同題ss 自分用まとめ

同題ssに投稿したもの。
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綜音(へおん) @heon_aotsuki

蛇蝎難しすぎた…今までかかった…しかも正しい意味とれてないしな…苦肉の策

2012-03-20 03:35:14
綜音(へおん) @heon_aotsuki

愚かなオリオン、人々の勇者よ。貴方を殺したのは神々の怒りではなく、きっと女神の嫉妬だった。民でなく我を見よとの。それは人よりはるかに深い執着。からみつく全身で僕は貴方を縛り、死の毒でもって貴方を籠めるのだ。もはや誰にも届かぬ空へと。蛇蝎のごとく。<蛇蝎> #同題ssTB

2012-03-20 03:34:38
綜音(へおん) @heon_aotsuki

ほう、と息を吹きかけて、白くなった窓に貴方の名前を刻みこむ。頬を当てるとひやりと冷たい。ほんものの貴方に触れられない代わりに、かたちの残らないその名前に、縋るように身を寄せる。瞼を上げればそこには貴方の幻。見つめる琥珀に僕は微笑んで、ガラス越しのキスをする。<窓> #同題ssTB

2012-03-18 04:10:11
綜音(へおん) @heon_aotsuki

同題ssのお題における私vs昭和歌謡の敗北率は異常 なんか「この単語に対する最高の表現はこれ」みたいな固定観念から逃げられない…

2012-03-18 03:57:32
綜音(へおん) @heon_aotsuki

私の頭の中の松山千春が黙ってくれなかったのでただのオマージュである

2012-03-18 03:56:18
綜音(へおん) @heon_aotsuki

僕のたましいが閉ざされた部屋の中に込められていたのだということを、教えてくれたのは貴方だった。小さな窓で切り取られたその世界を全てだと思っていた僕に、貴方は示して見せたのだ。青いばかりだった空には、広さと云う概念があることを。この手を取って、連れ出して。 <窓> #同題ssTB

2012-03-18 03:55:50
綜音(へおん) @heon_aotsuki

紅鴇色に染まった肌のおもてがぴんと張り詰めて震える。それはまるで弦を張った楽器だ。今ならその身のどこに触れても、甘やかでなやましい音色が鮮やかにこぼれるだろう。はやく、触れて。潤むみどりの瞳にいざなわれ、俺はその銘器をかき鳴らす。つよく、抱きしめて。 <鳴らす> #同題ssTB

2012-03-17 02:06:22
綜音(へおん) @heon_aotsuki

まばたきをするその一瞬さえ惜しい。焼きつけたいのだ、深く、深く。振り返った貴方の姿。もう二度と何も見えなくていい。眼を閉じて、眼底に焼き付けられた貴方の残像だけを見つめて、僕は生きてゆく。貴方の居ない世界なら、それが僕にとっては最上の幸福。<まばたき> #同題ssTB

2012-03-15 12:43:37
綜音(へおん) @heon_aotsuki

あと西条秀●の妨害が酷かった。私の脳内で『ボタンをはずせ』をエンドレスで歌いやがるのを止めることができなかった……結局引きずられてしまった… 「まばたき」の方は中●みゆきが歌いまくっているのできっとこれも引きずられるだろう…

2012-03-15 12:16:54
綜音(へおん) @heon_aotsuki

全裸強敵すぎた…結局タイトルに到達できなかった。完全敗北orz

2012-03-15 12:14:08
綜音(へおん) @heon_aotsuki

ひとつ、ふたつ、ボタンを外して手を止める。剥ぎ取ることができるのは生身の服だけだ。貴方のたましいの最奥を包む過去と云う名の衣に、僕は触れることさえできない。脱ぎ捨てることができるのは、貴方だけだ。「…最後のボタンはどうか貴方自身で」はだかの心を、見せて。<全裸> #同題ssTB

2012-03-15 12:13:16
綜音(へおん) @heon_aotsuki

その声は壁の向こうから聴こえる。貴方の睡ったあと、貴方の心臓の近くから、微かに。それに僕は気付かないふりをする。貴方が決して唇に昇らせないその声を、耳とは異なる器官で僕は捕捉する。「…喚んでも、いいんですよ」喚ばわる胸にそっと手を当てると、黒い睫毛が震えた。<声> #同題ssTB

2012-03-13 21:56:26
綜音(へおん) @heon_aotsuki

鍵外し忘れたので再投稿。つづいてDCさんに「言いだしっぺの法則」といわれたやつを今日のお題でもう一本。

2012-03-13 21:56:14
綜音(へおん) @heon_aotsuki

死が降る。死が、降ってくる。ざあざあと音を立てて。それは滴る水の音ではない。死の喚ぶ声なのだ。貴方を呼ぶそれは僕にしか聴こえない。「どうした?」問いには答えずに音を立てて耳朶を舐めれば、貴方も同じことをして返す。死のそれを塗りこめる生の水音に僕は眼を閉じた。<声> #同題ssTB

2012-03-13 21:54:57
綜音(へおん) @heon_aotsuki

@DC_5638 ちょwwwまじですかww うわあん人様の虎兎が欲しいです~(ノд`)。。 でも言いだしっぺなので自分でも書きまする…(´;ω;)

2012-03-13 20:29:37
綜音(へおん) @heon_aotsuki

わーがまーまはー おとこのーつみー そーれーをーゆるさーないのは おんなのーつみー♪

2012-03-13 20:24:54
綜音(へおん) @heon_aotsuki

男の心が蜂の巣で女の心がワンルームでも、隣の部屋で起こってること…そもそも他の部屋があること自体を気付かせないのが男の甲斐性で、全部わかってるけど気付かないふりをするのが女の甲斐性…そんな虎兎ください。「"お前だけだよ"ってやさしくするふり、うまいですね、おじさん。いいのに。」

2012-03-13 20:23:54
綜音(へおん) @heon_aotsuki

ゆらり、ゆらり。ゆれながら、頬に触れるぬくもり。遠い日に父の、母のおぶってくれた背中の。小さな僕の耳を撫ぜる子守歌は僕の知らない異国の言葉で、けれどもそれがいとしさを伝えるものであることだけは不思議とわかった。貴方の背中の上で、そんな夢を見た。 <背中> #同題ssTB

2012-03-12 18:36:07
綜音(へおん) @heon_aotsuki

〈あらゆる死を、ぼくはすでに死んだ あらゆる死を、ぼくはさらに死ぬ〉 ヘッセのこのフレーズ、眼にしたのは『総統の子ら』だったけど、「死を」「死ぬ」という言いまわしに何だか戦慄したのを覚えている。ヘッセがそう書いたのか言語の言いまわしなのか訳者の神業か、原文を読んでみたいところ。

2012-03-11 13:51:35
綜音(へおん) @heon_aotsuki

死と眠りは兄弟である。隣に貴方が寝ていても、眠っている間の僕の意識は肉体と剥離して、触れているはずの貴方とさえ隔絶される。それは一時的な死だ。貴方の不在という死を、繰り返し僕は死ぬ。そうして朝ごと、あたらしく産まれるのだ。死の中にさえひびく貴方の呼び声で。<眠り>#同題ss

2012-03-11 13:11:18
綜音(へおん) @heon_aotsuki

彼の手首の骨が好きだ。小指側の、手のひらの付け根の。触れると薄い皮膚越しに、硬くて丸い感触がある。うっとりと見つめていたそれを僕はいつのまにか食んでいたようで、不意に動きを止めた彼に「おい」と声を掛けられた。「痛いって」「僕、貴方のここに一番男を感じるんですが」<手首>#同題ss

2012-03-10 14:10:43
綜音(へおん) @heon_aotsuki

幼い頃、雨が降り出すと母が言った。天が悲しんでいるわ。空を見上げて寂しそうな表情をする母を、小さな手で僕は必死に抱きしめた。すると母は僕を抱き上げ、ふわりと微笑む。ありがとうジュニア。優しいあなたが大好きよ。それはわずかな、母との記憶。雨が降るといつも思いだす。<雨> #同題ss

2012-03-10 13:58:38
綜音(へおん) @heon_aotsuki

手の上なら尊敬のキス。掌の上なら懇願、腕は欲望。それじゃあ手首はどうなるんでしょう?なんてお前が訊くから、俺はその手から格言集を奪い取って言った。「…狂気の沙汰でいいんじゃねぇの?もしくは全部」掴んだ手首をぺろりと舐めて、噛みつくようなキスを落とした。<手首> #同題ss

2012-03-10 13:47:53
綜音(へおん) @heon_aotsuki

たん、たん。雨が窓を叩く音。顔を上げようとする貴方の髪を掴んで、無理矢理に口づける。たん、たん。貴方の心の裏口を叩く、その音が僕は嫌いだ。僕の知らない記憶。お願いです、振り返らないで。僕を見て。乞うように見つめると貴方は切なげに微笑んだ。雨はまだ止まない。<雨> #同題ss

2012-03-10 13:26:48
綜音(へおん) @heon_aotsuki

<かまぼこ> 板に残った白い身が気になって包丁でこそげていたら、虎徹さんがひょいと食べてしまった。「…新しいの、あるぞ?」「…別に食べたくてとってたわけじゃありません」睨んでいたら虎徹さんが痛てて、と言った。どうやらソゲが刺さったらしい。反省しなさい、いやしんぼさん。#同題ss

2012-03-09 21:39:34
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