『新撰21』読書会(8)「中本真人+林誠司」

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小川春休 @ogawashunkyu

@yasnakam なるほど!辞書引くと「声明の経文の傍らに記して、音の高低・長短を示す記号。(中略)節博士(ふしはかせ)。「墨譜」とも書く」とありました。知らなかったなぁ。 #shinsen21

2010-06-05 22:49:05
Yushi SUGIHARA @dzv00444

@mone424 青き踏む 似つながる季題として、春の季節に遠出。その先で一種雲独りになった瞬間。ボールに腰かけていると言う景ですが、春らしいある愁いは感じられるのではないでしょうか。私は若干、季題の使い方とは別に鼻につくかなぁとおもいましたが。 #shinsen21

2010-06-05 22:50:00
小川春休 @ogawashunkyu

〈教室の進路指導の秋灯〉〈摂待の寺の小振りの缶ジュース〉ヌーッとボーッとしてて佳いですね。 #shinsen21

2010-06-05 22:52:35
Yushi SUGIHARA @dzv00444

@ogawashunkyu この「の」の重なりはどうなんだろう、と私は思いました。見ている素材の面白さに頼りすぎていないかなぁ #shinsen21

2010-06-05 22:54:24
関悦史 @Seki_Etsushi

エンターテイナーということでは21人の中でも指折りなんじゃないかと。俳句として型が出来てて「ドーダ」顔していない飄然たるユーモアがあって、年寄り臭いわけではないのに名人の落語みたい。 #shinsen21

2010-06-05 22:55:21
ot @_ot

こんばんは。伝統系の方のようですが、くすっと楽しめる句が多くて読後感良かったです。あと、いくつかの、教師のたばこ、震災忌の怪我人役、小振りの缶ジュース、八重洲の夜行バス、デジタル時計、など現代風物に向う視線も新鮮でした。 #shinsen21

2010-06-05 22:55:23
中村 安伸 @yasnakam

#shinsen21 「野遊のボールに腰を降ろしけり」ですが、確かに春愁の感じもありますが、腰掛けた瞬間体重でつぶれるボールを想像して、おかしみを感じました。

2010-06-05 22:56:13
小川春休 @ogawashunkyu

〈教室〉の方はごく自然だと思います。〈摂待〉の方は途中で微妙にトーンが変わっている感じもして、ちょっとウィットを感じる「の」の並びです。 @dzv00444 この「の」の重なりはどうなんだろう、と私は思いました。見ている素材の面白さに頼りすぎていないかなぁ #shinsen21

2010-06-05 22:58:10
Yushi SUGIHARA @dzv00444

どの句も少しずつ省略を効かせて読み手に「面白み分るか」と言っているような気がします。 #shinsen21

2010-06-05 22:58:27
aoyama mone @mone424

@yasnakam #shinsen21 そう、そのおかしみなのです。つまりそこで(ボールがつぶれて)視点が下がるのですよ。青きものが萌え出た地面に目がいく瞬間を描写しているようで、春の愁いでありつつも、パラドックスのように「野遊」の本意につながっているような。

2010-06-05 23:04:33
関悦史 @Seki_Etsushi

直喩や隠喩の句なんかですら《祭人喧嘩のごとく語り合ふ》《竹夫人抱へるやうに編んでゆく》《円盤のやうに開けて花野かな》《賢帝の目鼻立ちして内裏雛》とか、数えるくらいしかない。 #shinsen21

2010-06-05 23:09:06
Yushi SUGIHARA @dzv00444

それもぶっ飛んだ比喩はないですね。@Seki_Etsushi 直喩や隠喩の句なんかですら《祭人喧嘩のごとく語り合ふ》《竹夫人抱へるやうに編んでゆく》《円盤のやうに開けて花野かな》《賢帝の目鼻立ちして内裏雛》とか、数えるくらいしかない。 #shinsen21

2010-06-05 23:10:58
関悦史 @Seki_Etsushi

にも関わらずその場面をもし他の人が見ていたら別におかしくもなかろうという所も多い。《赤い羽根お礼の声も揃ひたる》《めくれつつ雑誌燃えゐる焚火かな》 #shinsen21

2010-06-05 23:11:42
中村 安伸 @yasnakam

@mone424 作中主体の視点に沿って読めば、ボールに腰を降ろした瞬間にやや不意をつかれたように沈み込む感じが、野遊びの感覚と通じているのかもしれません。 #shinsen21

2010-06-05 23:12:24
@tadayoshi_k

他人が見ていてもおかしくない、というのが実は成功しているのかな、なんて。 #shinsen21

2010-06-05 23:12:46
Yushi SUGIHARA @dzv00444

しばしば師匠より「裏に回ると俳句ができる」と言われます。 @Seki_Etsushi にも関わらずその場面をもし他の人が見ていたら別におかしくもなかろうという所も多い。《赤い羽根お礼の声も揃ひたる》《めくれつつ雑誌燃えゐる焚火かな》 #shinsen21

2010-06-05 23:12:56
Yushi SUGIHARA @dzv00444

@yasnakam その句は、ボールに腰を下ろすと言う中途半端な視点の高さと、「野遊」の頃の原っぱの様子。土筆だったりがぽこぽこ見えるのも結構だと思います。 #shinsen21

2010-06-05 23:16:09
小川春休 @ogawashunkyu

句にせずともそのままで面白いものを句にする必要ってあるんだろうか、という視点から考えると、この書き手の句は、句になって初めて面白くなる、という面が多分にある。 @tadayoshi_k 他人が見ていてもおかしくない、というのが実は成功しているのかな、なんて。 #shinsen21

2010-06-05 23:16:58
yanoreina @8no07

アウトドア派という印象。 #shinsen21

2010-06-05 23:18:15
関悦史 @Seki_Etsushi

いわゆる異化なのかもしれませんがこの人の場合、見慣れた文脈から切り離すことが物の実在感への没入じゃなくて状況の間抜けさに目が行っていて…。 @dzv00444 しばしば師匠より「裏に回ると俳句ができる」と言われます。 #shinsen21

2010-06-05 23:18:45
Yushi SUGIHARA @dzv00444

@Seki_Etsushi 「異化」ですか。句を作る場面に際して、テーマと季題を選ぶ鼻が利くということなのでしょうか。(文学用語の素養が無いもので) #shinsen21

2010-06-05 23:22:00
中村 安伸 @yasnakam

さきほどの@dzv00444 さんの「吟行に行くのが好きなサークル」というご発言からしても、いわゆる吟行句が多いのでしょう。 RT @8no07: アウトドア派という印象。 #shinsen21

2010-06-05 23:23:20
関悦史 @Seki_Etsushi

この人の場合の「客観写生」の客観は自分の情念や世界観は句作において無いという前提だけを指していて、アングルの選択はかなり癖というか偏差があってそこが個性や世界観になる。 #shinsen21

2010-06-05 23:23:21
Yushi SUGIHARA @dzv00444

季題に素直な解釈って、中々やっているようでやられていないようなんです。 @jagannaath @dzv00444 そういう解釈が季題に素直だと思いますね。mixiは今回はお休み。すみません。 #shinsen21

2010-06-05 23:24:01
関悦史 @Seki_Etsushi

《生徒みな上がりしプール波残る》なんて作りようによっては虚無とか悪意とかの句にできそうだけど、いうところの「客観」に留まっていることが余裕や包容性につながる。 #shinsen21

2010-06-05 23:26:43