ソフトウェア産業の実情と将来についての一技術者の考察 ~ ソフトウェア業界を目指す全ての学生さんに ~
まだ、売上一兆円規模の大企業で純粋にソフトウェア出身の役員はいても、トップは出ていなかったように思います(すみません、裏付けとっていません、あれ富士通はそうだっけ?)。これが当たり前になってくる、数年後、どういう経営スタイルを打ち出せるかによって、ソフトウェア産業の浮沈が決まる。
2010-06-18 09:18:01ソフトウェア開発関連のイベントやシンポジウムでも、日本の大企業の経営者は部下に行かせて自分で行かない。要約報告を読めばよい方。まして登壇などほぼしない。居ても質問など絶対にしない。まさに『バカの壁』です。もし隠れて勉強しているとしても、その姿を部下に見せない時点で効果が半分以下。
2010-06-18 10:44:33そうか、小泉政権時代に「自己責任論」が若者を中心に受け入れられたのは、この手の実態を隠したまま、ソフトウェア、ゲーム、コンテンツ産業が若者ホイホイになっている状況を追認した言葉として一気に広まったのか。派遣法改正とセットでね。で、入りやすく出にくい構造で4、50代にしゃぶられる。
2010-06-18 10:48:19そら、若者は嫌消費にもなるよ。ならない方がおかしい。「若者の○○離れ」は、どうして、僕らにもっとお金を払ってくれないの?という中年駄々っ子が、小賢しい屁理屈を捏ねているだけなのだと思う。
2010-06-18 10:49:33組み込み系の実態としては、開発工数(マンアワーのことね)の半分以上がソフトウェア関連、さらにその半分がソフトウェアのテストになっているのが、経済産業省が秋に公開する年度調査でわかる。なのに、それらの企業の経営者は何をしているかという話し。経済団体ごっことか。組織改編ごっことかね。
2010-06-18 10:52:53で、彼らは揃って言うわけです。「イノベーション」「ソリューション」はぁ?数字でしか部下の職場を見ないで、お客様の課題をどうやって解決する技術や手法ができるんですか?てめぇのケツも拭けないままに他人様のケツを拭かせていただいて対価をください。そういうことを事業化するんですか?恥だ。
2010-06-18 10:55:43日本市場が海外投資家に避けられて理由は、経営の不透明性の一言で片付けられがちですが、本当のところはこれらの成長を牽引するソフトウェアやコンテンツ産業の経営者が、何を考えているかわからないために、予測が立たないせいだと思っています。前首相どころでない宇宙人に見えているハズ。
2010-06-18 10:59:20一部のソフトウェア事業を持つ大企業では、海外人材の新卒採用枠拡大や、社内公用語の英語化などに着手しています。これは下記の課題に気づいている経営者が、考え方を変えた次世代の後継者を作ろうとする動きです。でもね、悲観的な言い方をすると、貴方がたが即退陣するのが本当は一番の特効薬です。
2010-06-18 11:03:55