為末大さん@daijapanの【絶対に負けられない人達の世界観】について 「負けられないと、負けたくないは結構違う。」
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キャッチコピーで”絶対に負けられない戦いがある”というのがあるけれど、まさしく人生をこのキャッチコピーで生きている人を見る。全ての勝負に負けるような事があってはいけない。もし負けたらそれは終わりを意味していて、敗北や失敗は取り返しがつかないと感じている。
2012-05-24 06:24:18![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
あいつは終わったとか、もうだめだという言葉をよく使う人は、絶対に負けられないという世界観で生きていて、そして自分の人生をも同じ世界観で見ている。失敗してはいけないという重圧を感じながら日々を生きてるか、もしくはあの日のあの敗北や失敗はもう取り返しがつかないと思いながら生きている
2012-05-24 06:27:46![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
人の能力は生まれながらに決まっていて、人生はそれを明らかにする試験である。負けられない人の世界観にそういう印象を僕は持っている。この世界観では人は失敗を失敗としてしか捉えられない。失敗や敗北は自分の能力のなさを露呈するもので、評価を落とすものでしかないという世界。
2012-05-24 06:29:05![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
試験の結果を賢いねと褒めた場合と、よく努力したねと褒めた場合、前者は次により難しいテストに挑むのに抵抗を示し、後者は意欲的に取り組む傾向があるというテスト結果がある。子どもの頃から絶対に負けられない戦いを覚えてしまうと、勝てる試合しかしなくなり、結果勝負弱い人間ができあがる。
2012-05-24 06:33:20![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
失敗や敗北が取り返しがつかないと感じている人は、失敗が失敗のまま過去に留まっている。本当はそこに一生懸命に挑んでいた自分の姿があって、それこそが褒められるべきものなのに、結果ではなく過程を褒められた経験が少ない。絶対に負けられない世界観の家庭もまた、そうである事は多いと思う。
2012-05-24 06:41:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
本当は負けや失敗は、思っているより悪くない。そもそも何が負けて何が失敗かなんて本当にわからない。僕も負けたレースがたくさんあるけれど、あれを負けていなかったらと思うとぞっとする。引退後の人生で栄光を汚さないようにと勝負を避けていたかもしれない。負けがくれるふてぶてしさは役に立つ
2012-05-24 06:50:22![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【終わり】絶対に負けられないと思っていた戦いに負けて、僕は今ものうのうと、むしろ負けてよかったとすら思って生きている。負けによって失われる価値はそもそも装飾でしかなく、時々負けてさび磨きをする事が大切だと、僕は思っている。
2012-05-24 06:53:32