【ほうかご百物語】妖怪についてつらつらと(5巻・6巻)
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このように夜間に道を通行する人間の背中に覆い被さってくる怪異は各地におり、徳島県のオパッショ石もその一例といえる。星合茂右衛門という勇士がこれに遭い、背負ってくると段々重くなった。
2012-08-03 16:56:05そこで奇妙に思って地面に投げ付けたら真っ二つに割れ、それ以来「オパッショ(おんぶしよう)」とは言わなくなったという[4][5]。
2012-08-03 16:56:07秋田県仙北部では毎夜山の方で「バレローンバレローン(おんぶされたいおんぶされたい)」と叫ぶ声がするため皆怖がっていたが、大森彦七が行ってその重い荷物か何かを背負って帰り、家の土間へ置いてたらいを被せた。翌朝見てみると、それは金塊だった、という話がある[6]。
2012-08-03 16:56:13むしろ話の流れから、長者伝説のような「財宝発見型の話」、あるいは力石に付随する話に見られるような特に豪胆な若者が功を成す話、または歴史上の勇士に結び付けられて語られる話、という面が見て取れるように思える。
2012-08-03 16:56:30※作中との比較
『ほうかご百物語』6巻の中では、そのとき正体が分からなかった怪異に対して、その正体を探る中で名前が出てきただけ。なので特にこれといって目立った言及はない。本編中の怪異は声をかけることはしなかったので、バリヨン(オバリヨン)のタイプでないことは分かった、ということだけは言えるか。
2012-08-03 16:57:08※布団被せについて
※文献を基にした概説メモ
参考文献は『妖怪事典』(村上 健司著、毎日新聞社、2000)、『日本怪談集 妖怪篇』(今野 円輔編著、株式会社社会思想社、1981)、『妖怪事典』(村上 健司著、毎日新聞社、2000)。
2012-04-12 21:56:24↑参考文献は『妖怪事典』(村上 健司著、毎日新聞社、2000)、『日本怪談集 妖怪篇』(今野 円輔編著、株式会社社会思想社、1981)、「全国妖怪語辞典」『日本民俗文化資料集成 8 妖怪』(谷川 健一編纂、三一書房、1988)、の3冊でした。編集ミスです。
この3冊に拠れば、布団被せは愛知県幡豆郡一色町の佐久島に伝わる怪異で、「フワッと来てスッと被せて窒息させる」という(鍵括弧内はどの文献も一字一句違わない)。
2012-04-12 21:56:29『妖怪事典』に拠れば資料としてはこれ(海村生活の研究)しかない、と言っているので、原典はそれなのだと思われる。また、それゆえこれ以上の詳細は不明。
2012-04-12 21:56:41ゆえに『海村生活の研究』を直に見たかったが、ちょっとやそっとでは難しそうだったのでとりあえず先にこのまとめに着手した次第。
2012-04-12 21:56:58なお、何者かが突然覆い被さってくる怪異としては、例えば「 http://t.co/HXfNGQGc 【ほうかご百物語】妖怪についてつらつらと - Togetter」にもある野衾や衾、
2012-04-12 21:57:27あるいは「 http://t.co/KEILlViO 一反木綿 - Wikipedia」にもあるように一反木綿などが挙げられるか。
2012-04-12 22:09:29※作中との比較
以下、『ほうかご百物語』6巻との比較。 話の中では姿は見えないが布団ないしマットのような感触で、結構な上空にいたようだが…名前から布団のような感触と想像するほかない、かなぁ…と。
2012-04-12 21:58:07経島先輩も上記内容以上のことはあまり言っていませんでしたし(汗)。包み込む以外は特に何かをすることもありませんでしたね。
2012-04-12 21:58:15