＃同題ｓｓTB　自作作品まとめ

ゆみ@散文用 @yumi_odai

街中に響くクリスマスソングを聞流しながら買い物をしていたら、長身の赤いライダースが視界に入った。通行人もざわついている。『おい、バニー』『あ、虎徹さん』『何してるん？』『は？』『それ…椅子？』『あ、はい///』『まさか…』『虎徹さんへのプレゼントです』/風物詩 #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

折紙先輩、オリエンタル製のポンジュースって知ってますか？/勿論でござる！ジャパンのエヒメ産で、産地の小学校では水道の蛇口を捻るとポンジュースが出るらしいでござる！！/さすが神秘の国ですね！/こらこら… /100％ #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

今度はちゃんと100％買ってきてくれましたか？/おうよ！！（ドヤ顔）これ！ポンジュースっていうんだぜ/ポ…ポン…ですか…/…（二人で）1.2.3.4.1.2.3.4.1.2.3.4.ポン！！…教官の侵食率100％！！/100％ #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

カートを片手で押しながら、バニーの書いたメモをポケットから取り出す。くそっ！オレンジジュースのとこ、わざわざラインひきやがって！まぁ俺も何度も100％だって言われてたのについつい『なっちゃん』買って帰っちまったからなぁ。だって楓が好きなんだよぉー！！ /100％ #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

首輪を探しています。大型犬位のですね。オスです。すぐおイタするんですよ。でもとても従順で、よく懐いていて可愛い子です。毛色はブロンドです。色白のなめし革の肌をした、俺のウサちゃんです。ええ、大型犬サイズの、白い肌に映えるデザインの、ありますか？ええ、犬ので。/犬 #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

まだちん○んの毛も生え揃わないような子ならまだしもハンサムよ！！ハンサムが真顔で『虎徹さんの事考えたらここがチクチクするんですぅ』だって！あの歳まで恋の一つもしてこなかったの？あの顔、あのスタイルでDT？まさかっ！信じられないっ！全く！可愛い過ぎるじゃないっ！/痛 #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

痛くして。それは『愛して』ってことだろ。素直じゃないやつらばっかだな。全く。え？他の誰かにも言われたのかって？知らなくていいことを知るのは快感の中だけでいいだろ。他の誰かの事なんて考えてる余裕、まだあるんだな。じゃ、俺も本気でいくぞ。覚悟しとけ。/痛 #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

『虎徹くん』…夢の中の友恵はなぜか俺をそう呼ぶ。楓が産まれてからは『あなた』だったのにな…。どんな呼び名でもいい。また俺のことを見つめて微笑んで。叶わない願いを胸に眠る。今夜も夢で会えますように…My Darling… /ダーリン #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

『虎徹くん』…夢の中の友恵はなぜか俺をそう呼ぶ。楓が産まれてからは『あなた』だったのにな…。どんな呼び名でもいい。また俺のことを見つめて微笑んで。叶わない願いを胸に眠る。今夜も夢で会えますように…My Darling… /ダーリン #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

そのままゆっくりと夜空へと昇り、彼に伝える。くじけそうになった時、限界だと思った時はどうか目を閉じて、この景色を思い出してほしい。君は私とこの景色を共有している唯一無二の人なのだよ。抱きしめている腕に力を込める。「そして、これは君と私と二人だけの秘密だ」/抱 #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

パトロールの度に気になっていた。病院の窓から空を見上げている少年が。ある日声をかけてみた。最初は驚いていたが、彼は、一生その足で大地を踏みしめて歩くことは出来ないと言った。貴方は歩けなくても飛べる、自由でいいですねと俯く彼を私は迷わず抱きしめた。（続く）/ 抱 #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

「…バーナビーはお父さんの事、あざといとか思う？」「楓さんもあれ見たんですか？」「チラッと」「まぁ確かに時々は…」「ひどい！」「あの言葉の意味は本来いい物ではありませんが現代の若者はまた違った意味で使ってますよ。お父さんは愛されているんですよ。」/あざとい #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

「どーした？楓？」「な、何でもないよ！行こ！」「そんなグイグイ押すな…って、あれ？あの本、パパの事載ってる？」「お父さんの事載せたって部数伸びないじゃん！ないよ！」「そんな言い方しなくてもいいだろぉ！楓ぇ〜」（くそっ！こういうとこか？あざといって！）/あざとい #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

立ち読みしているとふと視線を感じた。「お姉さんも虎廃？」不意に声をかけられたことでカリーナは動揺し雑誌を投げ出して店を飛び出してしまった。スケートの試合で上京してきた楓の目の前には『WTあざといポーズ100」特集という見出しのページが横たわっていた。/あざとい #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

虚勢を張るな。欲しいものは欲しいと、苦しい時は苦しいと言えばいい。俺を信じろ。今度は俺がお前を抱きとめる。俺はお前の相棒だからな。俺もお前に救われた。大切な人を失って、いつまでも埋まらないままだった所にお前はすっぽりとはまってくれた。その恩は忘れない。/虚 #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

これ以上は進めない。独りよがりで虚しい夜を重ねても、貴方の傍でいられるだけでいい。だから貴方はどうか笑っていて。仲間に、家族に、そして時々は僕に…。それだけで、僕の一日は満ちたものになるから。もう空虚はいらない。貴方のいない世界はいらない。/虚 #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

僕の見せられていたものは虚像だった。あの人は僕の恩人のふりをして、ただ利用していただけ…あの人と過ごした時間が途端に虚しくなる/でもな、あいつがいなけりゃ俺とお前は出逢いもしてなかったんじゃないかと思うと、やっぱ俺らにとっちゃあいつは必要だったんじゃねぇかな /虚 #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

なんかジャパンじゃ偉い人たちがごたごたやってるな。自分たちのあればっか考えやがって。どこの国もああいう人たちは似たような奴らばっかだ。泣いてる人たちなんて見えちゃいない。 当たり前でなんでもない日を過ごせたらそれでいいんだってば。/なんでもない日 #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

「私はお父さんって呼んでいるのに、どうして自分の事未だに『パパ』って言うのかなぁ。あれ止めて欲しいんだけど」受信「楓ちゃんの方があの人よりずっと大人ですね。でも僕、そう言ってるやり取り見てるの好きですよ。」送信。『ずっとそばで』とはやはり入れられなかった。/パパ #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

ＷＴが珍しくレーニングしている。汗で光る鎖骨の上の痣の様な物に気付いてしまったカリーナ。「お疲れ様です」背後から声を掛けてきたのはBBJ。これからWTとCM撮影らしい。「それ、メイクで消してもらわなきゃいけませんね」「分ってたんなら自重しろや」　え？/しるし #同題ｓｓＴＢ

ゆみ@散文用 @yumi_odai

バニーがポリポリポッキーを食べてる。小刻みに動く唇辺りが丸っきり兎。指先の油をチロッと舐め上げる仕草。我慢できず見計らって端っこを持つ手を押さえつけて反対側から食いつく。「これがジャパニーズで流行ってる『ポッキーゲーム』てやつ」ラストはお前に食いつく。/ポッキー #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

『なぁ？ここは？気持ち良くね？じゃ、これは？』『ったく。貴方に一言でも「気持ちいい」って答えちゃったら僕が負けた感が出るじゃないですか。堪えきれない吐息と喘ぎで判断できるでしょ？』『お前の答え聞いただけで俺の完敗だっつーの。でも、聞きたい…聞かせろよ。』 /バトル #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

まさかあいつがライバルだったなんて…。少なからずショックを受けている青薔薇。でもね、恋のバトルに性別は関係ないと…って私が言うのもなんだけどね。そこよりも恋の相手が鈍感にも程かある彼奴だって事の方が難関だと思うわ。/バトル #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

とりあえずそのページを写メっとく。後は明日朝イチでアニエスに南国パラダイス企画提案しとこ。カタログを元通りにして写メ確認。付箋に何か記号？J(□×□)しとか(・∞・｀)とか。なんだ？これ？/カタログ #同題ssTB

ゆみ@散文用 @yumi_odai

まさかバニーちゃんがベッドの下にあんなカタログを隠してたなんて！俺が急にきたから慌ててたのか見切れてた。あいつがシャワーしてる間にこっそり見た。南国リゾート特集物の旅行冊子がどっさりあった。所々に付箋。これまた几帳面に等間隔で貼る位置も縦に整列。（続く）/カタログ #同題ssTB