いつものやつを少しだけ変えてみる

いつものやつに少しの変化を加えるだけで、きっかけが掴めたり、長く続けられたりする。
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@dainotopia

いつものやつを少しだけ変えてみる。それだけで違う景色に触れることができる。それはきっかけをもたらしてくれたり、転換をもたらしてくれたりする。わざわざ旅に出なくても、映画を観にいかなくても、仕事を変えなくても、付き合う人をかえなくても、普段の暮らしの中でいくらでもきっかけは掴める。

2012-04-25 18:31:17
@dainotopia

今日の朝、いつものバスがとても混んでいて、補助席に座る羽目になった。でも、それがいつもと違う景色、心地、感覚をもたらしてくれた。いつもはあまり集中できない作業にもスッと入ることができた。そして、ふと学生時代に毎月歌舞伎を観ていた時期に感じていたことを思い出した。

2012-04-25 18:36:28
@dainotopia

思うに、相手の動きからもたらされた変化より自分の動きからもたらされた記憶の方が身体には残る。僕は。團十郎の弁慶と海老蔵の弁慶、よりも、1階から見た勧進帳と3階から見た勧進帳の比較記憶がしっくりくる。でもそれは人それぞれで性向があるのだろうし、むしろどちらも必要ではあるだろう。

2012-04-25 18:57:36
@dainotopia

基本的に歌舞伎でかかる古典といわれる演目は(厳密には違うが)同じ内容のものが大昔から変わらずに繰り返されている。にも関わらず、続いているのは、変わらない中に少しの変化があるからだと思う。受け手の視点から言えば、まず演る人の変化。そして見る場所の変化。相手の動きと自分の動き。

2012-04-25 18:46:01
@dainotopia

要は歌舞伎の勧進帳という、いつもの中に、少しの変化を組み込むことで何百年も楽しめるということ。いつも日常の中に、特別な変化ではなく、一本早い電車で行ってみるとか、いつもと反対の道を歩いてみるとか、二次会に行くのを辞めてみたりするだけの少しの変化を入れる。案外それで長く続いたり。

2012-04-25 19:07:53
@dainotopia

いつものやつに少しの変化を加えるだけで、きっかけが掴めたり、長く続けられたりする。まずは奇を衒いすぎないで、いつもを大事に。その上で、ちょっとだけ奇を衒ってみる。しがない僕らにはそれくらいがぴったりだと思う。おわり。

2012-04-25 19:16:30