米国のデザイン教育から学んだこと

-デザインとアートの違い -デザインの基本要素と基本原則 -機能と形態は表裏一体 -デザインプロセス -Typography(タイポグラフィ)講義 続きを読む
デザイン
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Masato @masato_io
【btraxブログ | RT願】昨夜の「米国のデザイン教育から学んだこと」をblog記事として投稿しました。多くの方に読んで頂きたいと願って書いた記事ですので、何か参考になりましたら【はてなブックマーク登録】をして頂けると嬉しいです。 http://t.co/qOlqYsF7
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これから「米国のデザイン教育から学んだこと」という題で連続投稿を始めます。
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そんな米国大学で展開されるデザイン講義を目の辺りにしてきた僕は、「デザインとはこんなにも理論的なプロセスだったのか」という率直な実感を持っています。
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デザインと聞くと、生まれ持った才能を存分に発揮して、クリエイティブに様々なものを生み出していくというイメージをお持ちの方も多いかも知れませんが、これは誤解であると言えます。本来デザインプロセスとは問題解決を前提するために地味な作業であり、非常に理論的なプロセスで構成されています。
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僕は日本で5年間、米国で3年間デザインの教育を受けましたが、実感として米国におけるデザイン教育の方が理論的な傾向は強いと感じています。そこで今回は、僕が一体どんなデザイン教育を米国大学で受け、何を感じてきたのかということをお伝えさせて頂きたいと思います。
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ちなみに今日のアウトラインはこんな感じです: -デザインとアートの違い -デザインの基本要素と基本原則 -機能と形態は表裏一体 -デザインプロセス -Typography(タイポグラフィ)講義 -中国系移民の教授から学んだ可能性 -クラスインターンシップ -MBA&Design
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途中で質問とかあったら気軽にRT下さい。今回も全部liveで投稿しているので、その場で答えさせて頂きます。
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1. デザインとアートの違い “What is the difference between art and design?”(デザインとアートの違いとは何か?)この質問は、米国で初級デザインクラスを受ける学生達が、教授達から頻繁に投げかけられる問いの1つです。
Masato @masato_io
何故この質問がよく使わるのかというと、デザインを習い始めた学生の多くは、デザインとアートを混同しているためです。デザインとアートの間には、決定的な違いあります。
Masato @masato_io
それこそ”Design solves a problem, art is expression”(デザインとは問題解決であり、アートとは自己表現である。)というものです。
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ここから言えることは、Why?をBecauseで説明出来なければ、それは明らかにデザインではないということなのです。何となく、個人的に好きだから、感覚で、といった理由を述べた時点でそれはアート(自己表現)であり、デザイン(問題解決)ではありません。
Masato @masato_io
それは言い換えると、問題と向き合い、それを解決する中で生まれたモノのみがデザインであるということでもあります。では一体どういった要素や原則を元に、デザイナー達はロジックを組み立てるのでしょうか。
Masato @masato_io
2. デザインの基本要素と基本原則  僕が教わったデザインの教授は、7つのwhyに答えられない者はグラフィックデザイナーではないと常々口にしていました。何故ならデザインの基本要素は7つ存在し、そのそれぞれに対してBecauseを考えるのは基本中の基本であるとされているからです。
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下記が、デザインにおける7つのBasic Elements(基本要素)です: Line(線) Color (色) Shape (形) Space (空間) Form(フォーム) Value (明度) Texture(質感)
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デザイナー達は何かを作る際にはこれらのデザインを構成する全ての要素に対してBecauseを考えていきます。また、デザインにおける6つのBasic Principal(基本原則)というものがあり、要素を組み合わせて全体構成を考える際に適応されます。
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Basic Principal(基本原則)は下記です:Balance(バランス) Gradation(グラデーション) Repetition(反復) Contrast(コントラスト) Harmony(調和) Dominance(割合)
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初級デザインのクラスでは、優れたデザイナーがデザインしたものを上記の要素にそれぞれ分解•分析して、なぜそれが優れたデザインなのかということを知り、説明出来るようになることから始まります。
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ちなみにもう少し上のクラスになると、Why?→Becauseという1つの階層で終わるのではなく、Why?→Because→Why?→Because→Why?→Because→…をどんどん繰り返すようになります。
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これは一つの側面からWhyを問い続けることで、問題の本質まで思考を巡らせるためです。これを様々な側面から行うことで、理論をより強固なものにしていきます。
Masato @masato_io
ここまで読むと、Whyに対するBecauseさえしっかりしていれば見た目はどうでもいいのか?という疑問が浮かんでくるかも知れませんが、実はデザインにおける「問題解決」と「見た目」は密接に関わっています。
Masato @masato_io
現在プロダクトデザインで世界的な地位を築いたAppleの創設者であるスティーブ•ジョブズが残した下記の言葉もまた、そうした考え方を深く反映するものであったように感じています。
Masato @masato_io
“デザインとは「どう見えるか(how it looks)」ではなく、「どう機能するか(how it works)」の問題である” — スティーブ・ジョブズ
Masato @masato_io
ただしこれを機能が最も重要という意味で捉えてしまうと本来の意味を見失ってしまうかも知れません。機能と見た目は表裏一体。だからこそwhyを問うことが重要であり、それに答えることは見た目の美しさを洗練する行為でもあるのです。
Masato @masato_io
やっぱりアートとデザインの違いに対する反応が一番大きいですね。
Masato @masato_io
ちなみにさっきグラフィックデザインとデザインは違うというTLが流れてきましたが、それは誤解です。グラフィックデザインとは単にデザイン分野の一つであり、問題を解決するという目的はどちらも同じです。
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コメント

MURAI HIROTO @m_hirt 2012年3月18日
RT @rami2929: それこそ”Design solves a problem, art is expression”(デザインとは問題解決であり、アートとは自己表現である。)というものです。
浜辺のフルタヨウスケ @nukumori1974 2012年3月18日
RT @rami2929: それこそ”Design solves a problem, art is expression”(デザインとは問題解決であり、アートとは自己表現である。)というものです。
浜辺のフルタヨウスケ @nukumori1974 2012年3月18日
RT @rami2929: それこそ”Design solves a problem, art is expression”(デザインとは問題解決であり、アートとは自己表現である。)というものです。
浜辺のフルタヨウスケ @nukumori1974 2012年3月18日
RT @rami2929: それこそ”Design solves a problem, art is expression”(デザインとは問題解決であり、アートとは自己表現である。)というものです。
GAIA @2xpush 2012年3月18日
本論のみ 削りだしました
keel @NORTHtheKEEL 2012年3月18日
ゲームデザインも同じように考えられるはずだけど、まあ。インターンは学習の一貫として考えたら無給でも安いかもな。かつての終身雇用な新卒奨励の日本でやると、青田刈りにしかならんかったんだろうけど、経験者と採用枠を争うアメリカだとただでも働かせてもらって実績作らんと振り落とされるか。
言葉使い @tennteke 2015年10月7日
佐藤可士和さんが著書で、自分のデザインを事細かに説明していたのは、そういうことだったのか。
dirt @rewqer 2019年4月20日
デザインの時代と言われてピンとこなかったが問題解決で納得。
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