ライスのアニメ感想:#162 LUPIN the Third -峰不二子という女-(4)

LUPIN the Third -峰不二子という女-第4話感想です。 銭形回でした。 ようやく主要メンバーが出揃い。 次回からいよいよ正念場です。
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テリー・ライス @terry_rice88

LUPIN the Third -峰不二子という女- Ep.04「歌に生き、恋に生き」銭形回&オペラ座の怪人回でした。おそらく見方によって評価がばっさり分かれる回だったんじゃないのかなあ。三つくらい焦点が置かれてて、全体を眺めると焦点がボケちゃったのかなあとちょっと思いました。

2012-04-27 00:05:39
テリー・ライス @terry_rice88

一点は銭形のルパンに対する執念、二点は恋に生きたオペラ座の歌姫と老いた大道具のエピソード、三点は不二子の置いていった過去とルパン三世と言う盗人同士の駆け引きみたいなものかな。三点目はあくまで今後の伏線だと思われるので、今回はあんまり触れられてないですが差し込み方は悪くなかった。

2012-04-27 00:10:41
テリー・ライス @terry_rice88

ネットの評判を見ている限りだと、銭形のキャラ造形は割りと原作に沿っている(ルパンの銭形への呼び方が従来のシリーズとは異なっているのも、原作準拠)らしく、冒頭の♂で表すベッドシーンもどっちかという原作読んでいるとニヤリとするのかもなあとかそんな風に思いました。

2012-04-27 00:24:20
テリー・ライス @terry_rice88

銭形においてはルパン逮捕において、手段を選ばない清濁を合わせた、辣腕刑事ってイメージを強調していたかなあ。えーと、イメージ的には「ダーティハリー」のような一匹狼的な硬派なキャラであると。ただまあ女性観についてはちょっと見えてこないかなあ。来る者は拒まずと言う感覚ではあるようだがw

2012-04-27 00:28:29
テリー・ライス @terry_rice88

2話の次元にせよ、今回の銭形にせよ、女性の介在を許さない男の世界には踏み入らない、踏み入れないって印象だなあ。今回も話のメインテーマには銭形の姿はいない。2話の次元もどっちかというと、テーマには直接関わってこない操り人形だったようにも感じたしなあ。脇に弾かれている印象を抱きます。

2012-04-27 00:32:54
テリー・ライス @terry_rice88

それが悪いわけじゃないんだけど、やっぱり今シリーズの肝である不二子を軸にした物語に対し、拒絶反応を引き起こしているように感じるなあ。ルパン逮捕という仕事に血道を上げる銭形は基本的に刹那主義、快楽主義である不二子にはおおよそ理解できない所なのかなあと思わなくもないです。

2012-04-27 00:37:15
テリー・ライス @terry_rice88

次元もそうだけど、銭形に置いてもおそらく原作のキャラをなるたけ崩さずに、そのまま配置しているためにカッコよくはあるんだけど血肉は通ってないよなあという感じもしてしまうんですよねえ。逆に血肉が通っているなと思わせるのは不二子であったり、ゲストの女性キャラだったりするわけで。

2012-04-27 00:42:59
テリー・ライス @terry_rice88

今回も女性キャラの複雑怪奇な、歌に行き、恋に生きる人生というのを表現していたんではないかなあと言う感じ。オペラ座の怪人をモチーフに恋に行き、刹那でも構わないような幸せな暮らしを生きるアイヤーンは独善的でもあり、情熱的でもある。彼女の一番の幸福はそれを理解してくれるダレンゾがいた事

2012-04-27 00:47:00
テリー・ライス @terry_rice88

オペラ座の怪人自体は確か悲劇。しかし、本作のエピソードにおいては、怪人=幽霊はアイヤーンの恋を存続させるがらんどうの存在で、今回のファーストカットの顔のない幽霊はそういう表現なんでしょうねえ。彼女の幸福のためだけに生み出された存在。ダレンゾがそうだったり、アイヤーン自身だったり。

2012-04-27 00:51:49
テリー・ライス @terry_rice88

結果、誰が演じても何者でもない=オペラ座の幽霊ってことなんでしょう。さらにアイヤーンは自らの存在も架空化してまで恋に生きようとした。そうさせる程に彼女は恋に囚われ狂人と化していると。故にカタコンベ(地下墓地)に潜み、死と隣り合わせに生きる者となったってことかなあ。

2012-04-27 00:57:04
テリー・ライス @terry_rice88

カタコンベを指して、ここは最高の恋の舞台とのたまうほどだから、よっぽどの事なんだろうなあという気がします。不二子にはまた宝石をちりばめられた仮面に目が行くのでその境地には達してないけど、女性の内に見え隠れする感情的な狂気は不二子もまた等しく持っているって事なんでしょうね。

2012-04-27 01:00:07
テリー・ライス @terry_rice88

とまあ、今回の主軸であるエピソードについては、やはり完成度が高いんですけど、はやり足を引っ張るというよりは、物語に雑味を残しているのは、銭形でありオスカーであると言う気がするなあ。というかオスカーは何のために出てきたのだろう・・・やはり不二子の過去だったりに関わりがあるんだろうか

2012-04-27 01:04:18
テリー・ライス @terry_rice88

ルパンについてはこの作品における、王子キャラだから他の男性より優位に立っている感じだなあ。むしろ不二子と対等に渡り合える男性というイメージが凄く強い。五ェ門は扱いやすく、次元と銭形は不釣合いで相性が悪い。ルパンとはお互い認め合う仲で、ツーカーなところもありそうだなあと。

2012-04-27 01:08:45
テリー・ライス @terry_rice88

そうなるとオスカーはルパンの対極にいる存在なのかな。お互い反目しあい嫌いあう存在であると。ブタ女、タンツボ発言や彼に感じるBLの香り、生真面目で堅物なキャラ造形からもそんな節がありそう。今後、不二子の過去を軸にした内面の話が繰り広げられるのであれば、ルパンとオスカーは対峙するのか

2012-04-27 01:13:31
テリー・ライス @terry_rice88

今回、軽く提示された不二子の過去。そこにルパンはどう動き、オスカーが関わってくるのかどうかってところか。キャラ紹介が終わりシリーズ全体の展望としては見えてきた箇所もあるけど、総合的に構成がかなりギグシャクしたエピソードだったなあと。今回の脚本が岡田磨里だったので得心が行ったけども

2012-04-27 01:17:15
テリー・ライス @terry_rice88

個人的には長期シリーズの伏線回収や話のまとめ方に力量を感じる方なので、一話完結にシフトすると、色んな要素が拡散してまとめ切れないんじゃないのかなあというのを今回の話を見て、確信を深めた気がしました。見方を変えると悪くはないんですけどもね。最初に言ったように焦点がぼやけた感じでした

2012-04-27 01:20:35
テリー・ライス @terry_rice88

さて、登場人物は出揃ったので次回以降どう展開されていくのかが今シリーズの成否を握っていそうな予感がします。果たしてどうなるのか、注目していきたい所です。と言う所で、今回は以上。どうもありがとうございました。それではまた次回です。

2012-04-27 01:22:43