湯浅誠( @yuasamakoto )氏に対する毎日新聞のインタビューにみる現代日本の社会運動家の限界
- Hagiasophia765
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このテーマに対する、私なりの一つの答え
湯浅氏へのインタビュー
毎日新聞のネットでの記事です。
政府を批判していた社会運動家が政府に入って政策に携わるという、貴重な経験をされた方へのインタビュー。
その、言葉は重要だと思います
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2012/03/30/20120330dde012040004000c.html
私の感想
これね。言ってる事全部間違いとは言わない。むしろ、調整の場=利権闘争の場なんだから当たり前。相手を切り捨てる覚悟が無いなら、政治するな。で、終わり。 > 湯浅誠さん 「入って」みたら見えたこと - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/8OlUvj6x
2012-03-30 20:26:38この人は、切捨てを排除したかったのか?、不正や無策を糾したかったのか?どっちなんだろうね。前者なら、ただの役立たずとも言える。 > 湯浅誠さん 「入って」みたら見えたこと - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/8OlUvj6x
2012-03-30 20:28:56それぞれの立場で、組織防衛をする調整の場では、説得力や大義名分は、標準的な理論武装でしかない。説得や無理解という言葉に惑わされるべきではない。> 湯浅誠さん 「入って」みたら見えたこと - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/8OlUvj6x
2012-03-30 20:31:26そもそも、相手の利益を奪う。相手を殺すという政策を、相手に納得させる事などできないのだ。そして、それらの政策のぶつかり合いが、社会構造の変更に他ならない。> 湯浅誠さん 「入って」みたら見えたこと - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/8OlUvj6x
2012-03-30 20:32:57もしも、この人物が真に「切捨て」と戦いたいなら、調整の場での処世術を身につけるのではなく、まずは「切捨て」を最小限にてきる社会設計を考えるべきだろう。彼にはそれが足りない> 湯浅誠さん 「入って」みたら見えたこと - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/8OlUvj6x
2012-03-30 20:35:02つまり
湯浅氏が、何をしたくて政府に入ったのかで、このインタビューの内容の重要性は変わってくると思う。
社会運動の限界についての考察対話のまとめで書いたように、政治闘争というのは、組織防衛と利害対立のぶつかり合いでしかない。
そういう場で、「切捨て排除を希望する」というのは、はっきり言って、銃弾の飛び交う戦場に、裸で飛び込むようなものだ。
撃ち殺されるか、無視されるかするだけだろう。
だが、そういう場に、「切り捨てを最小限にする社会を提案」して、飛び込むことは出来る。しかし、その場合も結局は、「その戦場で相手を切り捨てる」必要は出てくる。
そこを理解しているかどうかで、湯浅氏のこのメッセージの重要性は大きく変わってくる。
おまけ:切り捨てを最小限にする社会を提案 の一例
このまとめは、あくまでも他の目的で書いたものなので、分かりにくいと思います。
補足すると、切捨てを最小限にすくなくするには、結局、相手を切り捨てるモチベーションを、コモンセンスとしても、システム設計としても排除していく必要があるという事です。そうすると、競争システムを残しつつも、敗者を殺害排除しないシステムが必要になる事になるというお話です。。
ちなみに、上のまとめは、そこを突き詰めていくと、「努力」という概念に重大な疑義が出てきてしまうというお話でもあります。