「ウルトラマンサーガ感謝祭」会場からの実況まとめ
田靡秀樹氏がチョイスした未使用BGM2曲を監督がご持参くださいました。
田靡氏のチョイスだったので、当日掛けてみるまでおか監督も何が流れるか分からなかったとのこと。
流れ始めた曲を聴いておか監督「ああ、なるほどこの曲か……田靡さんは残酷なことをするな」といったニュアンスのことをおっしゃっていました。
会場で流れた、泣ける未使用曲は、泣きじゃくるタケルに、アスカの「諦めるな」が聞こえてくるところから流れはじめて、アンナのUローダーが回り込んで止まるところまでだったとか。確かに凄く泣けるいいシーンになったんだけど、直後のアンナの命がけの出撃を立たせるために音楽カット。
2012-04-13 22:08:10@eijisd おか監督は劇場映画初監督で加減がわからなくて当初はつけすぎていた、結果映画館のすばらしい音響効果で前の曲の余韻が残っているところに次の曲が入ってくることで1曲の印象が薄くなるところだったとおっしゃっていましたね。
2012-04-14 01:52:24@s_yut なるほど、余韻や曲の印象を大切にする音楽設計だったわけですね。泣けるシーンで、ドラマでガツンとやられたあと、音楽がスッと忍び込んでくるので、ジワジワと効いてくるんですよね。
2012-04-14 01:56:33 もう1曲の持参未使用曲は、時間の都合で流せず。
会場からは聞きたい!という声が上がるも「質疑応答なくなっちゃうよ」と言われると黙らざるを得ないw
ここで監督の「他の未使用BGMも日の目を見る機会があるかもしれない」発言があったと記憶しています。
また今回原氏は55曲作成、うち44曲が使用されて11曲がカットとなったとか。
-- 第3部 質疑応答 --
質疑応答。「コスモスルナモードで通したが、タイガが慈愛モード、というセリフを発した。何かあったのか」おか監督「モードチェンジの質問は絶対に出ると思っていた。スタッフ側でも凄く議論した。」
2012-04-13 21:02:29「しかしこれは僕が決めた。避難覚悟で決めた。僕らはウルトラマン全員の見分けがつくが、AKB48全員の区別はつかない。同じことがAKBやダイゴのファンにも起きるだろう。人は理解の枠を越えると素に戻ってしまう。それは避けたかった」
2012-04-13 21:05:35訂正。×:避難 ○:非難、ですね。
実際は「やっぱここでストロングだろ……そして今だ!ここでミラクル!」といった具合に、かなり熱の入った口調で語っておられました。
おか監督が熱い想いを抱いた上で「タイプチェンジ、モードチェンジは平成ウルトラの要だろう、その要素を外すことに対しての批判も出ると思っていた、それでもウルトラマンを知らない人たちにウルトラマンを楽しく観てもらうためにあえてタイプチェンジを外した」という決断を、僕は支持します。
余談ながら……
@pletwobine @takeda1967 @blu_kni 「映画2作目でコスモスがルナもコロナも経ずにエクリプスにチェンジしたのはムサシと分離後もコスモスが進化してた証」という設定を踏まえ「全部ルナでこなせるようになった」と無理やり脳内保管してるコスモス厨は僕です(キリッ
2012-04-12 20:04:05質問「サーガの特徴あるあの叫び声はどういう発想で生まれたのか」だったかしら。
サーガの叫び「サァァァァガ」は「最初息吹だけだったがひと味ほしい。そこで仮面ライダーV3のポーズの度にピチュンて鳴るあれを思い出した。アイコンになる声が欲しいと思った」
2012-04-13 21:14:35サーガはウルトラマンであるが、魔神のようなものでもあると考えていた(背びれがギザギザなほか、尻尾のある画稿もあるとか)。だから「シュワッ!」という掛け声ではなく、「ォォォォォ」「ハァァァァァ」という息吹のような声で考えていたそうです。
質問「ウルトラマン列伝で流れた、映画用に撮られたと思しきウルトラ兄弟と怪獣のバトルがあったが、あれは本来どこに組み込まれる予定だったのか」
回答「いま、メディアミックスという形で"映画としてお見せした物語の裏でこういう戦いもあったんだよ"、いわばレコードのA面B面のようなかたちでご覧頂いている。しかしご存知の通りレコードはCDに取って代わられ、A面B面を入れ替えることなく聴けるようになった。同じようにもしかしたら今後、A面とB面がひとつになるかもしれない」
質問「3Dの迫力が非常に大きく感動した。ソフト化の際は、3Dテレビ対応のBD発売の予定はあるか」
回答「バンダイビジュアルさんにお願いしてください(笑)。ただし、3D編集の際に"Blu-rayにするときはこんな感じで云々"みたいな話は出た。また、当初見せたいように繋いだ編集では2時間を越えていて、公開までの編集で切った映像もある。その中には、3Dでの作業を行ったものもある。約束はできないが……」
質問「ゼロはウルトラ銀河伝説の時にダイナと会っていて面識があるはず。それなのに序盤のアスカからの呼びかけにダイナを知らないようなそぶりを見せたのはなぜか。時系列としてウルトラ銀河伝説と前後するのか」
回答「これは円谷プロダクション公式設定としての回答ではなく、あくまでサーガスタッフが製作を行っている間に共有した認識として聴いてほしいが
時系列は「銀河伝説」→「ベリアル」→「サーガ」の順だと考えていた。じゃあ何でダイナの呼び掛けをゼロは「誰だお前」って言ったかというと「ゼロはあのとき親父が倒されて気が立ってたしろくに会話してなかったから覚えてなかった」
2012-04-13 21:21:04こういう設定の矛盾の整合は、大体長谷川圭一氏が裏設定を閃いて解決した。
たとえば他にはなぜゼロがコスモスのことを知っているかというと、"さすが慈愛の勇者コスモス、噂どおりだな"というセリフを書いて、"宇宙でコスモスの噂が流れている"ことにした」
※……つまりゼロはコスモスのことを、本当に噂程度にしか知らなかったんですな(笑)。
質問「メイキング映像で、東国原氏が"どげんかせんといかん"とアフレコするシーンがあったが、あれはどこで使う予定だったのか」
ヒガシコクバル氏のどげんかせんといかん、はハイパーゼットンを宇宙に蹴り上げるシーンだったらしいが、見たら(雰囲気的に)使えないし、ゼットンのキャラクターにフォーカスを絞るためにカットしたとのこと
2012-04-13 21:31:23