丸山天寿先生の「カーマスートラⅡ」

前回はこちら 丸山天寿先生の「美人を見分ける言伝え インド編」 http://togetter.com/li/291501
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丸山天寿 @tenjumaruyama

さて日曜日のお遊び。本日は前回に続いてカーマスートラ。お題は「カーマスートラⅡ」。カーマスートラは全七部に分れている。1、総論、2、性交、3、処女との交渉、4、妻、5、他人の妻、6、遊女、7、秘法。一般に2の性交編が有名だが、他の章にこそ味わいがある。その中からいくつかを紹介→

2012-04-29 08:11:55
丸山天寿 @tenjumaruyama

まず「女性から男性に対しての愛情表現の種類」―1、男の顔を正視出来ず、相手に見つめられて顔を赤くする。2、言い訳をしながら美しい肢体を見せる。3、そばから離れた男にひそかな視線を送る。4、何か尋ねられても、恥ずかしそうに俯き消え入りそうな声で答える。5、長時間一緒にいたがる。→

2012-04-29 08:13:16
丸山天寿 @tenjumaruyama

6、一寸離れている時、男の注意を引くため顔の表情を変えながら付き添いに話かける。7、男のいる場所からなかなか離れたがらない。8、口実をもうけて男の目をいろいろな物に向けさせる。9、いつまでも語らっていられるようにゆっくりと話す。10、子供を膝に乗せて接吻したり抱きしめたりする→

2012-04-29 08:15:48
丸山天寿 @tenjumaruyama

11、連れの女の顔に模様を描いたり、周囲の者にもたれかかったりしてはしゃぐ。12、男の連れに親切な態度を示す。13、化粧をせずに男と会うのを避ける。14、男の贈った物を常に肌身から離さない。15、他の女性の事を話すと狼狽する。古代のインドで書かれたものだが思い当たる事が多い。→

2012-04-29 08:19:27
丸山天寿 @tenjumaruyama

それに対して男は次の心構えが必要。「娘が自分に対して好意を抱いているのを感じた時、男は彼女と結ばれるために全力を尽くさねばならない。相手が幼い娘だったら子供っぽい遊びで、妙齢の娘だったら諸芸の才能によって、彼女達が信頼している人々を利用してでも、その心を捕えなければならない」→

2012-04-29 08:22:02
丸山天寿 @tenjumaruyama

娘を射止める方法。1、一緒にいる時わざと手を握る。2、様々な抱擁を行う。3、親族の集まりに際しては彼女の隣に座り、口実をもうけて彼女に触れる。4、彼女の足に自分の足を押しつける。5、人気のない場所では大胆に愛情を表す。(この後は際どいので省略)。等の様々な方法で彼女の心を捕える→

2012-04-29 08:24:06
丸山天寿 @tenjumaruyama

さらに続く。「女性が心を決めかねている時の方法」1、彼女と仲の良い女友達を利用して彼女を自分の家に連れて来てもらう。2、彼女と他の男との結婚が迫っている時は彼女の母親の前でその男を罵倒し、彼女を連れだす。3、彼女の兄を利用する。ここまでは分からない事もないが次からはもはや犯罪→

2012-04-29 08:25:51
丸山天寿 @tenjumaruyama

4、「お祭りの日に彼女に酔い薬を飲ませ、用事にかこつけて他の場所に連れ出し規制事実を作る」―等と次々にヤバい方法が続く。今でも同じような事をする奴がいる。男は進歩していない。書くと規制されると思うのでこの後は書かないがとにかく「男は全力で彼女をものにしなければならない」とある→

2012-04-29 08:29:16
丸山天寿 @tenjumaruyama

ごく大雑把に言って、世に言う「性愛の書」は退屈な物が多い。もって回った言い方で愛欲を擁護するか、性交の方法ばかりが書いてある。そんなのは一度読むと飽きてしまうが、このカーマスートラは違う。どぎつい表現や項目もあるが何度読んでも面白いし、実生活の参考になる。一読をお勧めする。了

2012-04-29 08:32:12