伊東乾先生@itokensteinの「結局不平不満というのは自分の弱さに起因することが大半」

社会的に文脈が立ってしまう所ではあれこれクレームもつけられるけれど、それでは心の内面の充実なんかほとんど一切望めないし。とても難しい問題を孕んでいると思うけれど、やっぱり自分自身の内側を解放・充実してくしかないなと考える。by 伊東乾
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Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

何気ないことの価値とかありがたさって、やはり失ってみないと判らないものだ。例えば健康であり、例えば人の温かな気持ちであり・・・どうという事のない日常と思っていたものは、それを失って始めてかけがえなさを知る。そういう意味では欠乏の経験を早い時期にすることにも意味はあるような気がする

2012-05-02 09:35:11
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

あれこれ言い訳している間って、結局本当には火がついてないんだよな、と改めて最近思う。例えば朝一番、楽器をさらうと譜面が書きにくいとか思ったり、それで回りに当たってしまったりしたことも以前はあったのだけれど、本当に忙しいときはそんな事言わないし、本当に充実してたらさっさと手が動くし

2012-05-02 09:44:19
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

結局不平不満というのは自分の弱さに起因することが大半だし、社会的に文脈が立ってしまう所ではあれこれクレームもつけられるけれど、それでは心の内面の充実なんかほとんど一切望めないし。とても難しい問題を孕んでいると思うけれど、やっぱり自分自身の内側を解放・充実してくしかないなと考える。

2012-05-02 09:46:04
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

ナイーヴかもしれないけど感動は大事。あるいは「萌える」でもいい。官能に火がつくでもいい(あんましヘンな事はしない方がイイと思うけど)。本気の火がつくことに集中しているとき、人はあれこれあんま余計な口も利かないし、外から見ると生き生きしてて様子が美しかったりもする(おじさんとかでも

2012-05-02 09:48:34
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

だから「恋する」事はとても大事。別段人間相手にあちこち浮気しましょうというのではなくアマゾンで送られてきた一冊の詩集で心に点火されて猛然と仕事に意欲がわいてくるとか、そういう「恋」を言っている。その意味で「多情」なのは生きるうえで強い力になる。そういう神父さんも沢山知っています。

2012-05-02 09:52:58
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

自分が本気になる点火口というのを知ってるといいと思う。難物なのは、人間は飽きる動物で、パタンで先が見えちゃうとウンザリしたりもする、贅沢な存在でもあるということ。未知のトキメキに自分を投身して行けるある種のパターンを自覚していると、よくも悪しくも本気で集中しやすくなるように思う。

2012-05-02 09:55:33
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

音楽でいえば「そそる」というのが大事と思います。あまり上品な言葉ではありませんが、食欲をそそる、みたいに、内側の欲動と直結していることが、自分的には非常に大事で、その間にちょっとでも詰まりものがあるとこれを取り除くのに10年20年かかることも。そういうことを意図的にした人もいたし

2012-05-02 10:03:21
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

なんというか、気のめぐりのライン、パイプにつまりを作らない。心に血栓を作らせない作らない、出来ちゃったら溶かすようにする。身近には社内のイジメで自殺した人がいます。イジメていた上司の人は世間では正義派で知られてますが、そういう人生のあり方は大いに疑問。普段書かない事を書きましたが

2012-05-02 10:06:24
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

自分の心を閉ざすのも悲しいし、何かのドミノ倒しみたいに、今度は人の心を閉ざさせる八つ当たりみたいなことをしても、結局それはめぐりめぐって自分の心に影を落とす。できればそういう因果なことのない、気と心のめぐりの生活を生きたいものだと思います。無論様々に難しいことではありますが。

2012-05-02 10:09:01
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

とあるギリシャ人の詩集を読んでいるのだけれど、あまりに美しい詩句の大半は、あまりに帰ってこないかけがえのない過去や思いを歌っている。世界の厳しいこと、難しいことに目をつぶるのでなく、それに全体からだを開いて心が破れる中から心を養っている。強く力づけられ大きく気持ちをそそられた。

2012-05-02 10:16:11