『新撰21』読書会(8)「中本真人+林誠司」

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ot @_ot

「風船の仕上げは母の息を借る」これもそれですかね。気になっていたのですが、普通は最初の一吹きが大変でお願いしますよね。なので何かな、と。 #shinsen21 QT @Seki_Etsushi この人の場合の「客観写生」の客観は

2010-06-05 23:26:53
yanoreina @8no07

吟行句会で高得点になっただろうなと思われる。「私もそれ見たけど句に出来なかった~」とか「そんなところまで見てたの?!気がつかなかったぁ」という。 #shinsen21

2010-06-05 23:31:46
Yushi SUGIHARA @dzv00444

これは自戒を込めてなのですが、「季題を諷詠する」と言いつつ、人事の句ばかりになってしまう。「ものの哀れ」を感じさせたり、「立った」句は以外に少ない。少し視点をずらした句と組み合わせないと、句の幅は広がらないかな #shinsen21

2010-06-05 23:34:14
関悦史 @Seki_Etsushi

ある程度から先、大人の肺活量でないと膨らまなくなったということなのか。口を結ぶのが子供には出来なかったのか。多分実際に見て作った句なんでしょうが、この中では親子愛の要素が出て特筆する句ではなさそうに見えました。 @_ot 「風船の仕上げは母の息を借る」 #shinsen21

2010-06-05 23:35:52
中村 安伸 @yasnakam

@dzv00444 季題諷詠というか、季題を中心に据えているという印象は薄かったです。そのあたり作句信条と実際の作品との間にズレがあるのかも。 #shinsen21

2010-06-05 23:38:23
関悦史 @Seki_Etsushi

対人関係とか感情の軋轢とかは出てこなくて人の動作のヘンなところを動物や器物と横並びに描いているので人事句ばかりという印象はそんなにはしませんでした。 #shinsen21

2010-06-05 23:39:45
yanoreina @8no07

@_ot なかなか大きくならないところを最後にふぅーっと。あると思います。「風船の仕上げは母の息を借る」 #shinsen21

2010-06-05 23:41:42
Yushi SUGIHARA @dzv00444

ご本人が学者であり、知識があるのですが涅槃の句のように「智」が先に走りすぎ、結果として季題が添え物に扱われている句が幾つかありました。作者の「智」の走りすぎ(見えてしまう)は損だと習っているのですが、そこら当りはいかが出でしょうか?@yasnakam #shinsen21

2010-06-05 23:43:44
Yushi SUGIHARA @dzv00444

@Seki_Etsushi 確かにご指摘の通りここまで100句徹底されると、句の選び方、句材の選び方、視点の選び方に自ずと個性や主観が滲み出て来ていますね。湿っぽい句を入れたくなりますが、徹底して排除。 #shinsen21

2010-06-05 23:47:33
小川春休 @ogawashunkyu

確かに、季題を尊重している印象は強くない。花鳥諷詠の徒というよりは、客観写生の徒という印象です。 @yasnakam 季題諷詠というか、季題を中心に据えているという印象は薄かったです。そのあたり作句信条と実際の作品との間にズレがあるのかも。 #shinsen21

2010-06-05 23:48:51
ot @_ot

そうか うちの娘は強情っぱりだったから(笑) それとどうやら「仕上げは」というところが、「最初は違うけれど」にも見えていたようです。 RT @8no07 @_ot なかなか大きくならないところを最後にふぅーっと。あると思います。「風船の仕上げは母の息を借る」 #shinsen21

2010-06-05 23:50:56
中村 安伸 @yasnakam

@dzv00444 たしかに前提知識がないと作れない、読めない句も散見されますが、それをひけらかしているという感じはしないです。あと「知が見えてしまうのは損」というのは、知識を盛り込むなと言うのではなく、説明的、概念的になってしまうと損だということかなと。 #shinsen21

2010-06-05 23:52:47
関悦史 @Seki_Etsushi

あるべき状態があってそこからずれていると拾うというのが多いようなので、底の抜けたような世界そのもののナンセンスの凄みとか物の手応えとかいうのは出ない作風ですよね。季題・写生はそうした自分の世界を作るツールであり、目標ではないのでは。 @dzv00444 #shinsen21

2010-06-05 23:53:35
中村 安伸 @yasnakam

#shinsen21 林誠司さんが小論で取り上げている句「かかるともなき夕霧のかかりけり」は、季題を美的にとらえている感じが強いですね。林さんはこうした句が彼の本領だととらえているのでしょうか。

2010-06-05 23:56:31
Yushi SUGIHARA @dzv00444

@_ot 一寸その句は全体説明っぽいと言うか、理屈に落ちている感がしました。 #shinsen21

2010-06-05 23:57:23
関悦史 @Seki_Etsushi

師の選を仰いだ100句なのだとすれば、そこから漏れた佳句にどういうものがあるのかをちょっと見たいですね。師選を通さなくても全部こういう作風なのか、違う要素もあるのか。 #shinsen21

2010-06-05 23:57:31
Yushi SUGIHARA @dzv00444

彼の師匠の三村純也の本領ではあると思います。@yasnakam #shinsen21 林誠司さんが小論で取り上げている句「かかるともなき夕霧のかかりけり」は、季題を美的にとらえている感じが強いですね。林さんはこうした句が彼の本領だととらえているのでしょうか。

2010-06-05 23:58:07
ot @_ot

小論にあった「映像の復元力」、その復元された映像、色も新鮮ですね。原色は原色で、淡いものは淡く。テレビの宣伝文句みたいですが。 #shinsen21

2010-06-06 00:07:22
中村 安伸 @yasnakam

@dzv00444 なるほど。師匠の資質とはちがうのかな。まあ、当然でしょうが。 #shinsen21

2010-06-06 00:07:41
中村 安伸 @yasnakam

#shinsen21 お時間となりましたので、いったん締めさせていただきます。本日はご参加ありがとうございました。可能な方は引き続きご発言いただければと思います。

2010-06-06 00:08:57
Yushi SUGIHARA @dzv00444

それはそれで、今後彼の個性の句が沢山出てくると思いますよ。実際ぜんぜん違う興味の持ち方の句も詠まれていますし。@yasnakam なるほど。師匠の資質とはちがうのかな。まあ、当然でしょうが。 #shinsen21

2010-06-06 00:10:53
中村 安伸 @yasnakam

#shinsen21 最後に好きな句を、これまで挙がっていないもので「竹夫人抱へるやうに編んでゆく」「それらしき穴のすべてが蟻地獄」「万灯の停まれば詰まる講の列」そういえば今回話題になりませんでしたが「なまはげの指の結婚指輪かな」は人口に膾炙した句じゃないでしょうか。

2010-06-06 00:17:54
ot @_ot

好きな句を「傀儡の泣きつ面とも笑顔とも」「錆びつきて読めぬ飼屋の温度計」「虫干しの巻物伸ばす廊下かな」「かかるともなき夕霧のかかりけり」「風呂桶の洗ひたてなる煤湯かな」 #shinsen21

2010-06-06 00:19:17
ot @_ot

「空也忌の袋小路の地蔵尊」も好きだな。好きな句多いです今回。 #shinsen21

2010-06-06 00:21:27
Yushi SUGIHARA @dzv00444

好きな句を「なまはげの指の結婚指輪かな」「げんこつを膝に涅槃を嘆きをる」「野遊のボールに腰を降ろしけり」「洗ひたる障子を縦に横に干す」「御神楽の庭ひの太き薪かな」「空也忌の袋小路の地蔵尊」 #shinsen21

2010-06-06 00:23:11