がれきの広域処理について、被災者支援の取り組みをしている立場から考えたこと(つながろう三重第1回勉強会の感想)

東日本大震災の被災者支援団体連絡会の第1回勉強会として、「がれき広域処理」について勉強をしました。 その勉強会後に考えたことをtweetし、健忘録代わりにまとめました。
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山本康史💉MMMP+罹患+P @yasusy1973

(1)震災で三重県に一時避難している方々の多くが原発事故の放射性物質による健康被害を恐れて避難を選んだ。特に母子の方にその傾向が強いと思う。その方々ががれきの広域処理に対して強い不安感(恐怖感)を感じている。せっかく避難してきたのに放射性物質が追いかけてくるのか?と。

2012-05-24 01:08:45
山本康史💉MMMP+罹患+P @yasusy1973

(2)そんな方々の気持ちを理解し、共感したいと思う。理解や共感、より添いは、不安感・恐怖感を和らげ、ひとりでないという安心感を感じて生活を送るための大切な要素だと思うからだ。

2012-05-24 01:10:44
山本康史💉MMMP+罹患+P @yasusy1973

(3)一方で、岩手や宮城の沿岸部に住まう人たちと話をするとき、地域の公園や漁港の敷地に今も積み上げられ、遅々として進まないがれき処理に嘆きや悲しみ、怒りを感じていることが胸を打つ。その気持ちに答えるために、一刻も早くがれき処理を進めるために、広域処理に協力したいと感じる。

2012-05-24 01:13:54
山本康史💉MMMP+罹患+P @yasusy1973

(4)この、一見矛盾する考え方は、実は私の中では矛盾していない。なぜなら、私にとって大切なのは『1人ひとりの被災者が復興に向けて歩むことに寄り添い支援する事』であって、『自分という小さな人間の中で「賛成」もしくは「反対」と筋を通すことでは無い』からだ。

2012-05-24 01:17:26
山本康史💉MMMP+罹患+P @yasusy1973

(5)むろん、私自身には私なりの考え方があるし、実は賛否どちら? と問われればそれなりの勉強結果に基づいて一方の意見を持っている。しかし、それを被災者に伝えることが「支援」ではない、と思うんだ。寄り添う、とは、支援者の意見を押しつけることでは無いだろう?

2012-05-24 01:19:14
山本康史💉MMMP+罹患+P @yasusy1973

(6)私にとって大切な事は、自分の筋を通すことでは無く、被災者1人ひとりの想いを受け止め、不安に寄り添い、未来に歩むお手伝いを、多くの仲間と取り組める環境をつくること。今日の勉強会では、そういう自分の軸足の置き場所を再確認できたな、と思いました。

2012-05-24 01:21:30
山本康史💉MMMP+罹患+P @yasusy1973

(7)よって私の目標は「がれきの広域処理に不安や恐怖を感じる被災者の気持ちに寄り添い、その不安解消にみんなで力を合わせて取り組みながら、風評被害に無意識に荷担しがちな市民の気持ちを和らげるような情報提供に心がけ、がれきの広域処理を進められるお手伝いすること」と高いハードルに(汗)

2012-05-24 01:29:13
山本康史💉MMMP+罹患+P @yasusy1973

北九州市が作成した、がれき広域処理についてのQ&A(http://t.co/ylpUuEIl) 今日の勉強会で「もうすこし知りたいね」、といっていた内容についてもそれなりに触れていました。

2012-05-24 01:43:52
山本康史💉MMMP+罹患+P @yasusy1973

(追1)昨晩は広域がれき処理の課題を被災者に寄り添う立場なら、という自分の視点で考えたが、実際にはもっと多くのステークホルダーが関わるのががれき処理の課題だろう。 例えば、処理施設の近隣住民、近隣の農林水産業者、処理施設の管理者・労働者、等々

2012-05-24 13:19:34
山本康史💉MMMP+罹患+P @yasusy1973

(追2)県・市町も勿論その一人だろう。自分がどう思うか? と同じかそれ以上に他の方ならどういう視点で考えるのか? 想像力の翼を広げた方が、自分の考えに深みと幅が出るし、他の方の意見に耳を傾ける事ができると思います。

2012-05-24 13:37:25