2010年6月10日

「はやぶさ」TCM-4完了:川口教授コメント

『JAXA's』「JAXAキッズ(現:JAXAクラブ)」などにも関わっていらっしゃる喜多充成氏 ( @kitamitsunari ) による取材サマリ。 取材日: 2010/06/09
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KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4完了に際しての川口プロマネコメント》9日15時すぎから相模原ISASで行われた“ぶら下がり取材”での発言要旨。文部科学記者会の要望により設けられた取材機会に、関係各位のご配慮の下に参加。御礼(誰に?)の意味も込め、ツイートします。

2010-06-10 01:54:57
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:12:30から始め、ちょうど15:00に終了。姿勢の制御もおおむね順調。開始時が地球の中心から193万km、終了時が188万km。まだ地球の引力圏には入っていません。

2010-06-10 01:57:55
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》(この結果、どのくらいのエリアに?)川口:4σぐらいで100数十km×数十kmの範囲内としておいて下さい。実際にはもっと小さい範囲と思います。(このエリアを外れる確率が10万分の6以下程度、と解釈していますが、どなたか詳しい方、教えて!)

2010-06-10 02:08:15
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:これでイオンエンジンの仕事はすべて終わりました。みんな本当に完走できるとは思っていなかった。(運用終了時、サプライズとしてB4サイズほどの大判のサイン入りトランプを渡された)。

2010-06-10 02:09:57
@kitamitsunari

《TCM4》川口:1枚は2008年8月28日、往路完走の証としてIESチームから姿勢制御チームに渡されたものです。なぜスペードのエースかは……、何なのでしょうね(笑)。往路完走したときも、JAXAの中でも「到着できるとは思わなかった」と言われました(笑)。

2010-06-10 02:10:45
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:終了時、隣でこれ(トランプ)を持っていた方が、NECの堀内さん、イオンエンジンに“あの回路”を組み込んだ張本人です。

2010-06-10 02:18:06
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:7年間は……、短かったですね。到着までの2年は探査機も健全だったので比較的余裕があり、長かったような気もする。それよりも復路の5年がずっと短かった。気持ちの休まるヒマがなかった。

2010-06-10 02:18:27
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:12日は運用の手順の確認を行うが、いくつかの仕事が平行して行われている。カプセル昇温もすでに始まっている。航行中は問題ないが、分離後はどんどん冷えていくので、内部のバッテリーがちゃんと動いてくれるよう、ある温度に達してから分離する。

2010-06-10 02:27:58
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:また、カプセル分離で探査機は大きく姿勢を振られてしまう。すると、太陽電池の発生電力が足りなくなってしまうおそれがある。それに備えるため、残っているRWをスピンアップしていきます。

2010-06-10 02:28:32
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:RW1基が残ったのは奇跡的だったが、通常の3分の1程度まで回転数を落として運用してきたのが効いたのかもしれない。これを常用回転数にまで戻す。(カゲの声:反力をどうやって得るのか、聞いておけばよかった……)

2010-06-10 02:31:44
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:NASAはここにきて、すごい体制で協力をしてくれている。4月以降はDSNの世界中のアンテナを使い24時間体制です。2局待機で1局をバックアップまでする体制で、トラッキングしているアンテナはJAXAよりはるかに多い。たいへんありがたく思っています。

2010-06-10 02:36:51
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:日本時間で13日の16時ごろに九州の南方海上を通過していきます。はやぶさが接近してくる方向は分かりやすくて、午後3時に南中する方向なんです。13日だけはちょっと遅れて16時になります。

2010-06-10 02:38:25
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:カプセルの分離はその後です。6~7万km、再突入3時間前です。そのくらいの距離からだと、充分写るとは思いますが、時刻はもう8時頃ですから、日本は夕暮れを過ぎ、夜になっているので見えないでしょうね。ただ地球はちゃんと見えるはずです。真下は夕方ですから。

2010-06-10 02:46:19
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》(地球からは見える?)川口:いる場所はわかっているが、太陽電池パネルを裏から見ることになるので、なかなか難しいと思う。チャレンジしてみてほしいので情報を出します。うまく撮れたらいいですが……。

2010-06-10 02:46:25
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》(最期はどう知る?)川口:日本からカプセル分離は見えますが、それが西の水平線に消えていく。そして再突入の10分前ぐらい、いや6分前に地球の日陰に入ります。そこで母船はもうバッテリーがないですから、電力を失ってしまいます……。

2010-06-10 02:54:28
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》(最後の交信は?)川口:個人的にはいろいろアイデアを考えていますが、まぁ、今はまだ……。できる限りは電波で追うつもりです。

2010-06-10 02:54:38
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》(分離確認は?)川口:一つは火工品の作動をモニターすること。そしてスタートラッカーで撮像し、確認しようとも考えています。ただその方向に(巨大な光源である)地球があるので、明るすぎて写るのかどうか分かりません。

2010-06-10 02:56:27
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:正確な着地時刻を予測するのは難しいですね。完全に着地したと考えられる時刻をすぎて初めてヘリが飛び立ちます。方位探索も含めすべてが理想的なケースでは12時頃でしょうか。もちろんそのために準備はしていますが、すべてが順調に理想的に進むとは思っていません。

2010-06-10 03:03:28
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:TCM4終了はもちろん現地にとっくに伝わっています。現地の反応は人それぞれでしょうが「いよいよ本番だ!」というメッセージが飛び交っていますね。

2010-06-10 03:04:31
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:12日朝までの軌道情報をもとに、もし不適切な場所に落ちそうだったら軌道修正をします。WPAにも遊牧のように移動しながら暮らす人々の居住地があり、ヒートシールドがそういう場所にかかったりするケースです。

2010-06-10 03:05:37
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:ただそういうことはほとんどないだろうと思っています。

2010-06-10 03:05:59
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》(5日には往復航行の達成を宣言したが、相模原にカプセルが戻って来るのがほんとうの往復では? 帰還式など、やらないのか?)川口:そうですよね、やりたいですね。

2010-06-10 03:14:21
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》川口:分析の専門家はカプセルの中には「何か入っているに決まっている」と言う。地球からのモノが紛れ込んでいるのだと。そして地球のモノとそうでないモノは確実に見分けることができる、とも言っています。ただ、それには何ヶ月かはかかると思っていてください。

2010-06-10 03:17:32
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》IES運転終了時に渡されたトランプ。黒は往路完走、赤が今回。 http://twitpic.com/1vbt9x

2010-06-10 03:26:53
KITA, Mitsunari 喜多充成 @kitamitsunari

《TCM4》トランプは報道陣に示すため、川口先生がわざわざ運用室から持参してくれたもの。「(自分がトランプを)持った写真はいいから、トランプを撮ってください」と報道陣に撮影を促していました。IESチームへのねぎらいの気持ちの表れなんでしょうね。

2010-06-10 11:15:19
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