うるめさんによる『幻想ハナガタリ』の感想
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しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
@roombutterfly
まず思ったのは、福岡県在住作家の層の厚さ。このレベルの文士絵師それぞれ12人ずつ（校正含めればもっと）集まるとは……。僕は埼玉ですけど同県在住の東方SS書きを5人も知らない。
2012-05-12 12:49:38
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
@roombutterfly
やっぱり地方イベントって東京のイベントとはまた雰囲気違っていいんですよね。確かにコミケも例大祭も東京開催だしオンリーも毎月の様にやってる。だけど地方イベントは、数少ない機会に一点集中して同人参加をしようって気概に満ち満ちているから、サークル参加も一般参加も気の入れようが違う。
2012-05-12 12:54:54
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
@roombutterfly
僕の初サークル参加したイベントは名古屋遠征だったし、去年7月の大九州も参加した。例大祭と紅楼夢の両方に参加した事ある方ならこの違い分かるはず。
2012-05-12 12:56:09
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
@roombutterfly
んでこの『幻想ハナガタリ』は、そういう地方イベントの熱量をそのまま本に落とし込んだ合同誌だという印象です。皆楽しんでやってるのがよく伝わってくる。
2012-05-12 12:57:26
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
@roombutterfly
本文装丁としては、もう一回り字が小さくて、本文余白があった方が僕好みです。あとルビなんですけど、後半しかふってないように見えるのは気のせいかな。ネコ輔さんの「詳らか」にはふってなかったもんな。人によって違うのかな？
2012-05-12 13:01:48
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
@roombutterfly
【『思い出のデタラメガール』文車でみせ】JK早苗さん、あるデートの記憶。やっぱり外界での早苗っていい題材ですよね。僕も冬にそれで個人誌書いたからね（ステマ）。恋の話というより恋に恋する少女の話。決していい思い出ではないのに、こういう記憶っていつまでも消えず、不意に甦るものです。
2012-05-12 21:09:01
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
@roombutterfly
【『飼いもの』あか。】さとりとこいし、押し花と生花。二本目にして早くも知らない花が出てきた……。ふわっと始まりふわっと終わる古明地掌編なので、ささくれた心を鎮めたい時などに紅茶と一緒に是非。花が露を飲むシーンなど、細かい表現が印象的でした。
2012-05-12 21:10:05
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
@roombutterfly
【『徒然想い草』ネコ輔】衣玖と天子、ふたつの独りが二人になる話。ちょっぴりビターだけど安心できる短編です。ギャグがもう少しマイルドならもっと雰囲気に浸れたような気もする、と贅沢を言いたくなるのはこの方の腕前を知っているからか。
2012-05-12 21:10:57
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【『魔理沙とアリスの関係に及ぼす菜の花の影響』アステルパーム】アリマリが菜の花を摘みに行くよ！ というそれだけの話なのが非常に残念。二人の関係が僕好みだっただけに、この倍の長さくらいは二人のイチャつきを見てニヤニヤしたかった……！
2012-05-12 21:11:34
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
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【『紅魔館の休日』梯子のぼり】妹から牡丹を贈られたレミリアの劇的ビフォーアフター。この合同誌唯一のギャグ。もっとキャラぶち壊しにかかってもよかったと思います。ほら紅魔館て爆発してナンボなところがあるし……。蟹オンザトーストが個人的に大ヒット。
2012-05-12 21:15:13
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【『Pastiche』おるふぇ】幸せな家庭を築いた、阿礼乙女が遺すものの話。一気にシリアスになるので前掲載作との落差が激しい。花に憑かれるという、合同誌テーマと絡めた設定が素晴らしい。それに人妻あっきゅんですよ人妻！時系列が少々分かり辛いけど、そこも含めて味のある昭和文学的一品。
2012-05-12 21:16:34
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
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【『君のために』筒教信者】マミゾウが命蓮寺に住みついて半年、ぬえは花を贈ろうとするのだが。マミゾウ姐さんの任侠魂がキラリと光る話。ぬえのメンタル弱すぎるような気もするけど、結構こいつって悪い子ぶってるけど根はいい子だし、まぁ。
2012-05-12 21:18:04
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
@roombutterfly
【『A Little Goodbye』白】封印前に交わされた、聖とナズーリンの約束。ナズーリンがイケメン。冒頭と最後の演出が印象的。ナズーリンがイケメン。以前拝見したSS然り、白さんは文章の視覚的な演出がお好きなようです。ひりりと切ない短編でした。ナズーリンがイケメン。
2012-05-12 21:19:12
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
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【『虚空の華』床間たろひ】無限地獄に理想を見る四季映姫の話。一行に満たない短い段落をひたすら並べるというこの段落構成のせいか、短いのに圧迫感（もちろんいい意味での）を感じさせる作品。壮大な物語の導入部っぽくもあり、「ここで終わりかよ！」という寸止め感を味わえます。
2012-05-12 21:20:11
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
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【『紫陽花の予感』サバトラ】時とともに変わりゆく秘封倶楽部、メリーはどこへ行ってしまうのか。気怠い雨の情景と蓮子の焦燥感がよく伝わってくる文章は見事。花言葉がはっきりと出てこない作品も多い中で、これはラストにちゃんと花言葉を辞書風に掲載しています。親切。
2012-05-12 21:21:11
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
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【『花ふる巫女と、』プラシーボ吹嘘】紫と霊夢、二人の間の奇妙な絆の話。プラシボさんってともすれば難解なほどに表現をこねくり回す方なんだけど、実は描かれている主題ってとてもシンプルなんだなぁと実感。前作とこれの掲載順は狙ったのかな？ 挿絵と文章が一番マッチしていたと思います。
2012-05-12 21:22:10
しじま うるめ◆秋例大祭【こ19b】
@roombutterfly
【『輝子の部屋』水上歩】午睡から目覚めた永琳に、輝夜が語りかける。ラストにして最大の問題作。会話文のみだし、設定はぶっ飛んでるし、題材がイグサだし。これはもう読んでくれとしか言えません。イグサって花言葉あったんですね。しかし後書きを読んで噴き出してしまった。
2012-05-12 21:23:11