@may_romaさんの「創造的な階層」について

最近話題の@may_romaさんが割とそのスタンスの核心っぽいことを呟いていたので、勝手ながらトゥギャらせて頂きました。
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May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

東京が「創造的な階層」を引き寄せる上での最大のネックは、緑の少なさ、公園の少なさ、建物が乱雑で汚いこと、騒音、住宅の貧弱さのように思います。郊外に住んだとしても、日本の住宅は密集している上、買っても上物の資産価値が殆ど上がりません。高いお金を出して住みたいと思わないでしょう。

2012-05-10 00:48:23
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

「創造的な階層」の人々は色々なことを考えて実行に移す人々です。考えるには刺激が必要です。その人々は、知的な刺激を好む人々です。あれをやってはいけない、と始終言われるのは嫌いです。落ち着いて考えることのできる素敵な公園、緑に囲まれた住宅、世界的なレベルの美術館がない街には住みません

2012-05-10 00:43:56
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

東京だけではなく、日本の地方都市も、ニューヨークやボストンやロンドンに比べたら、「創造的な階層」が集まりにくいのです。それは住みにくかったり、刺激的なイベントが少なかったり、給料が安かったり、他の「創造的な人々」に顔を合わせて出会うことができる機会が少ないからです

2012-05-10 00:40:32
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

結果は今の東京と、ロンドンやニューヨーク、サンフランシスコ、シリコンバレー、ボストン、シンガポールを比べたら明らかです。東京にニューヨークの様な雑多な人がいない理由は何故でしょう?なぜ世界的なネット企業は東京に本社を置かないのでしょう?税金だけが理由ではありません。

2012-05-10 00:38:02
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

日本ではそれらの国がどういう政策をやっているか、お勉強と模写はしていますが、その背景にある思想を理解していません。その結果、やっていることがチグハグになっています。移民も教育も住宅も起業支援も労働規制もお互いが繋がっているんです。ところが日本ではバラバラです。

2012-05-10 00:36:16
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

ここで重要なことは、アメリカやイギリスやカナダやオーストラリアで教育政策や移民政策や都市計画、産業政策を作る学者や役人が、「創造的な階層」を生み出して行くにはどうしたら良いか、政策や街をどうやって設計すべきか、ここ20年間真剣に議論して来たことです。そしてそれを実行しています

2012-05-10 00:33:20
May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

私が最近の日本のノマド話や評価経済の話を、茶化している理由は、書きての人々があまりにも不勉強で、経済地理学や社会学や政治経済学の本を読んでないばかりか、英語圏では手垢のついた議論を、さも自分が発見したかの様に語っているからです。タイムマシン論壇ですね。

2012-05-10 00:29:42