脳の嵐(2012/04/14):権力分立と台湾と人権擁護法案
- nokkaranoumu
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■脳の嵐■あれだ、みなさん安易に「人権権力が生じたら圧倒的な権力になるって圧倒的に腐敗するので、人権権力反対」というじゃないですか。でも、人権蹂躙と人権利権は今そこにある問題で、解決しないということは許されない世界だ。何せ本当は全市民にかかわることだからな。
2012-04-14 00:06:09■脳の嵐■だから「人権権力は必要だが、人権権力が生じたらどう権力分立するか」ということが大事になってくる。それを今晩は考えてみましょう。
2012-04-14 00:07:00なお、権力分立については、台湾が圧倒的に洗練されていて羨ましいなあ。皆さんも是非台湾に目を向けましょう。監察院(弾劾裁判・会計検査・国勢調査)と考試院(人事・試験)の五権分立ですよ。日本でいうと会計検査院より強力な監察監査権力と、強力な人事権力があるということですね。
2012-04-14 00:17:29監察院は優れた仕組みだと思っていたのですが、どうやら運用上はなんか面倒くさかったらしく、機能は司法や立法にどんどん吸収されています。あれー? まあいいや。
2012-04-14 00:20:50とにかく何事においてもチェック機構って、無駄は大きいけど必要になる局面ってあるじゃないですか。日本も開き直って監察・監査部局作っちゃって、行政や立法の不正をガンガン取り締まって司法に(あるいは自ら)ガンガン訴えるようであればよいのです。
2012-04-14 00:24:21その上で、人権擁護法案による人権権力は、監察監査部局と強力な緊張関係に立たされるのは間違いないでしょう。そりゃ人権権力は「お前らの監察は人権蹂躙だ」と言うし、監察監査権力は「お前らは汚職してないんですか」とチェックする訳です。
2012-04-14 00:27:44あと、人権って三権に広くかかわるから、三権からチェックが入る。特に三条委員会ということは、普通の行政権力と強力な緊張関係に立たされる。(一応同じ行政である内閣と会計検査院・人事院が一枚板ではないように、人権権力も一枚板にはならない)
2012-04-14 00:31:50てんで、「三権と監察監査部局と人権がお互い見張りあう」形にすれば、一応は市民が懸念するようなことは少なくなるんじゃないかな。だって権力分立と相互監視ってそういうことだし。
2012-04-14 00:34:22程度に安易に考えちゃうけど、「これじゃダメだ」という方は、「どうして人権権力ではチェック機構がうまく働かなくなるのか」を俺に説明して下さい。■脳の嵐終わり■
2012-04-14 00:34:58あと、第四権力としての報道についてはずっと考えていたけど、これを一つの権力として独立させる意義を感じない。各省には各省の情報があり、これは各省が各自市民の要求に応じて調べて出すべきだよ。これ統合しても、A省の広報がB省に責任負えないように、報道省がA省やB省に責任負える訳ない。
2012-04-14 00:38:12どの権力を集中させるべきで、どの権力を分散させるべきかは、また後日。しいていえば、「ある権力と対抗する権力は集約して、協調する権力は分散する」というパターンが見いだせるのではないかと思う。実証したらまた違うと思うが、また後日。
2012-04-14 00:40:38