回想シーンが一切ないし、「あの頃は史上最高の僕だった」という彼の台詞が効いてくる)>『ヤング≒アダルト』。

2012-03-07 12:38:40
@dumbinc1

『ヤング≒アダルト』、コピーを付けるとすれば「everybody's a dreamer」に倣って「everybody's a cripple(誰もがカタワだ)」って感じかな。「他の人には簡単な事が、僕には簡単にできないんだよ」という彼の台詞を、主人公がラストで繰り返すので。

2012-03-07 12:59:09
@dumbinc1

『ヤング≒アダルト』を好きになればなるほど、他の人と同じ映画を観たのか心配になってくるという。人生には辛い事も多いけれど、それでも私は人生に立ち向かっていく。「Life, here I come」という主人公の言葉で終わるんだよ!すげーハードボイルドでシビれまくったぜ。

2012-03-07 16:10:25
@dumbinc1

だって「Here comes the life」じゃないんだよ!人生がこちらに来るわけじゃないんだよ!「Life, here I come」だよ!私の方から人生に向かっていくんだよ!マジでシビれるって>『ヤング≒アダルト』。

2012-03-07 16:13:04
@dumbinc1

映画『ヤング≒アダルト』、壊れた車のカット→主人公のカット(壊れた車はカタワの隠喩。つまり主人公が人生という旅路においてカタワであることを指し示している)→「Life, here I come」。この流れ、マジで思い出すだけで鳥肌ものですよ。

2012-03-08 14:28:41
@dumbinc1

『ヤング≒アダルト』をまた観てきたんだけど、やっぱりリプレイスメンツの「Achin’ To Be」は物凄く意図的に使われてますね。主人公とカタワの彼が出会うシーンのバックで、(まるで彼等のテーマソングであるかのように)ほぼ完奏で流れる。http://t.co/z8H184yk

2012-03-08 21:05:30
@dumbinc1

『ヤング≒アダルト』、主人公の元カレの奥さんは、感情をうまく表現できない障害児をケアする仕事をしているんだけど、それは障害児と主人公が二重写しになっているんだよね。映画の中で奥さんがケアしていたのは誰でしょうか?

2012-03-09 13:34:57