『広告のやりかたで就活をやってみた』 感想

小島 雄一郎 , 笹木 隆之 (2011)『広告のやりかたで就活をやってみた』宣伝会議 の感想です。
3

広告のやりかたで就活をやってみた

だいご @it_dig

『広告のやりかたで就活をやってみた』という本。これ、すごく良かった。広告業界志望じゃない人でも、読むと良いと思う。 何がいいって、とにかくシンプルなところ。無駄なことを出来る限り省いて、「とくべつ」じゃない人でも取れるような戦略が書いてあるところに非常に好感を持った。

2012-03-05 16:18:51
だいご @it_dig

商品=自分、ターゲット=志望企業、競合商品=他の大学生 と置いて、実際の広告のやり方(オリエンテーション~コミュニケーション実施)も、就活のそれぞれのプロセスに置き換えるという方法をとっています。

2012-03-05 16:20:27
だいご @it_dig

はっとさせられたのは、広告というものは基本的に「見られない」ことを前提につくるという点。就活も同じで、人事の人はESや面接なんて何十人、何百人と見るわけだから、内容ももちろん大事だけど、それ以上に「見せ方」も大事になってくる。

2012-03-05 16:22:00
だいご @it_dig

絶対内定で自己分析して、ロジ面でわかりやすいPRを考えても、他の人たちに埋もれてしまっては意味がない。 相手の意表を突く、ということの大切さを知った。 もちろん、目立てばいい、という話ではない。スタンドプレイは組織にとって嫌われちゃうから。

2012-03-05 16:24:10
だいご @it_dig

ちなみに、この本では自己分析としては「生まれてからの10代ニュースを書いてみる」といった、とってもシンプルなものだけを挙げてます。ここもシンプルでいいなあ、と思いました。 自分は絶対内定みたいに多角的な質問で、自分を徹底的に洗い出す方法も好きだけれど、結局あれは無駄がでてくる。

2012-03-05 16:26:23
だいご @it_dig

つまり、絶対内定の方は些細なことにも目を向け、自分でも驚いてしまうような隠れた魅力、みたいなものを探し出すのに向いている。あとは、自分が良いと思っていた点が、繰り返し出てくるのでより確信を持って長所をアピールできるようになる。

2012-03-05 16:28:12
だいご @it_dig

人生における10大ニュースを書きだす、というのはそれとま逆で、とりあえず大きな軸、本当に大事な軸をひとつふたつ見つけるのに向いているんじゃないだろうか。ぶっちゃけ、そっちの方がわかりやすいし良いかもしれない。楽だし。

2012-03-05 16:29:44
だいご @it_dig

あと、やっぱOB訪問は大事らしい。社員分析にならないためにも、なるべく複数の社員さんに会うことが望ましい、ですって。ただ、OB訪問のポイントである「時代性」という観点はすこし難しいなあ。第三志望ぐらいまではきちんとやっとこうかな。

2012-03-05 16:32:48
だいご @it_dig

そして、僕自身がこの本から得た一番大きなポイントは「どう見せるか」ということだったのですが、この本の主張自体としては「どう見せるか」よりも「何を言うか」の方が大事だと言うこと。まあそれは当たり前と言えば当たり前なんですが。

2012-03-05 16:34:34
だいご @it_dig

ただ、この本は「何を言うか」に関しては、相手に合わせて変えて良い、としている。ここが他の就活本とはちょっと違うのかな、と思った。うーん、てかどっちがセオリーなのかしらん。ロジ面とかは、相手に合わせるんじゃなくて、ビジネスマンに必要な能力は一緒だから、アピールは全部同じで良い派だし

2012-03-05 16:36:29
だいご @it_dig

自分としては、「企業に合わせて変える」方を押したいなあ。たぶん、「変えてはいけない」派の人ってのは、相手に合わせることによって軸がぶれるとかそういうことを危惧していると思うんだけど、もちろん軸やコンセプトはずらさない。

2012-03-05 16:38:15
だいご @it_dig

だって、常識的に考えて自分とは一言でこういう人間で、やりたいことはこれで、って全部集約しない。ポストモダン的に言えば、自我というものは無数にある(キリッ  だから、自分の性質を良くわかっているなら、状況に合わせて武器を変えるように、企業に合わせてキャラを変えるのはありだと思う。

2012-03-05 16:40:30
だいご @it_dig

最初にこの本はシンプルと言ったけれども、簡単ではない。非常に奥深い。ロジ面もシンプルで丁寧だったけれども、あれは結構画一的で、ある程度内容が固まったらそれで終わりですよーって感じ。けど、こっちの本は工夫は無限にできることを示唆している。

2012-03-05 16:43:19
だいご @it_dig

印象を強めること工夫に工夫をこらすことけれど複雑にはしないこと、……なんだか、読んでいると自分でもできそうで、ワクワクしてくる。そんな本です。お暇があればみなさんぜひ!

2012-03-05 16:46:33