日本学術振興会学術システム研究センターの紹介

toyoakinishida先生による、日本学術振興会学術システム研究センターの紹介。
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Toyoaki Nishida @toyoakinishida

科研費に関する諸データは日本学術振興会ホームページから公開されている. http://t.co/wn8KNqL7

2012-04-24 01:20:23
Toyoaki Nishida @toyoakinishida

科研費の審査体制.第一段の書面審査と第2段の合議審査から構成されている. http://t.co/Qt4jGPgP ピアレビューが基調.公平性と透明性の確保が最優先.

2012-04-24 01:23:07
Toyoaki Nishida @toyoakinishida

「プログラムオフィサーは、審査の透明性・公平性の観点から、科学研究費補助金、特別研究員事業、国際交流事業の審査・採択そのものには関わりません。」 http://t.co/KHqD0F68

2012-04-24 01:24:56
Toyoaki Nishida @toyoakinishida

学術システム研究センター研究員の仕事のかなりの割合が科研費審査・評価に費やされる.

2012-04-24 01:26:18
Toyoaki Nishida @toyoakinishida

7月から8月にかけて,次年度の審査委員候補者の選考を行う.

2012-04-24 01:26:59
Toyoaki Nishida @toyoakinishida

2月~3月には、第2段審査の審査部会の司会など議事運営を行う.

2012-04-24 01:27:34
Toyoaki Nishida @toyoakinishida

4月~6月には,第1段審査の審査委員の審査状況について検証する.全ての審査レポートについて,配点に偏りがないか,次段階審査の参考になるよう審査コメントを丁寧かつ詳細に書いているかどうか,など,研究員が手分けして点検する.

2012-04-24 01:30:14
Toyoaki Nishida @toyoakinishida

問題のあるケースについては,合議を行い,対策について議論する.残念ながら,研究者コミュニティという観点に立ったとき,偏りのある評価を行ったり,きちんと審査をしていないと言わざるを得ないケースがある.

2012-04-24 01:32:01
Toyoaki Nishida @toyoakinishida

審査は研究者コミュニティへの基本的な貢献であるという観点に立つとそうした審査が行われてしまうことは大変残念.

2012-04-24 01:35:55
Toyoaki Nishida @toyoakinishida

センター研究員の仕事は検証と分析を通して,データと経験を蓄積し,それに基づき,審査の品質を向上させるための方策について議論し,提言すること.

2012-04-24 01:37:56
Toyoaki Nishida @toyoakinishida

当然のことながら,真摯に審査に取り組み,非常に丁寧で有用な評を書く審査員も少なからず存在する.そうした審査員のコメントは研究申請者にとって有用であるに違いない.審査員からのコメントを申請者に返せないか,現在,方策を検討中.

2012-04-24 01:40:19
Toyoaki Nishida @toyoakinishida

当然,審査意見は多様であり,ときにはsplitもするわけであり,それをそのまま申請者に返すと混乱が生じるのではないかという意見もあるが,私見では,そこは論文査読と同様であり,審査員も申請者も審査に関わる理解を共有して審査結果をドライにフィードバックすればよいと思う.

2012-04-24 01:43:54