リハビリテーションの、世界観から戦略・戦術・技術までの階層性について

自分のツイートをまとめました。
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佐々木俊尚 @sasakitoshinao

戦略を世界観から政策、技術・ツールまで5段階に階層化する。なぜ日本人は最下位のツール部分だけで対応しようとするのか。これ昔からの日本の謎。/地政学を英国で学んだ : テクノロジーのソフト面を軽視する日本 http://t.co/Vi72evyx

2012-05-06 08:28:03
Sato_Masatoshi @soshusan

今RTした地政学のブログ記事、参考になる。戦略までを7階層で考えるということ。1世界観 2政策 3大戦略 4軍事戦略 5作戦 6戦術 7技術

2012-05-06 16:20:48
Sato_Masatoshi @soshusan

職場で臨床の話をすると、たいてい最下層の「技術」レベルになる。「どうやったら良くなりますか?」「どんな訓練がいいですか?」と。

2012-05-06 16:22:29
Sato_Masatoshi @soshusan

そこで僕が認知神経リハに絡めてアドバイスすると、「難しいので・・・」としり込みされることが結構多い。なんでかなと今まで思っていたけど、今分かった。僕のアドバイスが「世界観」「政策」「大戦略」のレベルなことが多いからじゃないか。

2012-05-06 16:24:47
Sato_Masatoshi @soshusan

理学療法士はたいてい、従来からある理学療法の枠組みにあって「技術」を学ぼうとする。そういうレベルでしかたぶん考えられていない。もっと上のレベルのことを考え直そうという発想自体がない。そんな気がする。

2012-05-06 16:27:47
Sato_Masatoshi @soshusan

でもこれは理学療法士だけの話じゃないかもしれない。先のブログ記事より:日本人の悪いクセは、状況が逼迫してきたり、勝ったと思っていい気になっている時に「ものごとを下位の(戦術〜技術)レベルだけで考えよう/考えたい」という変な欲望に負けてしまうという傾向を強くもっている点。

2012-05-06 16:29:42
Sato_Masatoshi @soshusan

リハビリテーションを僕の身の回りで考えると、その「大戦略」はほぼ「保険点数をいかに取るか」「どうやって患者さんを退院させるか」に集約されているように見える。それ以上の「世界観」なんかはあまりなくて、その状況が職員に行きわたっていると思う。

2012-05-06 16:33:51
Sato_Masatoshi @soshusan

認知神経リハの世界観の一つは、「相互作用する」ということ。人間は(中枢神経系は)、世界(外部環境)と相互作用する。患者はセラピストと相互作用する。訓練においてはセラピストが介在者となって道具(ツール)と相互作用する。その結果学習が起こる[戦略・戦術]

2012-05-06 16:39:25
Sato_Masatoshi @soshusan

認知神経リハをすると急にそういう世界観とか生き方がクローズアップされてくる。それは認知神経リハが特別なんじゃなくて、今までそういう高い階層のことを考えずにリハしてたってことになるんだけど。クローズアップされることを受け入れられる人ばかりじゃないから、通じ合うことがなかなか難しい。

2012-05-06 16:45:25
Sato_Masatoshi @soshusan

以上、「リハビリテーションの、世界観から戦略・戦術・技術までの階層性」についての連続ツイートでした。茂木さん風に考えながら書いてみたけどなかなか難しかったです。(^ ^;

2012-05-06 16:47:07