2012年3月18日

横溝正史関連雑文集成1

初期の短編から有名な大作まで、つぶやきの詰め合わせ。
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カルヴァドス @cornelius0321

①横溝正史『誘蛾燈』(角川文庫 緑三〇四-56)再読中。ご承知のように杉本さんの表紙があまりに「過激」なんでカバー付けて電車で読んでます。

2011-11-06 01:21:05
カルヴァドス @cornelius0321

②昭和11年発表の「噴水のほとり」には、男装の麗人ミミという少女が出てくる。男装の麗人といえば、水の江瀧子(ターキー)を思い浮かべてしまう。

2011-11-06 01:20:53
カルヴァドス @cornelius0321

③これは昭和9年の写真なので、時期的にほぼ重なる。ミミもこんな感じだろう。 http://t.co/egtvCLL1

2011-11-06 01:20:42
カルヴァドス @cornelius0321

④ミミの恋人の名前が「貝子」とか、ミミの芸名が百合園美々子など、女性同士の恋愛のモチーフがちりばめられている。当時は、こういう題材でも違和感なかったということだろうか。

2011-11-06 01:20:33
カルヴァドス @cornelius0321

⑤橋本治の「愛の矢車草」にも女性のトラックドライバーと主婦との恋愛小説があったのを思い出した。

2011-11-06 01:20:22
カルヴァドス @cornelius0321

⑥短編「舌」は、怖い。ホラーだ。こういう怪しげな店は、現代ではもう、大阪石切の古い薬屋などにその風情がわずかに残るくらいだろう。横溝正史が阿部鞠哉というペンネームで書いたというもの面白い。

2011-11-06 01:20:11
カルヴァドス @cornelius0321

⑦「妖説血屋敷」には「面影双紙」に通じるものを感じる。ラストの救いの無さが、ひたすら重い。<この話題終わり>

2011-11-06 01:19:58
カルヴァドス @cornelius0321

①『恐ろしき四月馬鹿』(角川文庫、緑三〇四-46)を再読。初期短編集だが、化学的知識やドイツ語の単語が出てくるのが目につく。

2011-09-23 01:15:38
カルヴァドス @cornelius0321

②『画室の犯罪』の記述:「化学的に大きな結晶を得ようとする場合には、どろどろとした溶液の中へ、その物の結晶をほうり込んでやればよいのである。そうすると、物理学の法則によって、溶液はその結晶を中心として、さらに大きなそして完全な結晶を造るものである」(p.45)。

2011-09-23 01:15:29
カルヴァドス @cornelius0321

③『深紅の秘密』では、色を表す言葉を、ドイツ語で表現している。yellowはGelb、greenはGrün、purpleはPurpurだ(p.18)。

2011-09-23 01:15:18
カルヴァドス @cornelius0321

④『キャン・シャック酒場』に出てくる「お金」をゲルト(Geld)(p.92)と表現し、「広告人形」では、夫人のことをフラウ(Frau)と表現している(p.106)。これは英語のMrs.に該当する。

2011-09-23 01:15:10
カルヴァドス @cornelius0321

⑤これらは、横溝正史が、大阪薬学専門学校を出ていることと大いに関係があると思う。大阪薬学専門学校は、現在の大阪大学薬学部である。

2011-09-23 01:14:59
カルヴァドス @cornelius0321

⑥『裏切る時計』には「フラッシュ・バック」(p.130)、「アリバイ」(p.131)という言葉が、大正15年の時点ですでに使われている。こうした言葉がどれくらい前から使われているかの資料になる。

2011-09-23 01:14:52
カルヴァドス @cornelius0321

⑦『災難』は、すべて昔の大阪の商家の言葉、いわゆる「船場言葉」で語られているが、その語り口が非常に素晴らしい。花登筺のドラマのようだ。この作品、だれも殺されたりしないが、殺人事件がなくても、横溝作品は面白いのだ。

2011-09-23 01:14:41
カルヴァドス @cornelius0321

⑧これら初期作品には、神戸を題材にしたものが多い。特に、神戸山手の異人館が出てくるところは、何ともいえない懐かしさがこみ上げる。神戸に住んでいたころの私の家も、実はギリシア人が建てた異人館だったからだ(阪神大震災で壊れてしまったけど…)。

2011-09-23 01:14:33
カルヴァドス @cornelius0321

⑨そういう異人館の中には、所有者が帰国したり、あるいは所有者が不明のまま、廃墟になっているものが、私の住んでいた神戸の街には、震災前まで実在していた。『赤屋敷の記録』のような小説の話だけではないのである。<この話題終わり>

2011-09-23 01:14:21
カルヴァドス @cornelius0321

①『夜歩く』の原作を再読し、DVDを再見した。八千代は無軌道で奔放な女という設定なので、今演じるなら沢尻エリカかな。四方太は原作では小太りの中年なので、芦屋小雁なんかどうだろう。ドラマの菅貫太郎に似た怪演を期待するなら、生瀬勝久だろうか。

2011-09-14 23:21:26
カルヴァドス @cornelius0321

②『夜歩く』には妖刀村正が大きな役割を果たす。原作には、刃物が見せ場となる歌舞伎にたとえられる場面がいくつか出てくる。

2011-09-14 23:21:15
カルヴァドス @cornelius0321

③まず、『伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)』だ。主人公の福岡貢(ふくおかみつぎ)が日本刀を振り回し、料亭の意地悪な仲居の万野(まんの)たちに斬りかかる場面が見せ場の演目。

2011-09-14 23:21:04
カルヴァドス @cornelius0321

④次が『仮名手本忠臣蔵』。塩冶判官(えんやはんがん=浅野内匠頭)が高師直(こうのもろなお=吉良上野介)に刃傷に及んだのを、加古川本蔵が必死で止めに入る場面。

2011-09-14 23:20:55
カルヴァドス @cornelius0321

⑤最後が『黒塚』。「安達が原の鬼婆」で知られる演目で市川猿之助が得意とする演目。人を喰い殺す恐ろしい鬼婆が自分に襲いかかるのではないかと恐怖する場面を、仙石直記と屋代寅太に重ね合わせている。鬼婆は、人を喰うために出刃包丁を熱心に砥ぐ。

2011-09-14 23:20:45
カルヴァドス @cornelius0321

⑥『夜歩く』は、歌舞伎の演目を知っていると、一層楽しめる作品になる。もちろん知らなくてもじゅうぶん楽しい。<この話題終わり>

2011-09-14 23:20:34
カルヴァドス @cornelius0321

ATG映画と毎日放送のドラマシリーズ『本陣殺人事件』で一柳家に使われた屋敷はどこの邸宅だろうか?美術監督の西岡善信さん関係の家らしいという話を聞いたことあるけど、詳細は不明。この家、シリーズⅡ『八つ墓村』の田治見家でもあるんだけど。http://t.co/NA6vUuz

2011-09-11 01:53:56
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カルヴァドス @cornelius0321

シリーズⅡの「仮面舞踏会」のDVDを昨日久しぶりに見た。軽井沢に集まった複数の家族たちが絡み合うドラマなので、ウィステリア通りの複数の家族たちが絡み合う「デスパレートな妻たち」みたいな作りにすれば、もっと面白くなったかも。

2011-09-05 21:28:22
カルヴァドス @cornelius0321

いろんな人が「本陣殺人事件」についてツイートしている。それだけ注目度が高いということだ。「機運」が盛り上がっている気がする。市川崑&岩井俊二の脚本もある。5億円くらいお金が有り余って使い方がわからない人が、「じゃあ作りましょう」って言ってくれるのをあとは待つだけなんだが…。

2011-06-11 00:33:42
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