成美市民大学(第5回)「町並み保存からアニメツーリズムまで」

2012年3月10日(土)に成美大学で開催された成美市民大学(第5回)「町並み保存からアニメツーリズムまで-全国の刊行まちづくりから福知山を考える―」の講演内容ツイートです。
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みっひつーるー @michzurRuh

そういや、二年前の夏に購入した蚊帳も奈良のものだった。RT @seishindo11: 近世には産業が発展。奈良晒、墨、筆、蚊帳等、商工業都市として町家が形成。人口35000人(17C末)。#120310seibi

2012-03-10 14:06:36
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

奈良町の歴史とまちづくり:1972年西大寺に大型商業施設開業。その後まちづくりの始まり。1984年奈良まちづくりセンター開設。文化の継承や交流を重視し始める。#120310seibi

2012-03-10 14:07:21
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

3つ目の事例。倉敷。倉敷の観光客数2005年325万人、2009年320万人。京都を除く全国の観光地の観光客数が軒並み落ちる中でこれは健闘している数字。 #120310seibi

2012-03-10 14:09:16
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

倉敷の歴史。戦国時代までは瀬戸内の交通の要衝、江戸期に大坂冬の陣の兵糧基地となり、後に天領に。そこで商人や職人が増え、商業が発達。蔵が建つ。街並みへ。 #120310seibi

2012-03-10 14:11:03
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

明治になると紡績工場の集積地に。1930年大原美術館開館。戦後は重化学工業地帯に。1978年重伝建地区に。 #120310seibi

2012-03-10 14:12:18
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

倉敷のまちづくりのポイント。取り組みが早かった。1966年に美観地区を観光の中心に据え、68年に「倉敷市伝統美観保存条例」を公布。これは金沢に次ぎ全国で2番目。 #120310seibi

2012-03-10 14:13:23
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

1990年に規制対象外区域に高層ビルが建設予定→美観地区の景観が損なわれる。1991年「背景保全条例」を制定。建築主へも景観への配慮を求める。市が買い取り、損失補てん、経費助成も可能。 #120310seibi

2012-03-10 14:15:06
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

倉敷のまちづくりのもう一つの特徴は文化芸術。大原美術館を作った大原孫三郎は東京へ遊学するものの、放蕩し、倉敷に連れ戻される。その頃石井十次と出会い改心、社会奉仕の心に目覚め、社会奉仕活動を始める。 #120310seibi

2012-03-10 14:17:28
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

その遺志を継いだのが大原總一郎。社会貢献とともに、芸術への信頼から、名画の収集、同時代作家への支援、民藝への支援を行った。 #120310seibi

2012-03-10 14:19:31
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

現在の大原美術館の活動は単なる美術鑑賞にとどまらず、芸術の流れを現代に続ける活動をしているのが特徴。 #120310seibi

2012-03-10 14:20:55
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

倉敷の特徴は、歴史的文化資源と文化芸術とが合わさったところにある美の存在がある。 #120310seibi

2012-03-10 14:22:18
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

さて、視点を変えてみよう。鳥取県境港市は「ゲゲゲの鬼太郎」をテーマにしたまちおこし、埼玉県春日部市は「クレヨンしんちゃん」、ちびまるこちゃんは「静岡県清水市(現静岡市清水区)」、「サザエさん」は、世田谷区だが、当初は福岡市早良区。 #120310seibi

2012-03-10 14:24:20
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

マンガやアニメ、ドラマや映画の「舞台」となる町がある。「冬ソナ」の春川、「セカチュー」の高松…作品コンテンツを目的として訪れるのを「コンテンツツーリズム」と呼ぶ。その中でもアニメは「アニメツーリズム」、映画は「フィルムツーリズム」。 #120310seibi

2012-03-10 14:26:12
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

アニメ「らきすた」のオープニングの舞台は埼玉県久喜市鷲宮だった。そこからアニメのまちおこしが始まる。 #120310seibi

2012-03-10 14:27:55
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

鷲宮の駅を降りても何の変哲もない地方都市。舞台となった鷲宮神社も歴史ある神社とはいえ、小さな神社。だが一つ違うところがある。それは「萌え絵馬」という絵馬があることだ。 #120310seibi

2012-03-10 14:29:41
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

その絵馬をその場で書く人もあれば、持ち帰って書く人も。中には「萌え絵馬」を200枚も書いたという猛者も。 #120310seibi

2012-03-10 14:31:04
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

普通の住宅地だが、その中に1軒の中華料理店がある。そこは「らきすた」ファンが集う店。 #120310seibi

2012-03-10 14:31:50
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

ファンと地域住民との交流はどうだったか。ロケ地を探してやってきたファン。「萌え絵馬」をかけていくが住民は戸惑い、土産もない所だが、何とかしてあげたい。 #120310seibi

2012-03-10 14:33:19
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

声優を招きイベント→3500人が参加。特別住民票を交付→400人が参加。街灯整備(ペナントつき)、飲食店スタンプラリーを行うといった取り組みで、ファンが町の店に定着。 #120310seibi

2012-03-10 14:34:36
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

ファンは地元の方のイラストを見て「歓迎」を感じる。地元はファンと話していて楽しい→地域の伝統的祭り「土師祭」への参加要請、ファンは「神輿」を作って120名が参加。こうした相互交流が起こり、住民でないファンがまちづくりに参画することにつながった。 #120310seibi

2012-03-10 14:36:28
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

長野県大町市は「おねがい☆ティーチャー」の舞台。ここでも交流と参画が起こった。 #120310seibi

2012-03-10 14:37:19
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

ファンと地域住民との関係:ファンと地域住民の間の「交流」「参画」を中心に新しい観光が生まれた。 #120310seibi

2012-03-10 14:38:20
SHIGENO, Hiroki 滋野浩毅 @seishindo11

福知山の刊行を考えてみよう。「古いものの保存」という方向性、一方「スイーツ」のような新しいものもある。そこで「新しいものとの融合」という方向性がある。また「スポーツ観光」のような「子となる魅力の重なり」という方向性もある。 #120310seibi

2012-03-10 14:39:28
@yoe0001

RT @seishindo11: 町並み保存の事例として、奈良県橿原市今井町の事例を紹介する。大和八木駅から一駅近鉄八木西口駅から歩いて5分程度のところ。#120310seibi

2012-03-10 14:41:18