十三人の刺客、本筋と全く関係ない所だけど、筆文字が跳ね払いを強調し過ぎてて下品だと思う。やっている身としてはノイズになっちゃう... ちなみにNHKの「平清盛」の字は素晴らしかった。
2012-05-06 22:14:24いや、さっきの撤回。「みなごろし」の字ヤバイ。肝が冷えるほどの迫力。んで、そっからの役所広司の演技。「なに、武者震いですよ...!」はこっちまで武者震いするレベル。
2012-05-06 22:42:49「島田新左衛門、出来ますか、この男。」「切れるというわけではない。恐ろしく強いわけではない。だが負けぬ。」だが負けぬという言葉が一瞬にして役所広司のキャラを的確に描いている。
2012-05-06 23:21:56やっぱり宇多さんがこの映画好きなのよくわかる。「プロが集まって何かやる感」コンバットRECのいう「チーム萌え」とかもうあらゆる要素てんこ盛り。
2012-05-07 02:29:41「七人の侍」だと直接的に庶民を助けるけど、こっちは間接的な救済を与える。そして、最後のシーン(吹石一恵の所)で個人的にも救済される。
2012-05-07 02:32:11「戦の世はこのようであったのだろうか。楽しいものだな」「今日が人生で一番楽しかったぞ。礼を言う」という稲垣吾郎の演技も素晴らしいけど、奇人の役が「こんな奴でも守るのが侍だ」という市村正親のイデオロギーをより一層際立たせる。
2012-05-07 02:36:24最初の語り方(特に、何故斉宣を殺さなければならないのか、という下りのテンポと、その残酷さ)はスゴく良かったのに、後半の殺陣シーンは12人の死に様をひとつひとつ取り上げちゃうので間延び感はある。
2012-05-07 02:40:55殺陣でよかったのは、小倉庄次郎が死んでから、庄次郎視点でカメラワークがなされた所。ちょっとだけ「クローバーフィールド」が割りとアクセントになってた。
2012-05-07 02:44:03この映画の肝って、もはや戦国の世ではいから、武士あんまり強くなくて、でもそいつらが頑張って暴君倒す、という点なのかな、と思ってたけどなんか違う。努力映画っていうか。
2012-05-07 02:45:55たぶんこれは「昔とった杵柄で、いっちょ死に場所を探しますか!」という物語なんだろうな。だから別に修行とかしない。(まぁ期間が短いというのもある)
2012-05-07 02:48:40役所広司は、とても人望が厚く、黙ってても人が寄って来る人なわけだけども、そうゆうエピソードが一個もない(ライバルの市村正親が語っている場面はあるけど)ので、若干説得力に欠けるのに、何ですんなりと「新左衛門マジがんばれ」ってなるかって、もう役所広司だからですとしか言いようがない。
2012-05-07 02:55:45新左衛門も、半兵衛もそれぞれの理由があって、「でもやるしかないんだ!それが男であり、武士だ!」という強いメッセージにやられる。新左衛門は良心に駆られて。半兵衛は義心に駆られて。義心と良心のぶつかり合い。
2012-05-07 02:57:57あと細かい所だと、そこまで落合宿を改造して、火薬も扱えるんなら、地雷沢山埋めとけよ、とか、火矢使って火の海にすればもっと簡単なのに、とかありますけど、そこ深入りする所じゃない。
2012-05-07 03:00:34