同題ss 自分用まとめ

同題ssに投稿したもの。
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綜音(へおん) @heon_aotsuki

頭の中に流れてきたのは「ダンスはうまく踊れない」だったんですけどね。「夢色のドレス」って素敵な言い回し。どんな色になるのかなって。きっと人によって違うんだね。その人の夢を映して。

2012-03-29 17:12:29
綜音(へおん) @heon_aotsuki

なかなか思いつかなかったので割と苦肉の策。ぱっと思いつくモノと思いつかないモノの差が大きい… 小姑楓ちゃんによる後妻さんテストでもいいし、兎楓でもいい。このバニーちゃんは「実はあまりファッションに興味がなかった」イメージ。

2012-03-29 17:10:31
綜音(へおん) @heon_aotsuki

リクエストは春色のドレス。指定されたその色が僕には解からなくて相当悩んだのだけれど、お父さんに訊くのはルール違反、と言われていた。見かねた先輩が僕を家に招き、日本で春の花と言えば…と教えてくれた。チェリー・ブロッサムを身にまとって、小さな淑女がくるりと回る。<春> #同題ssTB

2012-03-29 17:08:10

虎徹さんの角膜か何かを受け継いだ少女を見つけ出して妻にしたは良いけど、夜な夜な自分が「それを返して下さい」って眼を抉り出す夢を見て半狂乱になったバニーちゃんが、虎徹さんの墓を掘り返して遺骨を盗んで肌身離さず身につけるっている私しか得しない話。

綜音(へおん) @heon_aotsuki

これまずいかなと思ってるうちにもう二度と虎徹さんを死なせたくなくて書けなくなった臓器移植ネタより。この時まで「NEXTは非人間である」と定義する古い法律のために彼らはドナーになれなかった。NEXT能力が身体のどこに宿っているのかも不明だからと。受け継がれるリスクの方が重要だった。

2012-03-28 08:45:01
綜音(へおん) @heon_aotsuki

NEXTもドナーになれる制度ができたからと、意思表示カードを貰った。虎徹さんは自分のを僕に渡し、僕のに拒否の印を付けた。使えるモノはみんな使えと言いそうな彼が意外で尋ねたら、言われた。「お前の身体の一部がどこかに生きてると思ったら、俺は絶対探しちまうから」<依存> #同題ssTB

2012-03-28 08:38:18
綜音(へおん) @heon_aotsuki

バニーちゃんの方は出来上がってるイメージで、虎徹さんの方ではつきあってないイメージで書いてみました。どちらも好き。付き合ってる方のバニーちゃんは身体を重ねても自分ばっかりがす気みたいな気持ちで、いつまでも片想いの不安を抱いてればいいなと。でも本当に深く依存してるのは虎徹さんの方。

2012-03-28 08:31:51
綜音(へおん) @heon_aotsuki

共依存、と言われた。ふつうは親子とか恋人とか、そういう関係で起こることなんだそうだ。俺達はそのどちらでもないけど。バディ。命を預け合っているこの関係に、その状態がマイナスであるとは思えない。どちらかが死ぬ時に、多分もう片方も死ぬだろう。そんな事、今更だ。<依存> #同題ssTB

2012-03-28 08:28:30
綜音(へおん) @heon_aotsuki

共依存、と言われた。どうやら僕には彼が、彼には僕が必要不可欠で、それは世間的にはあまり良くないことなのだそうだ。でも僕は逆に安心した。彼にとってもそうならば、僕はもう怯えなくてもいいのだ。僕ばかりが愛して、欲しがって、いつか見限られるんじゃないかって。<依存> #同題ssTB

2012-03-28 08:24:03
綜音(へおん) @heon_aotsuki

追いかけて、追いかけて、この手に掴んだと思った。握りしめる熱。貴方の体温。けれど次の瞬間、貴方はもう別の所に居る。貴方もまた影を追っている。去ってしまったものの影を。僕に見えるのは貴方の後ろ姿だけ。追いかけて、追いかけて、届かない。きっと、最期まで。<チェイサー> #同題ssTB

2012-03-27 10:25:12
綜音(へおん) @heon_aotsuki

考えて考えて考え抜いてやっと振ってきた虎友。コンビニある時代かどうなのかはさておきww 優等生と悪ガキが実はこっそり付き合ってて、別々に帰ったふりでコンビニで待ち合わせして、裏道で手を繋いで帰るのだ。シチュが昭和だな!w 速攻ばれると思うけど、アントンと舎弟が陰ながら見守る。

2012-03-26 16:35:49
綜音(へおん) @heon_aotsuki

そこは俺達の待ち合わせ場所だった。優等生だったあいつとはみ出し者の俺、学校の門を一緒に出るにはまだちょっと勇気の要る時代だったんだ。馬鹿馬鹿しいってあいつは言ったけど。立ち読みしてた俺の後ろにそっとあいつの気配が近づく、その瞬間がたまらなく好きだった。<コンビニ> #同題ssTB

2012-03-26 16:33:12
綜音(へおん) @heon_aotsuki

激しいものもパラフィリアも大好きだけど、じわりと心の中に満ちてくるような静かで穏やかな落ち着いた愛情も大好きだ。視線を交わすだけでぬくもりが伝わるような。言葉がなくても想いが共有されるような。成熟した愛情。クロニクルになった作品の最後にはそれがある。もっと読めたらいいなぁ。

2012-03-26 09:53:01
綜音(へおん) @heon_aotsuki

ちょっと状況が特殊すぎるかなと思いつつ…何とかして綺麗な話にしようと頑張ってみた。介護レベルの年齢まで共に時を重ねた二人。肉体関係はあってもなくてもいい。足が悪いとか痴呆とか出したもののチェックが必要とか、理由は何でもいい。かっこつける関係の向こうに行った二人を描いてみたかった。

2012-03-26 09:49:04
綜音(へおん) @heon_aotsuki

いつか貴方が話してくれたことがある。幼い娘さんをトイレに座らせ「出たか?」「でた!」と他愛無いやりとりを交わした時の、胸の奥がじわりと温まるようなよろこび。それを僕も今感じていると言ったら、貴方は恥じらうだろうか?家族になれた、と実感する。時を重ねて。<トイレ> #同題ssTB

2012-03-26 09:45:46
綜音(へおん) @heon_aotsuki

鏡のように君の瞳は、私の表情を映して見せた。「なぜ」その言葉の後に続いたのは、ただ沈黙。噴水の色を受け、揺れて輝くその瞳が、言葉よりなお鮮やかに、私の迷いを映し出す。かたる、瞳。なぜ?その答えを私は、とうに知っているのだと。知っていて目を背けているのだと。<沈黙> #同題ssTB

2012-03-25 02:10:16
綜音(へおん) @heon_aotsuki

お前の首を絞める、夢を見る。黙れ、嘘を吐くな、貴方を独りにはしませんなんて。お前を疑う訳じゃない、けれど事実は意思も願いも簡単に裏切る。お前がいなきゃ生きられないって、俺も昔言ったんだ。なのに俺は今も生きてる。皆、嘘吐きだ。裏切りよりはせめて、沈黙を。<沈黙> #同題ssTB

2012-03-25 02:01:04
綜音(へおん) @heon_aotsuki

もの言わぬ唇に口づける、夢を見る。お前の為だと、訳知り顔で僕の想いを切り捨てない貴方の。引き結ばれた冷たいそれを僕は指先でなぞり、頬に頬を当て胸に胸を乗せて身体を横たえる。あいしてます。ぽとり涙が落ちて貴方の目尻を濡らす。ああ、なんてしあわせで、さみしい。<沈黙> #同題ssTB

2012-03-25 01:51:13
綜音(へおん) @heon_aotsuki

土間に足を踏み入れるなり、額を擦りつけ土下座した青年を村正は見降ろした。「赦して頂こうなんておこがましいことは申しません。恨んで下さい。軽蔑して下さい。けれどそれは全て僕の咎です。たとえ道を踏み外しても、あの人はあなたの」向けた視線に、楓が頷いた。<土下座> #同題ssTB

2012-03-24 01:56:01
綜音(へおん) @heon_aotsuki

べろり、舌の腹を押し付けるように舐め上げると、腿の下で貴方の身体がびくりと跳ねた。触れている瞳の膨らみがどくりと脈打つ。噛み締められた唇からは悲鳴のひとつも漏れない。震える喉に僕は口づけて、もう一度瞼に指を掛ける。金の虹彩の中で、瞳孔がきゅうと収縮した。<金> #同題ssTB

2012-03-24 01:30:27
綜音(へおん) @heon_aotsuki

きんのひかり。雨上がりの天から降りた、それはひとすじのAngel's ladder。横木を掴む貴方の腕に、縋って僕は引き留めた。肩越しに振り向いた貴方が苦笑して、しょうがねぇなぁ、と手を離す。と、光は消え、真っ逆様に僕達は地上へと墜ちた。そこで、眼が覚めた。<金> #同題ssTB

2012-03-23 23:47:40
綜音(へおん) @heon_aotsuki

走ることしか知らなかった。歩くことは罪だと思っていた。ましてや立ち止まることなど。なのに貴方は足を止め、振り向けと強いたのだ。幾つもの微笑み。通り過ぎ振り向きもしなかった僕を、彼らはじっと見守っていた。お前はいつだって愛されてきたんだ。貴方の声が聴こえた。<走る> #同題ssTB

2012-03-21 17:01:04
綜音(へおん) @heon_aotsuki

「だってお前は天国に一番近い所に居るんじゃないのか?」と云って結局友恵さんしか見ていないおじさんと、おじさんを好きだから本当のことを言わずに役得に甘んじるちょっとグレイなキースさんの空虎とか。

2012-03-21 00:26:39
綜音(へおん) @heon_aotsuki

君が私の後ろに見ているものが何か、私は知っているよ。けれどそこには何もない。それを私は、飛べるようになって一番に確かめたんだ。あるのは空だけ。もしも天国があるとすれば、それはきっと君の心の中に。私に縋ろうとするのは筋違いと云うものだ。教えてはあげないけれど。<空> #同題ssTB

2012-03-21 00:25:03
綜音(へおん) @heon_aotsuki

首に縋りつくその度に、訪れるその衝動。誤魔化すように何度も食めば、くすりと笑われた。「痛くしないなら、いいぜ?」瞼を下げていらえを返し、触れる程度に歯を立てる。兎のように噛み千切るためじゃない。喰らい尽くす、その肌一枚隔てた向こうがわにある全てを。<食べる> #同題ssTB

2012-03-20 04:02:30
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