俺の幼馴染み　アイナはアホネン　No.５

切腹の人 @TunaHarakiri

@jun_minazuki そこがミルヒちゃんの凄さなのれず

@ponponbane

ミ、ミルヒ編入しとる!?あそこの高校の編入試験ってどの程度。てか、外国語対応してたのか、やるな教師陣!!

切腹の人 @TunaHarakiri

@ponponbane 　ミルヒはしばらく前に短期留学という形で編入→全校生徒の前で嫁アピールのため幼馴染の唇を奪おうとする→すりかえておいたのさ！→キスした相手は教育実習の女子大生（百合属性）→ｱｯｰ　というエピソードを投下しております実は。

切腹の人 @TunaHarakiri

ミルヒ（うちの歳三様は幼馴染君言うんやね→でもアイナ小母ちゃんに奪われそう→ちょっと待ってや日本はBL大国やないか→そんな、赤フンした幼馴染君が真夏の海でYO！SAY！夏が胸を刺激してお尻の蕾がレボリューション!?→いけない、わたしがまっとうな性教育をしなきゃ！→留学しよう）

@ponponbane

@TunaHarakiri 解説ドモです！ミルヒ来日編までしか読んでなかったw住まいは、アイナたちの家なんでしょうか？それとも豪華にホテル住まい？

切腹の人 @TunaHarakiri

@ponponbane そこら辺も実は投下済みですが　日本文化を知りたい→通訳できる幼馴染の家がいいなあ→認められる→部屋が足りないので幼馴染が部屋を明け渡してアイナの家に下宿することに（よくあること）→ぐぬぬぬ→やっぱりミルヒはアイナの家にお世話になります　という流れれず。

マスカルポーネ @nekuland

「おーっす。ちゃんと来たぞー」「妹ちゃん、こんにちは」妹の通う学校の文化祭に呼ばれた幼馴染とアイナは、入場ゲートをくぐるとすぐに妹を見つけた。「兄さん、アイナ義姉さんもようこそいらっしゃいました」妹は慌ただしく駆け寄ると、息を整えてうやうやしく頭を下げる。1 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「仕事中みたいだったけど大丈夫か？」幼馴染は妹が胸に抱えている書類を見ながら言う。「大丈夫ですよ。兄さんとの時間ならいくらでも作って見せます」胸を張ってそう言ってのける妹にアイナは小さく拍手をして声を上げた。「おお～さすが妹ちゃん。できる女やなあ」2 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

アイナの素直な称賛に妹が照れていると、近くに居た女生徒たちが興味津々といった様子で尋ねてきた。「あの、先輩。そちらの殿方は？」「ご紹介します。私の兄と、義姉さんのアイナさんです」とても丁寧で澄ました様子で妹が言うと、明らかに周囲が色めき立った。3 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「『義姉さん』ってことは、もしかして・・・？！」「ええ、多分近いうちに」妹が人差し指を口に当ててウィンクして言うと黄色い声が上がる。「流石お姉さまのお兄様ですわ！交友関係が広いです！」「『お姉さまのお兄様』？！」鼻息荒く詰め寄る女生徒。4 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

幼馴染がひどく動揺しながら自分に与えられた肩書きについて訊くと、妹は楽しそうに微笑んだ。「あら兄さん、私ここではお姉様って呼ばれているんですよ」スラリとした肢体と長躯、品行方正、文武両道の生徒会長、それが彼女の学校における評価であった。5 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「・・・そうですか。それじゃあ俺達は適当に見て回ってるから、時間出来たら昼飯でも食べようぜ」「はい。ではそのように」幼馴染はそう妹と約束をすると、アイナの手を掴み、その所作に今にも失神しそうな歓声の沸き立つ人ごみを掻き分けていった。6 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「幼馴染、妹ちゃんと一緒におらんでええの？そのために妹ちゃん入場チケットくれたんやないの？」「俺と一緒にいたらあのままじゃボロでるだろ？今まで築いたのがそれで壊れちゃ駄目だからな」アイナを急かすように力強く引っ張りながら幼馴染は言う。するとアイナは小首をかしげた。7 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「そんなことないと思うけどなあ」「ん？」「妹ちゃんはきっと何よりも幼馴染に自分の頑張るとこ見て欲しかったんやと思うなあ。だって、一番が幼馴染やなかったら『いくらでも時間作れる』なんて言わへし、そもそもチケット渡さへんもん」8 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「そう、かな」「そうや」「おみそれしました」「お礼は焼きそばとわたあめでええで」「はいはい。それにしてもよく気付いたな？」「簡単や、同じ恋する乙女やもん」「『乙女』・・・」「ホンマに幼馴染は失礼やな！」「ごめんなさい、リンゴ飴追加でどうか」「まあうちは寛大やからな」9 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「それじゃあ、ほな」アイナはいたずらっぽく笑うと幼馴染の前に周り、両手を前に突き出して方向転換をするように促す。「あ、アイナ？」「だから今すぐ妹ちゃんにごめんなさいしに行くんやで？」アイナが少し力を込めると幼馴染はバランスを崩してよろめいた。10 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

『わっ！』前のめりになった幼馴染がすんでのところでバランスを取ると眼前に妹の驚く顔が広がる。「に、兄さんどうしたんですかこんなところで？」同じように驚いていた幼馴染が上手く話すことが出来ずに狼狽えていると、アイナは明るい声色で二人に言った。11 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「それじゃあ、これからは自由行動や！二時にここで待ち合わせなー！」アイナは手を振って楽しそうに人ごみに溶け込んでゆく。周りの生徒達はその意図を理解したのか、唖然とする二人を尻目にお膳立てを始めた。「それでは会長、後は私達におまかせ下さい」12 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「え？」「大丈夫ですよ会長。兄妹水入らずで楽しんできてください」妹が呆気にとられていると生徒たちはあっという間に引き継ぎの手続きを終え、それぞれの持ち場へと向かっていった。「あー・・・行こうか」落ち着きを取り戻した幼馴染がそう言うと妹は小さく頷き彼の左に並んだ。13 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

幾つかの展示を見て回った後、中庭に出た二人はベンチに座り、買ってきたかき氷を食べ始める。ちゃんとしたかき氷機で作られているため、粒は口の中で柔らかく溶け、会場の熱気に当てられた頭を優しく冷やしてくれた。14 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「それにしても、頑張ってるな」校内を歩いているとひっきりなしに声をかけられている妹に、普段の彼女がここでどう過ごしているのかを感じることができたのか、かき氷を半分ほど食べたところで幼馴染は言う。「まだまだ足りませんよ」妹は少し気恥ずかしそうに笑い言った。15 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「私には姉さんのような聡明さも義姉さんのような愛嬌もありませんから」そう言って器を持つ手に少し力を込めて俯き加減になる妹。幼馴染はそんな妹の頭をくしゃくしゃになるまで撫でてみせた。「わ、わ、わ！兄さん！」妹はいつもとは違う大きな声を上げながら顔を真っ赤にする。16 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「いつも頑張ってる可愛い妹へのご褒美だ」「か、可愛い！？兄さん、本当ですか？」自分からは言うが、幼馴染の口からは聞くことのないその言葉に耳を疑った妹は思わず尋ねる。しかし、幼馴染はとぼけた様子でその質問をはぐらかすと。残ったかき氷を一息に流しこんで立ち上がった。17 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「さてと、そろそろ集合場所に行くか。アイナがサイン攻めにあってるかもしれないからな」「いつの大阪万博ですか」下手なはぐらかし方に妹は歳相応な表情で頬をふくらませながら立ち上がる。「兄さんは本当にお喋りが下手ですね。それじゃあ義姉さんを楽しませること出来ませんよ？」18 #あほねん

マスカルポーネ @nekuland

「痛い所を突くなあ本当に」「まあいいです。頭撫でてもらいましたから今日のところは±0です。早く戻って義姉さんを楽しませてあげないとダメですからね？」妹は立ち上がった勢いで歩くと、幼馴染より前に出て彼の手を握る。幼馴染は手を握り返すと、その言葉に笑って返事をした。19　#あほねん