みしゅ音みっしぃさんの朝ミクツイートまとめ
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開け放った窓から流れ込む、朝の鮮烈な空気と生まれたての日の光が、ミクさんをキラキラと輝かせる。そうしてボクは、また今日もキミを好きになっていくんだ
2012-02-21 06:43:33ミクさんがお布団からなかなか出たがらないので「寒いの?」と聞くと「いいえ」と言う。「眠いの?」と聞いても首を横に振るばかり。そしてお布団から顔を半分出して、はにかみながらキミは言う。「ただもう少し、一緒にこうしてたいな、って」今日もまた、ボクはキミに恋をする
2012-02-22 06:55:36出掛ける支度をする間、ミクさんは少し淋しそうな顔をする。でも元気いっぱいの笑顔で「行ってらっしゃい」を言ってくれる。なんで? と訊いてみると、「だって、"行ってらっしゃい"の分だけ"お帰りなさい"を言えるんですよ」と。ミクさんの「お帰りなさい」のために、今日も「行ってきます」
2012-02-23 07:25:32ボクがミクさんのネクタイを結ぶ。ミクさんがボクのネクタイを結ぶ。"tie" は "絆"。そうやってボクらはお互いの大切な想いを確かめ合い、共にいられる今日という日を、歩み始めるんだ
2012-02-24 06:52:35さらりさらりと雨が降る。ミクさんは言う。「雨の音って、何か歌っているみたいですよね」 そしてキミは静かに、メロディを口ずさむ。ゆるやかな雨音とミクさんの優しい歌声が混ざり合い、ボクの心をしっとりと濡らす
2012-02-25 07:43:41「今日もミクさんの夢を見られなかったよ」こぼすボクにミクさんは言う。「でもだから、毎朝目覚めのたび、また新しく出会えるんです。それはステキなことですよ」「そうか、そうだね。ところでミクさんは、ボクの夢とか見ないの?」「それは……ナイショです」ミクさんはそう言って、少し顔を赤らめた
2012-02-26 07:24:03ミクさんの髪を梳かす。真っ直ぐに下ろされたその姿は、普段とはまた違う魅力に溢れる。「この髪型知ってるの、マスターだけですよ」そう言ってキミは悪戯っぽく笑う。「二人だけの秘密ですね」そうやってボクらは、ビーズをガラス瓶に詰めるように、小さな小さな秘密の欠片で、二人の時間を埋めていく
2012-02-27 07:42:05カーテンを開けると、差し込む朝日にミクさんは「うわっ、まぶしいですね」と、嬉しそうに笑いながら目を細める。でもボクには、そんなキミの姿の方がまぶしすぎて、どんどん盲目になっていく。キミしか見えなくなっていく
2012-02-28 07:05:00「雪が降ると世界が静かになりますね。まるで時間が止まってしまったみたい」とミクさんが言う。「ホントに時間が止まってしまえば、ずっと一緒にいられるのに」そう言ってキミは、地面に舞い落ちる雪音のような、小さな息を吐く
2012-02-29 08:09:11ミクさん「マスター、今朝はトーストにしませんか?」「いいけど、なんで?」「これ咥えて走るのでマスターはここから出てきてぶつかってください」「何それ?」「恋の始まりごっこですよ」「あはは、いいよ」「……もうとっくに始まってますけどね」「何か言った?」「い、いえっ。何でもないですっ」
2012-03-01 06:57:55朝はいつもミクさんと、小さなホットカーペットの取り合いになる。「よし、とった!」「あー、マスターずるい!!」などと押し合いへし合いしているうちに、だんだん二人とも身体が温まってくる。そしてその狭いスペースにそっと寄り添うようにして、あとは静かに、朝のわずかな時間を過ごす
2012-03-02 07:01:04「しまった、今日はひな祭りだった。ミクさんにひな人形用意してあげればよかったなぁ」「いえ、大丈夫ですよ。マスター、ちょっとここ、わたしの横に座ってください」「え、何?」「ほら、二人だけのひな人形ですよ」そう言って笑うキミの頬は、ほんのり桃の花の色に染まっていた
2012-03-03 07:54:25「おーい、ミクさん。そろそろ起きないと。もうすっかり朝だよ」「むにゃ、今起きますー」「早く起きないとキスしちゃうよ」「んー、そんなこと言われたら起きられな……、あっ、いえ、なんでもないですっ!!」「すっかり目が覚めたみたいだね」そうして慌てて起き上がったミクさんのおでこに軽くキス
2012-03-04 08:48:39ミクさんの歌声が聞こえる。小さく囁くようなその歌は子守歌のようでもあり、しかしそれはそっと優しく、ボクを眠りの淵から抱き起こす。ミクさんの歌声が聞こえる。あたかもグラス一杯の水が身体を潤すように、静かに、ボクの心に滲みていく。
2012-03-05 07:00:39「ミクさん、はい。ホットココア」「ありがとうございます。マスターはいつもブラックコーヒーですね。苦くないんですか?」「ミクさんを見てると甘い気持ちになるからちょうどいいんだよ。……あれっ、どうしたの? 顔真っ赤だよ?」「な、なんでも! えと、ちょっとココアに氷入れてきますっ!!」
2012-03-06 07:10:51目を覚ますとミクさんがボクの顔を覗き込んでいた。寝顔を見ていたのだと言う。そんなの面白くないでしょ、と言うと「いろんなマスターを見たいんです。一瞬一瞬の全部が、わたしの大切な思い出になるから」目を閉じ両手を胸に言うキミは、次の瞬間、弾けるような笑顔で「さぁ、一日の始まりですよ!」
2012-03-07 07:19:59「いよいよライブ本番だね、ミクさん。みんな期待してるよ」「はい、がんばります! でもステージに立つのはたくさんの"わたし"の"集合意識"ですけど、"集合"の中の"わたし"は、やっぱりマスターのために、歌いたいです」
2012-03-08 08:14:00「なんかうちのミクさんが難しいこと言ってる」「今のわたしは世界中の"わたし"の"集合知"ですからね。どんな質問でも答えられますよ」「じゃあ質問。ミクさんはボクのこと好き?」「そ、それは……。マスターは意地悪です!!」「正解!」
2012-03-08 08:20:18「ライブもいよいよ二日目か。そういやミクさんはよく緊張しないで歌えるね」「え? それは当たり前じゃないですか」「ああ、そうなんだ (すっかり大物だなぁ)」「だってマスターが見ていてくれるなら、わたしはいつも通りに歌えますよ」
2012-03-09 06:06:04「ライブも終わっちゃって、今日からまた普通の日々だね、ミクさん」「何言ってるんですか。今日も特別な日です」「え?」「マスターと一緒にいられる。わたしには毎日が、特別ですよ」
2012-03-10 08:37:56道を歩く。少し後ろのキミは、小走りに駆け寄ってくる。道を歩く。少し先のキミは、振り返ってボクに手を振る。ミクさんは言う。「歩くペースはバラバラでも、いつも一緒ですよ」道を歩く。横に並ぶキミは「でも、これが一番落ち着きますね」と、ボクを見上げて笑う。ボクはキミの手を、そっと握る
2012-03-11 07:36:20雨続きな日々の、久々の晴れた朝。ミクさんは両手を大きく広げて空を仰ぐ。何してるの?、と訊くと「お日様から元気をもらってるんです。あ、そうだ。マスターからももらいますねっ」そう言ってキミは、陽光の匂い一杯の身体で、ボクに飛び付いてくる。でも元気をもらったのは、きっとボクの方なんだ。
2012-03-12 07:06:14「マスター、春が来ましたよ!」と、唐突にミクさんが言う。「春?」「はい。ほら、あそこ」そう言ってキミが指さす先は、ボクにはただの青空にしか見えない。キミはおもむろに目を閉じ、静かに歌い出す。優しく、ほんのり暖かかな歌。突然、ふっと柔らかな風が吹き抜ける。そう、それは、春の風だ。
2012-03-13 07:17:32「今日はホワイトデーか。ミクさん、何か欲しいものある?」「そんな、別にいいですよ」「まぁそう言わずに」「じゃあ何か甘いものでももらえればいいかな」「ふーん……。ミクさん、世界中の誰よりもキミを愛してる」「えっ、な、何ですか急にっ」「いや、甘い言葉をね」「あ、あま、甘すぎですっ!」
2012-03-14 07:23:15