狂人演説（2012/04/14その2）：フェミニズムやメンズリブは男性憎悪や女性憎悪であってはなりませぬ

王谷晶『バ バ ヤ ガ の 夜』10月23日発売 @tori7810

「新宿二丁目通るの怖ええよww」とかヘテロ男子が言ってるの見ると、女にとっては世界中全ての通りがその「怖い」場所なんですがねと返したくなる。

@SiTube

一応私もヘテロ男子のつもりだが去年の年末に新宿二丁目を通ったとき怖いというよりはむしろ謎の暖かさを感じた。

犬神工房 @nokkaranoumu

それは新宿二丁目のホモ男子と全ての通りのヘテロ男子にあまりにも失礼ですよ……フェミニズムってミサンドリーなんですか。俺は違うと習った。 RT @tori7810 「新宿二丁目通るの怖ええよww」とかヘテロ男子が言ってるの見ると、女にとっては世界中全ての通りがその「怖い」場所なんで

犬神工房 @nokkaranoumu

ちなみに俺はゲイに何の興味もないし、G-menやBadiは表現の過激な面白さのための誇張があると当然思ってるけど。そりゃそうだよ。当たり前だ。宗教めいて「何としてもオルグしたい」人は嫌いだが、そうでない人は別に嫌いじゃない。それだけだよ。

犬神工房 @nokkaranoumu

フェミニズムはあなた方の男性嫌悪を満たすための道具ではありません。女性の地位と、自己決定権と、様々な属性からの解放、および属性を我が物にするための道具です。それらより男性嫌悪が素晴らしい、地位や自由や解放や制御は男性嫌悪に劣る、とあなた方はいうのでしょうか。そうではないですよね。

犬神工房 @nokkaranoumu

あのね、属性を我が物にするのって、とても孤独な行為なんですよ。私が自分の心の病気を我が物にして、特に生活に困らなくなったのって、極めて最近のことなんだから。それは長い戦いで、貴重な戦いだったが、本来は必要のない無駄な戦いだったと言い切れる。

犬神工房 @nokkaranoumu

弱い人への優しさは獲得できたが、こんなもん健常者でも持ってる。知識としては全く必要なくて、弱者が「自分が何に困っているか」聞くことが出来ればどうとでも対応できることだ。そういう能力、あなた方も持ってますよね。持ってない方がダメなんだ。

犬神工房 @nokkaranoumu

だから、「自分の属性を我が物とするための戦い」は常に虚しい。持ってないもの、手放したものを手に入れて、持っている人に並ぶための戦いだからだ。病人は病気を我が物に、老人は老化を我が物に、若者は未熟を我が物にしなきゃならん。こんなもん普通はカッコ悪い戦いなのだ。でもしなきゃならない。

犬神工房 @nokkaranoumu

でも、その戦いは、属性への憎悪に乗っかってるだけの男性嫌悪に比べれば尊いと言い張れる。男性嫌悪は普通は何ももたらさないからだ。相手を下げれば自分が上がるというのはサイテーの発想だし、いずれ相手から復讐される。女性が男性に復習したように。それを繰り返すことに私は何の意義も感じない。

犬神工房 @nokkaranoumu

だからさ、男性憎悪も女性憎悪も、その先のことを考えるといずれクダラネーので、幸福に生きるには地位と自由と解放と制御を手に入れなければならない、という話にあなた方はならんのですか。なるでしょう。ならん？　ナンデ？　ということは言いたかった。【狂人演説終わり】