浪江町の牧場で、牛たちは生きている。

福島県浪江町の「希望の牧場~ふくしま~」は、24時間ライヴカメラで現地の状況をネット配信している。牛が歩いてたり、餌を食べていたりする様子が、だれでも確認できる。 http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/ しかしこの牧場の代表の吉沢正巳さんに対し、浪江町当局は「不当な同意書への署名捺印を求めていた」。 http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/blog/2012/05/post_b249.html 続きを読む
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村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

エム牧場ではライブカメラの24時間中継をしており、私は「私有地で手前の設備でやっていることに、町がとやかく言うな」とツイートした。報道時、外出先で見出し+α程度しか記事の内容を把握してなかったが、今日改めて記事全文を読んだ。それでも見解は全く変わらない。(続)

2012-05-21 09:24:53
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

記事全文を読んで気になったのは、条件が当時の町役場と政府の原子力災害現地対策本部の担当者との間で決められたもので、浪江町の馬場町長は「公表規制の条件は付けた覚えはないし、必要もない」と語っていることだ。(続)

2012-05-21 09:25:26
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

 国の機関に対して地方自治体が及び腰になることは決して珍しいことではないが、もし馬場町長がそのように考えているのなら、唯々諾々と従わずに条件の撤回を申し出るか、町の判断で無視すればよい。お役所特有の前例主義にこだわって惰性で書類を作ることなどだれの利益にもならないはず。(続)

2012-05-21 09:26:20
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

当の吉沢さんは同意書にサインをしているが、許可書を得る上でやむを得ないと考えているためで、実際には面従腹背状態だ。ライブカメラはもちろん、牧場への取材も受け入れている。私も取材でお邪魔している。その時に町への同意書の件も聞いていたが、吉沢さんは笑い飛ばしていた。(続)

2012-05-21 09:27:40
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

 吉沢さんは、警戒区域設定後に国が出した区域内の家畜の殺処分に同意せず、出荷の見込みのない300頭超の牛の新たな用途を模索しながら、飼育し続けてきた。ライブカメラでの発信や記者の取材に協力するのは、当然ながら牧場の置かれた現状への理解や支援を求めてのものだろう。(続)

2012-05-21 09:29:04
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

だが、実際に牧場を訪れて見て、私はこの牛たちがただ生存しているだけで意味があると思った。そう思ったのは吉沢さんがもやしの搾りかすを給餌した光景を見てからだ。(続)  

2012-05-21 09:29:38
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

牧場の一角に大きな袋に入ったもやしの搾りかすを吉沢さんがセットすると、広大な敷地から一斉に牛たちがそこに向かって歩みを進めてきて、互いに頭突きあいながら、袋の中のもやしをひたすら頬張る。(続)

2012-05-21 09:30:01
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

牛たちが福島第一原発事故や警戒区域設定を知るはずもない。ただ、本能のおもむくまま餌を口にして生きているのだ。だが、そうやって餌を頬張る牛の姿に強烈な生命力を感じた。私はただその姿に見とれていた。(続)

2012-05-21 09:30:12
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

 もっとも警戒区域内を彷徨う牛に対する住民感情は一筋縄ではいかない。吉沢さんのところのように牧場内に管理されている場合はいいが、事故後牛舎などを抜け出して餌を求めた牛が民家を荒らすこともあり、これが国や市町村が殺処分をすすめた理由の1つにもなっている。(続)

2012-05-21 09:30:40
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

警戒区域内の富岡町は4月に殺処分を中止したが、殺処分に抗議する動物愛護団体などの呼び掛けで町役場の電話やファックスがパンクして通常業務にすら支障が出た結果と言われており、やや後ろ向きな中止決定なのだ。実際、町役場の複雑な立場を私自身が感じたこともある。(続)

2012-05-21 09:31:20
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

4月中旬、富岡町役場職員同行で同町夜ノ森の桜並木を撮影した時。職員は津波被害があったJR富岡駅にも案内してくれたが、付近では野生化した牛が徘徊していた。カメラを向けると、「牛だけは撮んな」と言われた。野良牛の写真が表に出ると、殺処分すべしという住民などから抗議がくるらしい。(続)

2012-05-21 09:33:35
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

しかし、吉沢さんがこの1年根気よく牛を飼育し続けてきたことで、これに呼応する動きもある。現に楢葉町では一部有志が野生化している牛を囲って飼育し、新たな用途を模索する動きも出ている。(続)

2012-05-21 09:33:57
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

牛が餌を頬ばる姿に生命力を感じたのは、私個人の感想でしかないし、一時の慰めに過ぎないかもしれないが、あの光景を目にすれば少なくとも他にも同じように感じる人はいるはず。ほぼ無人となった警戒区域だからこそ、私はあそこにまだ残る生命の息吹を消してはならないと思う。(続)

2012-05-21 09:34:22
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

その意味で、牛に関しても避難中の住民に迷惑のかからない形で延命させてほしいと思うし、その様子を可能な限り、発信していってほしい。牛が生きる姿の発信に規制をかけることは事故で「殺された」町にとどめを刺すような気がしてならないのだ。(続)

2012-05-21 09:34:42
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

まだ、吉沢さんの牧場の様子を見たことがない人は是非、希望の牧場@kibounobokujyou のブログhttp://t.co/Jr8YBrqmにあるライブカメラから見てほしい。午前中だともやしの搾りかすを食べる牛の様子が見えるはずだ。

2012-05-21 09:39:03
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

その両方だと思います。RT @chami_moku:吉沢さんに何か支援出来るとしたら義援金なのでしょうか? それとも、周知行動ですかね。

2012-05-21 13:08:57
村上和巳@「二人に一人がガンになる」(マイナビ新書)出版 @JapanCenturion

誤字があったので再投稿。警戒区域の浪江町にある吉沢正巳さんが管理するエム牧場浪江農場でもやしの搾りかすを食べる牛たち→ http://t.co/FEYWo8z8

2012-05-21 13:37:04
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以下、5月27日更新:

下河原 忠道 @tadamichi_shimo

警戒区域の命【福島県双葉郡浪江町レポート】 http://t.co/Q6lKslHB

2012-05-22 14:32:09
希望の牧場・ふくしま(巨悪不正生物対策本部) @kibounobokujyou

警戒区域立ち入り許可証がきょうで期限切れ 追追追記 2012/5/23 18:34 代表吉沢が先ほど役場で許可証の交付を受けることができました 問題の同意書への署名捺印はなし 役場担当者「同意書は今後も必要ありません」 http://t.co/xEQVdzPI

2012-05-23 18:44:47
めーぷる🍁 @maple0121

吉沢父ちゃんだ! RT @tadamichi_shimo: 警戒区域浪江町で経済価値のない300頭の牛を育て続ける吉沢さん。こういう生き方を「つっぱらかる」っていうんだよな。 http://t.co/cI2263Yn

2012-05-23 19:57:45
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桑ちゃん @namiekuwabara

@kibounobokujyou 警戒区域全世界に知らせないとね。ぼんぼん出して上げますよ。。国に規制される覚えないし私達の土地写して何が悪い。「絶対事故はありません安全神話」作り上げた原子力村に加担した政府が悪いんだろう。http://t.co/wfJyYUkQ

2012-05-23 20:32:35
おみくじ凶子 @aknmssm

被災酪農家らが福島に共同牧場 ダノンとNPOが支援  - MSN産経ニュース http://t.co/eaOBrVPO

2012-05-24 15:49:06